毎月10万円貯められる人は何をやってるの? 節約とお金を増やすコツとは
LIMO / 2019年8月11日 20時45分

毎月10万円貯められる人は何をやってるの? 節約とお金を増やすコツとは
みなさんは毎月いくらくらい貯金をしていますか? 貯金したくても全然貯まらないという人もいれば、毎月しっかり貯めている人もいると思います。
総務省の「家計調査報告[家計収支編] 2018年(平成30年)平均結果の概要(https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_gaikyo2018.pdf)」によると、2人以上世帯のうち勤労者世帯における月の黒字は139,811円、黒字の内訳のうち預貯金純増は102,605円と10万円を超えています(※1)。今回は月10万円貯められる人に聞いた節約してお金を増やすコツを見ていきます。
※1 黒字:可処分所得から消費支出を差し引いた額、預貯金純増:銀行などの金融機関への預貯金の預入額から引出額を差し引いた額
無理なく節約するための行動リスト
固定費を安く抑える
固定費は、家賃・保険料・光熱費・通信費など毎月決まってかかる費用です。固定費を減らすメリットは、一度安いサービスに乗り換えてしまえば毎月やりくりする必要はないので、比較的ストレスなく節約ができること。たとえば、スマホを大手キャリアから格安スマホに変えたり、電気料金や保険料をより安くできないか見直しをしてみましょう。
買い物をする時は即決しない
節約上手な人は買い物では予定していたもの以外買いませんし、もし欲しいものができた場合も即決はしません。どんなに衝動買いしたくても、一度クールダウンするためにお店から出て、本当に必要なのかをよく考えましょう。それでも買いたいと思った時は、他に安く購入できる方法を調べたり、似たようなものが安く購入できないかチェックしてから決めましょう。それが癖になると、自然と節約できるようになるでしょう。
ふるさと納税で節税する
自分の故郷や応援したい自治体に実質負担2,000円で寄附ができるふるさと納税。この制度で手続きをすると、所得税や住民税の還付・控除が受けられます。また、地域の名産品などの返礼品も魅力的ですよね。ただし、控除の上限額は年収や家族構成で違ってくるので、寄附できる上限額を調べる必要があります。
メリハリ出費でストレスが少ない節約を
いくら貯金を増やしたいからといって、節約節約と切り詰める毎日では気が滅入ってしまいます。そこで、すべてを我慢するのではなく、「使うもの・使わないもの」のメリハリをつけて節約することを考えましょう。
たとえば、「平日は自炊やお弁当を作る代わりに週末1回はおいしい外食を食べる」など、頑張ったことに対して小さなご褒美があると頑張りやすいですよね。だらだらお金を使うのはいけませんが、出費をコントロールした中で好きなものにお金を使うというやり方をすればストレスも溜まりにくくなります。
お金を増やしていくときの3つのコツ
次に、お金を増やすために心がけたい3つのコツを紹介します。
家計簿をつける
お金を貯めるためには、まず自分が何にいくら使っているかを知り、どの項目でいくら削ることができるかを分析することが重要です。最近では家計簿アプリなどもあるので、スマホで管理すればいつでも入力できますよね。使いすぎていると感じる項目があれば、月にいくらまでに抑えるなど上限を決めて、その範囲でやりくりして出費を減らし、貯金などに回せるお金を増やしていきましょう。
ボーナスで貯金を挽回
「月に10万円貯金が目標だけど、月収が少なくて毎月捻出するのが厳しい」という人はボーナスを活用して一気に貯金を増やしましょう。月10万円を12カ月で120万円を年間貯金目標とするのならば、ボーナス2回を30万円ずつ60万円貯金すれば、残りの60万円は月に5万円ずつ貯金すれば達成できます。気が大きくなってボーナスを使ってしまう前に、定期預金に預けるなどして手をつけてしまうことを防ぎましょう。
つみたてNISAやiDeCoを活用する
さらに将来に向けてお金の備えをするための制度もあります。つみたてNISAやiDeCo(※2)は毎月一定額を自動的に積み立てて運用するもので、通常の投資に比べると運用益が非課税になるなどお得感がある制度です。月々決まった金額を投資に回すことで、うまく運用すれば貯金しておくより資産価値を増やすことも期待できます。ただし、運用する商品によっては元本割れの可能性があることも考慮しなくてはいけません。
※2 NISA:小額投資非課税制度、iDeCo:個人型確定拠出年金(つみたてNISAやiDeCoの大まかな特徴については『iDeCoとつみたてNISAとNISA、結局どれを選べばいいの?(https://limo.media/articles/-/8351)』参照)
おわりに
年収400万円が平均の現代では、毎月10万円を貯めるのは結構大変なことだと思います。しかし、収入が少なくても出費をコントロールしてしっかり貯めている人もいます。お金を貯めるためには「絶対に貯める」という強い意思が大切。まずは、家計簿をつけて何にお金を使っているかを把握して、無駄遣いを削ることから始めてみましょう。
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