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「嫁」より「妻」と呼ばれたい!?現代女性たちの結婚観とは?

LIMO / 2019年9月5日 19時45分

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「嫁」より「妻」と呼ばれたい!?現代女性たちの結婚観とは?

「嫁」と「妻」という2つの言葉を、同じような意味合いで使っている方も多く見られます。しかし、厳密には少し違った意味が含まれているのをご存知でしょうか。

その違いを知れば、結婚に対する女性の考え方が理解できるかもしれません。姑との関係に苦労した話も合わせてチェックしてみましょう。

現代の結婚観は?

以前に比べ、晩婚化や未婚化が進みつつある現代。「結婚したい」と考えている人は、どのくらい存在しているのでしょうか。国立社会保障・人口問題研究所による「第15回出生動向基本調査 結果の概要」をもとに見ていきます。

この調査によると、18~49歳の男女は結婚に関して以下のように回答しています。

「いずれは結婚するつもり」…男性85.7%、女性89.3%
「一生結婚するつもりはない」…男性12%、女性8%

こう見ると、男女ともに8割以上の人が「いつかは結婚しよう」と考えているようです。では、そのタイミングはいつなのでしょうか。未婚かつ結婚する意志のある人に質問したところ、以下のような結果になりました。

「ある程度の年齢までには結婚するつもり」…男性55.2%、女性59%
「理想的な相手が見つかるまでは結婚しなくてもかまわない」…男性42.9%、女性39.2%

「1年以内に結婚する意志がある」…男性45.5%、女性52.6%
(「1年以内に結婚したい」と「理想的な相手が見つかれば(1年以内に)結婚してもよい」の合計値)

結婚に消極的な人は少ない反面、積極的であるとも言い切れない結果となりました。また、女性の方が結婚に意欲的な一方、男性は「理想的な人がいたら」と考えている傾向にあるようです。いずれにせよ、「結婚は絶対にしない」と決めている人は少ない様子がうかがえますね。

「嫁」という言葉に隠された背景

自分の妻のことを、「俺の嫁」と呼ぶ人も少なくありません。しかし、なかには「嫁」と呼ばれることに嫌悪感を持つ人もいるようです。これは、「嫁」が戦前の家制度から由来されるため。本来、家制度は武士階層の家父長のような家のあり方を踏襲しています。嫁はよその家に嫁ぎ、男の子を育て、家を絶やさぬように務めるという役割を担っていたのです。

この背景から、「嫁」と聞くと「夫婦関係が不対等で、家族や、義両親に人生を捧げる」と連想してしまう人も。あくまでも夫と結婚しただけで、夫の家や親のことに振り回されたくないと考えている女性も少なくありません。

最近では、夫婦共働き世帯では「妻」、女性が専業主婦の世帯では「嫁」という言葉を使っている傾向も見られます。家事育児を全て担う「嫁」と、仕事と家事育児を夫婦で分担する「妻」、というイメージが定着しているのかもしれませんね。

「可愛い嫁」を保つ苦労も

自分では「嫁ではなく妻だ」と思っていても、義両親には何かと気を遣ってしまうもの。「可愛い嫁だ」と感じてもらうため、さまざまな苦労をしている女性も多いようです。その経験談を聞いて見ましょう。

・「姑が『保育園の送迎や子守りは任せて』と言うので、お言葉に甘えていた私。ところが、ある日『体調が悪い子の面倒は見切れない』と告げられてしまいました。さすがに、ちょっと甘えすぎていたのかも…」

・「姑とは、本当の友達のように仲良くしていました。しかし、あるとき『夫の女性関係で悩んでいて…』と打ち明けると、『息子を信用しないなんて!』と反論されたのです。それ以来、以前よりギクシャクした関係になってしまいました」

「いつでも頼って」「なんでも相談して」と言われても、甘えすぎは禁物のようです。適度な関係を保つためにも、相手の負担にならない程度に頼るよう意識しておきましょう。

まとめ

晩婚化や未婚化が話題になってはいるものの、結婚に前向きな女性はまだまだ多いようです。とはいえ、必ずしも「夫や義両親の家に嫁ぐ」というイメージを持っているとは限りません。「嫁」という呼び方に、あまりいい印象を持たない人もいるのだと意識しておきましょう。

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