叱らない子育ては自由奔放にさせること!? 迷惑でもよその子には注意しづらい現実

LIMO / 2019年8月1日 19時45分

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叱らない子育ては自由奔放にさせること!? 迷惑でもよその子には注意しづらい現実

子育ての仕方は子どもの性格や各家庭の方針などで変わるので、一概に何が正解とは言えません。ただ、人に迷惑をかけてしまうような子育ての仕方は考えものです。しつけに対してはいろんな考え方がありますが、どんな方法が良いのでしょうか。また、よその子の態度や行動が気になったときは口出しをしても良いのでしょうか。

子どもがしつけを守れるようになるには時間がかかる

核家族でワンオペ育児が増えている現代社会は、母親に育児の責任が集中しやすく、子育てへのプレッシャーも大きくなっています。また、狭いコミュニティ内で周りと比べすぎてしまうと「自分の子どもだけできない、成長が遅い」と落ち込んでしまうこともあるでしょう。

しかし、子どもがしつけを守れるようになるためには、「脳の機能、身体機能、基本的信頼感、経験」が十分に成長し、満たされる必要があるとされます。子どもは何百回と教えてもらい、何十回と失敗を重ね、心身の成長とともに少しずつできるようになるもの。そのため、子どもなりに自分で納得し、教えられたことを積極的に実行しようとする気持ちや機能が熟してくるのを待つことも大切なのです。

「叱らない子育て」に周りが困惑

とはいっても、最近さまざまなメディアなどでも紹介されている「叱らない子育て」に遭遇してモヤモヤを感じる人も少なくないのではないでしょうか。

上記の通り、子どもがしつけを守れるようになるには時間がかかり、すぐに守れないのは仕方がないこと。しかし、友だちのおもちゃは平気で奪うし、気に入らないことがあると叩くわ蹴るわという子どもに対して「子どもだからしょうがない」と注意もしない親も存在するようです。

また、「叱らない子育て」を提唱している大手幼児教室で、子どもが他の子を叩いても「遊びたいだけだよねー」という言い方をするように推奨され、少し違和感を感じたという人もいます。

叱らない子育てとは「自由奔放に育てることである」と勘違いした親が子供をわがままにしてしまうと、周りが迷惑を被ることになりかねません。本来、叱らない子育てとは「子どもが好ましくない言動を行ったとき、カッとする気持ちをおさえて冷静になる」ことであり、全く注意しないというのは違うのではないでしょうか。

子どもの言いなりになったり、子どもが何をしても許したりするのではなく、「ダメなことはダメ」だとしっかり伝えることは親の役目です。さもなければ、なんでも自分のしたいことができると勘違いした問題児であふれてしまいかねません。

よその家の教育方針には口が出しづらい

それでは、よその家の子が困ったことをしていた時に注意をして良いものでしょうか。命に関わることなら「危ない!」と声をかけやすいものの、マナーに関することは注意するべきなのか迷ってしまいますよね。

たとえば、おやつを出した時に「いただきます」と言わずに食べ始めてしまったり、人のおもちゃを投げて壊したりなど、自分の子供にしつけをしていることをよその子が守れなかったら…。

人の子に注意することでその家の育児を否定することにもなるという考えもあります。注意された子どものママは注意されたことに傷ついてしまったり、その後の関係が悪くなる可能性もあるので、よその子を注意する時はどんなに仲の良い間柄でも配慮が必要になります。

いずれにしても、他人の子供を注意するのは非常に勇気がいることです。他人からの指摘は、自分一人だと気づかなかった点に気づけるきっかけにもなるので、注意を受けた側は「お節介なのよ!」と憤るのではなく、「教えてくれてありがとう」という気持ちで受け止められるといいですね。

おわりに

子供をしつけるのはとても大変ですし、多大な労力がかかることです。物事の善悪がわからない子供に繰り返し繰り返し教えて、できる日もあれば、できない日もあったり…。

焦って感情のままに怒りをぶつけるのは良くありませんが、「叱らない子育て」の意味を履き違えて周りに迷惑をかけるのもいけません。きちんと「ダメなことはダメ」と伝えることが大切ですし、もし友達のママに注意された時も冷静に考えてダメなことをしていたのであれば素直に受け止めてみましょう。

しつけの方法は試行錯誤だと思いますが、知らず知らずのうちに周りに迷惑をかけていたなんてことがないように気をつけたいものです。

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