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夏に大きなお腹の妊婦はツラい! 猛暑・残暑をどう乗り切る?

LIMO / 2019年8月21日 10時25分

夏に大きなお腹の妊婦はツラい! 猛暑・残暑をどう乗り切る?

夏に大きなお腹の妊婦はツラい! 猛暑・残暑をどう乗り切る?

まだまだ暑さが残るこの季節。暑さの中では大きなお腹を抱えた妊婦は特に、すべての行動が大変になってきます。筆者は昨年、8月末に第一子を出産。妊娠後期以降はずっと猛暑の中を過ごしました。筆者自身の経験から、残暑厳しい中での妊婦の乗り切り方の一端をご紹介します。

お腹が大きいといつも以上に暑い! そして痒みも…

ホルモンの影響から高体温になると言われる妊娠初期。その後、妊娠中期や後期は平熱になり、体温も下がっていくとされています。しかし、どんどん大きくなるお腹を抱えているとひとつひとつの細かな動きでさえ息が切れ、ただ日常生活を送っているだけなのに体がポカポカと暑くなっていくことも珍しくありません。

筆者の場合、妊娠後期ですでに妊娠前より体重が10キロほど増えていたため、とにかく当時は何をしても暑苦しく、室内でも汗をかいてしまうほどでした。そのため家にいる時にはクーラーをちゅうちょなく使い、夜寝る時にもタイマーにせず、かけっぱなしにしていました。

また、お腹が大きいとお風呂に入るのも面倒になりがち。しかし、夏は室内にずっといたとしても汗を大量にかいています。さらにホルモンの影響や大きくなるお腹の皮膚が伸びて乾燥することによって、体が痒くなることもしばしば。筆者は毎日シャワーを浴びていたにも関わらず、妊娠中はずっとこの痒みに悩まされ続けました。胸やお腹、手足など全身がどんどん痒くなって、産婦人科でもらった薬を毎日塗りたくっていたほど。

デリケートゾーンを清潔にするためだけでなく、汗による汗疹や痒みのある皮膚トラブルを防ぐためにも、暑くて億劫でも毎日しっかりシャワーを浴びることをおすすめします。その際には保湿のために、お湯の温度は熱めではなくぬるめにしておく方が痒みには効果的です。

夏の産休中は、ヒマと外出の面倒くささのせめぎ合い

産休中で仕事がないと、多くの妊婦が「時間を持て余す」という状況に陥ります。これは特に第一子を妊娠中の人に当てはまるようで、昨年の筆者もそうでした。ヒマだけど外は暑くて出かけたくない。時間はあるけれど、資格の勉強や赤ちゃんの服の編み物などはやる気が出ない。そんなせめぎ合いがある中で、筆者がおすすめしたいのは大型商業施設と図書館です。

毎日暑いけれども少しウォーキングをしたかった筆者は、平日の昼間、通勤ラッシュを避けてバスに乗り、隣駅の大型商業施設にたびたび行っていました。ウインドウショッピングをしながらクーラーの効いた館内を歩くことができ、疲れたり喉が渇いたりしたらすぐに飲食店やベンチで休憩。体調が良い時には、レディースデーに館内の映画館で映画を2本観たことも。快適にヒマも潰せて運動もできる、まさに天国のような場所でした。

一方、よりお金をかけずに過ごしたい時には近所の図書館もいいでしょう。図書館内も本を探す中でウォーキングをすることができました。また育児本や赤ちゃん用の絵本などを読んで、産後に始まる子育てに思いを馳せることで、キツイ妊娠生活を乗り越える糧にしていました。また、自分の時間がゆっくり取れるのは今だけだと思い、いつか読みたいと思っていた長編小説を読んだことも。

暑さで家を出るのが億劫になりがちな妊婦。筆者は去年の妊娠中、家から一歩も出ず、テレビやネットをして1日が終わった時には罪悪感や孤独感から精神的に辛くなっていました。もちろん無理して外出する必要はありませんが、筆者の場合はそんな時に商業施設や図書館で外の空気に触れることで、妊娠中の不安な気持ちを和らげてくれることにもつながりました。

大丈夫、1年後の夏は子どもと笑顔で過ごしている

妊娠中だった昨年の夏は、赤ちゃんが生まれる楽しみよりも、とにかく「辛かった」という記憶しかありません。どんどん大きくなるお腹、腰や恥骨の痛み、全身の痒み、無事に出産できるかという不安、暑さで体もベタベタ、することがなくてヒマ、すべてがイライラ…。しかし今、1歳になる子どもの成長を見て幸せを感じるたびに、去年の自分の頑張りを褒めてもいいと思うようになりました。あの暑い夏を乗り越えたから、今があるのだと。

赤ちゃんが生まれたら、しばらくは寝不足が続き、自分の時間を自分の好きなように使えなくなります。妊娠中はゆったりとした時間の中で、体調を第一優先し、マタ旅などの無理な行動は避けて、いかにストレスなく快適な状態を作っていくかが大事ではないでしょうか。

妊娠中の夏は本当に大変ですが、気負うことなく自分のゆったりとした気持ちで過ごすこと。今、残暑で苦しんでいる妊娠中の方も、1年後には今の筆者と同じように子どもを目の前にして「あの時の自分、よく頑張った!」という気持ちになっているはずです。

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