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夏が来ると思い出す「言葉の裏にある意味を理解する」のが苦手な子。発達障害児の育児奮闘記

LIMO / 2019年8月7日 20時30分

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夏が来ると思い出す「言葉の裏にある意味を理解する」のが苦手な子。発達障害児の育児奮闘記

【マンガ記事】まっきーの発達障害アルアル日記

言語発達遅延という発達障害で支援級に在籍中のまっきーを育児中のなおにゃむさん。日々イレギュラーな出来事に奮闘する様子を赤裸々かつ漫画で分かりやすく語ってくれます。

ほわっと癒される発達障害あるあるが満載の、まっきーとママのなおにゃむさんの育児日記の第9話です。

第9話:そういう意味じゃない

 
 

 

 
 

 

 

なおにゃむさんは、「言語発達遅延」という発達障害をもつ小学4年生のまっきーのお母さん。夏になり、まっきーが通う学校でも、プールの授業が始まりました。小さい頃から、水遊びやプールが大好きなまっきーは大喜び。支援級のお友だちの中にも、プールの授業が好きという子は多いようです。

なおにゃむさんは「そうそう、プールといえば、こんなことがあったなあ…。」と、あるエピソードを思いだしました。

まっきーが小学校1年生の時のことです。なおにゃむさんは、小学校のプールの授業を見学に行きました。先生方の指導のもと、ビート板を使って泳いだり、水遊びをする子どもたち。皆、のびのびと楽しそうに参加しています。そこへ先生がホイッスルを鳴らして言いました。「よし、それじゃあ今から自由時間だ!」

すると、当時、支援級の5年生だったIくんが、プールからあがると、すたすたとプールの外に向かって駆け出しました。先生が慌てて、「こら、Iくん、外に行くんじゃない!」と後を追いかけます。いきなり目の前ではじまった、奇妙な追いかけっこに「ええっ⁈ なにごと?」と驚くなおにゃむさん。

あとで聞いたところ、どうやらIくんは、先生が言った「自由時間」を、「(プールの中で)自由に遊ぶ時間」ではなく、「自分がとことん自由にしていい時間」と思ってしまったようだということでした。

発達障害児の中には「言葉の意味をそのままストレートに受け取ってしまう」という特性を持つ人がいるそうです。この特性は、一般的に『字義通り性』とよばれ、言葉とその意味を理解することはできるのですが、ことわざや慣用句のように、その言葉の裏に別の意味がある場合に、それを汲み取るということが難しいことがあり、日常生活の中では、「冗談が通じない」「皮肉を言われたのに気がつかない」という事象として現れることが多いのだとか。

「発達障害」といっても、ひとりひとりが持つ特性はそれぞれ。なおにゃむさんにとって、まっきーを見ているだけでは気がつかないけれど、こういった特性を持つ子もいるのだなあと、ひとつ勉強になった夏の思い出なのでした。「まっきーの発達障害アルアル日記」、また次回もお楽しみに。

ご注意:本記事は発達障害と診断されたお子さんを育児中の方の体験記であり、発達障害の症状等を医学的に説明するものではないことをご理解頂けますと幸いです。

【マンガ記事】まっきーの発達障害アルアル日記

言語発達遅延という発達障害で支援級に在籍中のまっきーとママのなおにゃむさんの育児日記。当たり前だと思っていたことが当たり前じゃない、イレギュラーの連続の中で、まっきーに癒されながら子育てをするなおにゃむさんの本音が満載です。

これまでのお話

第8話 少しずつだけど(https://limo.media/articles/-/12380)

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