オムロンの給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://www.omron.co.jp/ir/irlib/pdfs/yuho/20190619_82.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手制御機器メーカーであるオムロンです。

オムロンの平均年間給与はいくらか

オムロン（提出会社）の2019年3月31日時点での平均年間給与は821.6万円と800万円を超えています。また、従業員の平均年齢は44.2歳で40歳を上回っています。平均勤続年数は16.9年となっています。

オムロンの従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2019年3月31日時点で4741名。単体で4000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

インダストリアルオートメーションビジネス：2621名

エレクトロニック＆メカニカルコンポーネンツビジネス：599名

その他：372名

全社（共通）：1149名

また、連結の従業員数は3万5090名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

インダストリアルオートメーションビジネス：9968名

エレクトロニック＆メカニカルコンポーネンツビジネス：8361名

オートモーティブエレクトロニックコンポーネンツビジネス：5114名

ソーシアルシステムズ・ソリューション＆サービス・ビジネス：2511名

ヘルスケアビジネス：4686名

その他：1515名

全社（共通）：2935名

過去5年の業績動向

オムロン（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上高ですが、過去5年をみると、2015年3月期の8472億円から2017年3月期の7942億円まで減収が続きましたが、その後は2018年3月期は8599億円、2019年3月期は8594億円となっています。

また、法人税等、持分法投資損益控除前当期純利益については、2015年3月期の873億円から2017年3月期の654億円まで減益が継続しましたが、その後は2018年3月期は833億円、2019年3月期は754億円でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある当社株主に帰属する当期純利益は、2015年3月期の621億円から2017年3月期の459億円まで減益が続きましたが、その後は2018年3月期は631億円、2019年3月期は543億円となっています。

※オムロンの2018年3月31日時点での給与についてはこちら（https://limo.media/articles/-/7209）

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。