「30代で非正規、年収200万円」将来が不安…転職すべき?婚活すべき?

LIMO / 2019年8月31日 20時15分

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「30代で非正規、年収200万円」将来が不安…転職すべき?婚活すべき?

30代女性から、「非正規雇用で年収が低いので転職するべきか、それとも婚活に力を入れるべきか悩んでいます」とのお悩みが届きました。

「30代実家暮らしです。週5で働いていますが非正規雇用です。年収は200万円台で、実績になるような仕事内容ではなくすぐにAIに仕事を奪われそうです。このままでいいのか不安です。収入を増やすために転職した方がいいのかな…とも思いますが、親に相談すると『結婚すればいい』といいます。婚活をするべきでしょうか?」

結婚したら安心なのか、婚活すれば必ず結婚できるのか

こんにちは。恋愛・婚活コンサルタントの菊乃です。

今の現状では未来が不安ですね。30代でしたら、ご両親は60代か70代ではないでしょうか?いつまでもお元気であるに越したことはありませんが、ご相談者様も親御さんも若く戻ることはできません。

結婚で生活を安定させるなんて昭和志向。結婚で生活は安定しません

将来が不安だと、「結婚すればいい」というアドバイスをする方は世の中に一定数おります。親世代はそんな風に考えている方は多いのかもしれません。

でもね、結婚すれば将来の不安はなくなるの?そんなことはありません。
離婚する夫婦は珍しくはないのですよ。

厚生労働省の「人口動態統計」(2017年)によると、1980年は婚姻77万組に対して離婚は約14万件です。2017年は婚姻60万組に対して離婚は約21万件です。婚姻件数に対する離婚件数の割合は約18%(1980年)から約35%(2017年)と倍近く増えました。

また、収入が安定している大手企業勤務の男性と仮にご結婚できたとします。富士通、日産、NEC、東芝、大正製薬など大手企業が早期退職者を募りリストラを行うニュースが流れますね。結婚すれば安定なんて昭和志向なのです。これは仮に結婚できたことを仮定した場合のリスクです。でも、その前に婚活すれば結婚できるわけじゃありません。

婚活市場で年収200万円台非正規雇用女性を同年代正社員男性は選びません

あなたはどんな人と結婚したいでしょう?

婚活中の女性の話を聞いていると「高望みしているわけじゃないんですけど」とか言っておきながら「せめて年収は〇〇万円以上で、優しくて、清潔感があって話を聞いてくれて、話していて楽しい人。できれば大卒で同年代がいい」と多くの女性が言います。

結婚で生活を安定させたいと思っていらっしゃるということは、お相手の男性の年収は平均か平均以上をお望みなのではないでしょうか?

国税庁の「平成29年 民間給与実態統計調査」(2017年) によると、30~34歳男性の平均給与は461万円、35~39歳男性の平均給与は517万円です。

多くの女性とは、年収600万円以上の医療関係者、公務員、20代総合職などあなたより条件面で優れている女性も、あなたより美人もあなたより胸が大きい人も含まれます。

婚活をして出会う男性は、あなたと他の女性を比較するのです。あなたを選ぶメリットって何でしょうか?

共通の趣味があって話が合うとか、ものすごく料理が上手とか何かあれば別ですが。あなたと結婚したら何かいいことはあるのでしょうか?

婚活さえすれば出会えると甘く考えてしまう方は多いのですが、自然な出会いよりも婚活の場はある意味では厳しいのです。もし、同じ職場で出会ったり、共通の趣味の集いであれば雇用形態などのスペックではなく価値観や人柄から惹かれあって結婚することはあるでしょう。しかし、婚活って先に外見と条件が目に付くのです。そこでナシならば、深い関係には至らないでしょう。

女性も30代になると一人暮らし正社員女性のほうが婚活で有利です。男性の中には女性の年収をさほど気にせず婚活をしている方も多いのですが、自分と環境が似ている人を配偶者に選びがち。自分と育った環境が似ていて、近い学歴できちんとキャリア形成している女性を選びがちなのです。

日本労働組合総連合会の「非正規雇用で働く女性に関する調査2017」によると、新卒で働いたときに正規雇用で働いていた女性の70.9%は夫がいるそうですが、初めについた仕事が非正規雇用だった女性の場合は結婚している方は26.9%です。

ただ、誰とも出会えないとは言いません。ご自身と釣り合う同じレベルの男性とご縁はあるでしょう。10歳以上年上男性かもしれませんし、全国転勤がある仕事の方だったり、同年代の男性でもお相手も実家暮らしかもしれません。あるご縁の中で自分は自分なりの幸せを作るのもよいかもしれません。

正規雇用ですが、アラフォーで初めて彼氏ができたという実家暮らしの女性がおりました。彼女のお相手も実家暮らしの男性でした。

非正規雇用ならば婚活以前にキャリアアップ

婚活したからといって結婚できるわけじゃありません。出会いは買えても魅力は買えませんので。婚活サービス業者であればここで「じゃあ婚活しましょう」と言って婚活の後押しをするかもしれません。結婚できなかろうが、売り上げにはなります。

私は婚活よりキャリアアップを優先することをおすすめします。せめて同時進行で。
ただ、今の状態で転職サイトに登録しても「ご紹介できる求人はありません」と表示されるだけでしょう。

仕事の実績がない方の多くが「人と会うのは苦手。営業は無理だから事務ならできるかも」と思って事務職を希望しがちです。しかし事務職は新卒の女性も希望する人気職で、スキルも経験も若さもない方はここでも選ばれにくいのです。

仕事は世の中にたくさんあり、自分が知らなかった仕事もあるでしょう。気が付いていない自分の強みもあるでしょう。そこをきちんと把握しないで、視野が狭いまま転職活動をしないように。そういう方向けに「ジョブカフェ」という行政の支援サポートがあります。

仕事の探し方、自分の経験をどう強みにして職務経歴書に書いたらいいか、そういうことをキャリアアップのプロからアドバイスしてもらって転職活動をしましょう。「ジョブカフェ 〇〇県」で検索すればお住いの自治体のサービスがわかります。東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の方であれば飯田橋にある「東京しごとセンター」が最もサービスが充実しているでしょう。

結婚相談所の中には非正規雇用やなかにはアルバイト、無職という女性会員もおります。男女比でいえば相談所は男性のほうが人数が少なく男性が有利ですのでなおさら選ばれる可能性は低いのです。

自分の人生を使ってギャンブルしたければどうぞご自由に

それでも「実家暮らしで派遣社員だった人が30代で正社員男性と結婚したよ。別に結婚して仕事を辞めるかもしれないんだしキャリアアップしなくたっていいじゃん」という方もいるでしょう。

そりゃ、非正規雇用=結婚できないではないのでご縁があって結婚される方もいるでしょう。
でもね、それって運がよかったのよ。「このままの私を好きになってくれる男性と出会って結婚したい」と願うことは自由です。「宝くじ当たればいいな」と願うのも自由です。

でも、宝くじに当たること前提で預貯金もせず、キャリア形成もせず生きている人がいたらあほと思うでしょう。当たらない確率のほうが高いのですから。

非正規実家暮らしでも結婚できる「かもしれない」です。かもしれないことを願って自分で確率を上げる努力をしないのであれば勝手にすればいいと思うのですよ。たった一回しかない自分の人生を使ってギャンブルするならどうぞ。

私は自分で自分を幸せにする意志を持ち、確率を上げる努力をする知能がある方のサポートをしたい。

【参考】
「平成29年(2017)人口動態統計(確定数)の概況」厚生労働省
「平成29年 民間給与実態統計調査」国税庁
「非正規雇用で働く女性に関する調査2017」連合調べ
「ジョブカフェにおける支援(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jakunen/jobcafe.html)」厚生労働省

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