他人の子どもから暴力を受けたら…その親に報告する?しない?
LIMO / 2019年8月10日 19時45分
他人の子どもから暴力を受けたら…その親に報告する?しない?
2~3歳頃の男の子は、お友達や兄弟との遊びの中でぐんぐん“やんちゃ力”を鍛えていきますよね。中には、大人にダメージを与えるほどのキックやパンチを繰り出す子どももいます。もし、あなたが他人の子どもから暴力を受けた場合、どう対処しますか?
その場で注意して事を収めますか?それとも、その子どもの親にまで報告しますか?筆者が実際に体験した、保育園へのお迎え時に暴力をふるう男の子のエピソードをご紹介します。
初体験!他人の子どもからの暴力
筆者の息子が保育園の2歳児クラスに通っていたときのエピソードです。世間には「魔の2歳児」という言葉もありますが、元々マイルドな性格のわが子には目立ったイヤイヤ期なども見られず平穏な日々を送っていました。
そんなある日、いつも通り息子を迎えに保育園に行ったときのこと。息子と同じクラスのAくんが、息子よりも早く筆者の存在に気が付き、駆け寄ってきてくれたのです。そこで筆者は「Aくん、こんにちは!」と声をかけました。すると彼は、持っていた絵本を両手で持って頭上に振り上げ、そのまま筆者の頭を目がけてパコ~ン!と叩き下ろしてきたのです。
一瞬、何が起こったのか判断できず、唖然としたのを覚えています。筆者が「痛いなぁ~絵本をそんな風に使ったらダメだよね。」と言うと、Aくんはニヤニヤしながら去って行きました。
また別の日、Aくんは筆者の顔を見るやいなや笑顔で飛んできて、筆者の腹部目がけて強烈パンチ!不意に腹部にパンチをもらうと、子どもの力でも十分ダメージがあります。そのときウッ!となりながらも「なぜ、こんなことするの?」とAくんに聞いてみましたが、笑うだけで全く答えてくれませんでした。
親や先生に報告すべき事案ではないと判断
Aくんの暴力行為を見て、担任の保育士は何も言わないのか?と疑問に思われた方もいるかもしれませんね。しかしAくんの暴力行為は、先生方が筆者の息子を呼びに行ったり、息子の帰り支度を手伝ってくれたり、他の子どもを見ている隙に起こるので、全く気付かれていない様子でした。
また痛みはあっても、Aくんの暴力によって実際にケガを負うことはありませんでした。そのため、筆者自身がAくんとの間で解決する問題であって、わざわざ保育士の先生方やAくんの親にまで報告すべき事案ではないと判断したのです。
その後も時々ではありますが、Aくんによる暴力は続きました。毎回、「なぜ、叩くの?」「おばちゃん、悲しいなぁ…」など、声をかけてみるのですが、Aくんが私に暴力をふるう理由を話してくれることはありませんでした。
Aくんの親に報告して全てが解決!
ある日、Aくんのお母さんが普段より30分早く保育園のお迎えに来たことで、筆者とお迎えのタイミングが重なったことがありました。ちょうどよい機会だと思い、思い切ってAくんから時々キックやパンチをされることがあるということをAくんのお母さんに告白してみたのです。
すると、Aくんのお母さんはびっくりした顔をされて、何度も何度も頭を下げられました。そしてAくんのパーソナルな部分について教えてくれたのです。筆者はAくんのお母さんに聞くまで全く気付かなかったのですが、Aくんは1歳半健診で自閉的傾向があるといわれたそうです。そして2歳を迎える頃から、“言葉”よりも“暴力”をふるう方が他人の気を引けると考えたようで、興味がある人や好きな人に対して暴力をふるうようになったのだとか。
Aくんのお母さんの話を聞いて、Aくんが暴力をふるう理由が筆者を嫌ってのことではないということがわかって、ひとまずホッとしました。そしてAくんのお母さんに、次Aくんから暴力をふるわれたときは、どう対処すればよいか聞いてみたところ、「もしよかったら、Aくん、大好きだよ!」って言ってあげてくださいといわれたのです。
その日からAくんが筆者のところに寄って来てくれた時には、「Aくん、大好きよ~!」と言いながら、頭をなでたり、ギュッ!と抱きしめたりするようにしました。それ以来、Aくんから暴力をふるわれることは全くなくなり、良好な関係を築けています。
あの時、Aくんのお母さんとお話しできたことを感謝すると同時に、なぜもっと早く相談しなかったのだろうと大きな後悔の念に駆られました。
子どもの親に相談するのがベスト
2~3歳頃の子どもにとって、自分の感情を言葉で正確に伝えることは大変難しいことです。言葉で伝えられない分、大人には想像のできない言動で気持ちを表現することもあるでしょう。
もし他人の子どもの言動が理解できず、対応に困ったら、1人で悩まず、その子どもの1番の理解者である親に相談するのがベストだと考えます。その言動の理由が判明すれば、きっと良好な関係を築くことができるでしょう。
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