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教育格差は「親の経済力」の差って本当?焦って塾を利用する前に知っておきたいこと

LIMO / 2019年7月31日 19時15分

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教育格差は「親の経済力」の差って本当?焦って塾を利用する前に知っておきたいこと

「教育格差が広がっている」と聞くと、「子どもを塾に通わせなければ」と焦る人も多いのではないでしょうか。もちろん、塾に通って学力アップを狙うのも1つの手段です。

しかし、通塾には金銭的な負担が発生します。「お金をかければ本当に学力が上がるのか」と不安な方もいるでしょう。そこで今回は、塾に関する気になるあれこれをお伝えします!

学力を左右するものは「親の経済力」だけではない

経済的に余裕がある家庭の子は、習いごとにたくさん通うことができ、学習環境が整っているケースが多いでしょう。しかし、だからといって「富裕層の子どもはみんな勉強ができる」という訳ではありません。むしろ、勉強に消極的な子も存在します。

これには、「親からの愛情不足」が関係していると考えられます。親から愛されていると感じられない子どもは、自分に自信がなく気持ちをうまく表現できない、自分自身がどういう人間なのか分からないといった状況に陥りやすくなるのです。

そして精神的に不安定になってしまうと、勉強の意欲がわかない原因に繋がる可能性も。お金も大切ですが、まずは愛情をかけて子どもと接するように意識した方が良いでしょう。

塾にかかるのは授業料だけじゃない!?

いざ塾に通わせるとなると、毎月の授業料に加えてさまざまな費用を捻出しなければなりません。「授業料だけだと思っていたら大変な目に遭った…」と驚くことがないよう、事前に知っておきたい項目を学んでおきましょう。

各講習代

長期休暇には、夏期・冬期講習などが実施されることがあります。さらに個別指導の塾の場合、集団より高くなる傾向にあります。授業回数が多いと、数十万円の出費になるケースも珍しくありません。

このほか、定期テスト対策の講座を設けている塾も。入塾前に、ある程度の見積もりをしておいた方が安心でしょう。

模試代

学力や合格の可能性を確かめるため、模試を数回受けることもあるでしょう。

塾経由で申し込むと多少安くなる場合もありますが、それでも1回あたり数千円の出費になります。自宅から会場までの交通費も頭に入れておきましょう。

学校の見学や説明会に伴う費用

志望校を絞るため、複数の学校に足を運ぶことも視野に入れておく必要があります。

その際の交通費や、その帰りに立ち寄る外食代が意外と高くなることも。本命だけではなく滑り止めの学校も見に行くとなると、その費用はかさんでいきます。

これらは塾に直接払うわけではありませんが、「受験前に必要なお金」として把握しておきましょう。

受験料

中学受験をする場合、国公立は数千円ですむことがほとんどですが、私立となると2~3万円ほどかかることがほとんどです。

高校受験も同様に、国公立は数千円であるものの、私立は2~3万円かかります。また大学受験は、センター試験が1万円以上(科目数で異なる)、私立大学は3万円以上かかるところが多いようです。

何校も受験するとなると、受験だけで費用がかさみます。

学習アプリという手段も

「高額な授業料や講習代は払えない」という方には、学習アプリの利用もおすすめです。

これは、スマートフォンやタブレット、パソコンを使って勉強できるアプリのこと。問題を集中的に解くものや、授業の映像を観て学習するものなど、さまざまなタイプがあります。

そのメリットは、なんといっても費用が安いという点でしょう。なかには、毎月1,000円以内で授業動画を観られるアプリも存在します。テキスト代がかかるケースもありますが、それでも塾の費用に比べるとリーズナブルでしょう。

そのほかにも、分からないところは何度も再生できる、自宅や移動中でも学習できるといった強みも兼ね備えています。忙しい受験生にとって、好きなタイミングや場所で学べるのは嬉しいですね。

夜遅くまで塾で勉強するリスク

テストや受験が近くなってくると、どうしても授業数が多くなったり、授業後に先生に質問しに行くなどで、帰宅が遅くなりがちです。

物騒な事件も多い中、子どもを1人で帰宅させるのは心配です。かといって、毎回お迎えに行くのも親にとっては負担になってしまいます。きょうだいの急病など、どうしてもお迎えにいけないときもあるでしょう。

移動時間そのものが、子どもの負担になることも。移動時間がなければ、その分睡眠時間を長くしたり、リラックスする時間を確保できます。

通信教育やアプリの活用は、このような悩みを解消する効果もあります。

家で勉強に集中できない場合は、家の学習スペースの見直しや図書館の活用など、一工夫で解決できることもあります。

まとめ

塾を利用するとなると、どうしても金銭的負担が大きくなってしまいがち。でも、大切なのは「いくらお金をかけたか」より「愛情をたっぷり注いでいるか」なのではないでしょうか。

また、子どもと一緒に図書館に通う、美術館・博物館などに行くことも立派な教育です。無料で参加できる講座なども、市区町村で開かれています。「子どもと一緒に学ぼう」とする親の姿勢こそ、教育の本質なのかもしれません。

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