トイトレ失敗続きで悟った、我が子が「一般的」でなくてもいいということ
LIMO / 2019年8月28日 20時15分
トイトレ失敗続きで悟った、我が子が「一般的」でなくてもいいということ
もうすぐ夏が終わります。「洗濯物が乾きやすい、失敗して濡れても冷えにくい、来春の幼稚園/保育園への入園を見据えても余裕がある、トイトレに最適な季節は夏!」と言われているため、1~3歳児ぐらいでチャレンジしている子どもも多いでしょう。でも、なかなか思うように進まず、悩んでいるママやパパもいるかもしれません。
ここから紹介するのは、申し訳ないのですが、成功例ではありません。「夏にオムツを外さなきゃ!」「○歳までにトイトレ完了しなきゃ!」「ママ友やネットは『こういうふうにすれば、トイトレは進む』って言うけど、全然うまくいかない!」と焦りながらも、親子で奮闘してきた我が家のトイトレの歩みを記したいと思います。
オムツ脱出組が出始めると焦りも
筆者の娘は0歳児から保育園に通っています。よく「保育園に通っていると、保育士さんの上手な指導や周りの友達の影響で、トイトレはスムーズに進む」という話を聞いていたので、最初はのんびりと構えていました。1歳児クラスからは保育士さんが規則的にトイレに座らせてくれるので、出たり出なかったり……という経験を積み始めていたのですが、秋頃からオムツ脱出組が続々と現れはじめたのです。
最初は、兄弟がいる子のトイレの成功率が上がりだし、それを見て周りの子も「パンツにしたい!」とがんばるという相乗効果が生まれていたのですが、我が子は至ってマイペース。「パンツはかわいいよ~」「○○ちゃんと一緒だよ~」などといった声掛けもどこ吹く風で、「この子には一般的な方法が通用しない……」と、少し焦りだしました。
2歳児クラスからは、保育園を転園したので、我が子が馴染むのを待ちつつ、保育士さんの「そろそろ、どうでしょう?」という言葉もあって、夏の終わりから本格的なトイトレをスタート。夏が誕生日の我が子、すでに3歳になっていました。「一般的」にはトイトレが済んでいる子どもが多いと言われる年齢です。
それでも、保育士さんの「子どものペースで大丈夫!」という言葉や、上の子がいるママの「必ず外れるから大丈夫!」という言葉に、もちろん親として促すことは大切だけれど、「一般的」に縛られることはないと思えました。
失敗を繰り返しながら何年もかけて進んだトイトレ
トイトレは、保育士さんの助言から、保育園や家で昼間に過ごす時はパンツにする、という方法で行われました。最初は失敗ばかりでフォローに追われましたが、やっぱり濡れることは気持ち悪いのか、おしっこは数か月を掛けてトイレでできるようになりました。
しばらく、寝るときだけはオムツに代えていましたが、3歳児クラスになった頃からはパンツに。最初は頻発していたおねしょも、4歳児クラスになった頃にはグッと減っていました。
もうひとつ、家や保育園では大丈夫になっても、外出先のトイレはイヤがるという問題も発生しましたが、近所の子ども広場から慣れていって、次は図書館で、次は駅で……というように、順を追ってクリアしていき、4歳の頃には新幹線などの長距離移動も、安心してパンツで過ごせるようになりました。
読んでいただくとわかると思うのですが、ここまでの我が子の様々なトイトレにまつわる全てが、数か月、数年単位での達成です。「ひと夏」や「パンツをはかせたらすぐ」成功する子どももいるのかもしれませんが、体質や成長、性格が関わって、我が子のようにゆっくりと進んでいくタイプの子どももいます。もちろん、親は大変ですが、我が子に合った方法や進め方を考えていくしかないと、今は思えます。
グッタリしないと言ったらウソになるけれど…
そして我が子、5歳になった今でも、たまに「付いてきて」と言うくらいトイレが苦手です。そのため、トイレに絵を飾って楽しい雰囲気にするなど、引き続き工夫はしています。
また、ウンチは未だにスムーズではなく、ちょっと失敗することも。運動や食事を意識して「ウンチが苦にならない、スムーズに出やすい体」を目指し、子どもが遊びに夢中になっている時も「トイレ面倒くさがっていない?」と声掛けしています。
とはいえ、何年も失敗が続いているわけで、グッタリしないと言ったらウソになります。でも、以前とは違って、我が子自身も少なからず「がんばりたい」と思っていることが伝わってくるので、心強い思いです。もちろん、うまくいった時は筆者も素直に嬉しいので、褒めまくっています。
トイトレは我が家に、「一般的」というのはあくまで基準であること、そしてゆっくりでもいいから親子で成長していくことの大切さを教えてくれました。子どもは十人十色。これから、トイトレも何事も、しっかり受け止めて進んでいきたいと考えています。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「ママの心、大丈夫ですか」保育士の声掛けに救われた…くわばたりえさんが、子育て通じて保育士の仕事の素晴らしさ実感 “未来の保育士”にエール
北海道放送 / 2024年4月19日 20時2分
-
発達凸凹っ子の“小1の壁” 、かんしゃくや言葉の遅れ…「みんなと違う」子の就学前の心配事や対応は?
ORICON NEWS / 2024年4月16日 16時10分
-
1歳児が卵サンドを作ったら…予想外の結末に200万再生「ある意味、天才w」「胃袋の中で完成させるタイプ」
ORICON NEWS / 2024年4月12日 8時30分
-
入園式で「ママと離れて大泣き」「場外逃走」した子どもたち、卒園式では…… 元幼稚園教諭ママの「あるあるまとめ」に頷きが止まらない
ねとらぼ / 2024年4月6日 10時30分
-
「unico」おしゃれ雑貨に子育て世代が大注目!→まさかの理由は…… 納得の既視感に「子鉄のトイトレが進みそう」「確かにィィ!!!」
ねとらぼ / 2024年4月4日 10時0分
ランキング
-
1迷惑おじさんキャンパーの“ある行動”のせいで家族キャンプが台無し。注意するとまさかの反応
女子SPA! / 2024年4月14日 8時47分
-
2【春から夏に増える肌の悩み】ニキビ、乾燥に大差をつけた1位はこの季節だからこそ対策が必要な回答
よろず~ニュース / 2024年4月22日 12時10分
-
32ストロークエンジン車は、なぜあまり見かけなくなったのか?
バイクのニュース / 2024年4月22日 9時10分
-
4ゲームプログラミング入門書、横浜の15歳が完成 「ないなら自分で書く」制作経験盛り込んだ380ページ
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年4月22日 11時30分
-
5「車検通ってるのに…」 でも「整備不良」になることも? SNSで話題の改造トラブル、なぜ? NGとなる理由とは
くるまのニュース / 2024年4月22日 9時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください