「専業主婦」VS「共働き」ホントはどっちを望んでいる?女性にばかりのしかかる選択

LIMO / 2019年9月14日 9時45分

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「専業主婦」VS「共働き」ホントはどっちを望んでいる?女性にばかりのしかかる選択

年々増える共働き世代。「専業主婦世帯と共働き世帯1980年~2018年(https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/timeseries/pdf/g0212.pdf)」(労働政策研究・研修機構)によれば、30年前である1989年当時は専業主婦世帯が930万世帯、共働き世帯が780万世帯となっており、専業主婦世帯が主流でした。しかし、時代は流れ2018年には専業主婦世帯が600万世帯、共働き世帯が1200万世帯へと変化し今や共働き世帯は専業主婦世帯の2倍にまで増えてきました。では、専業主婦と共働き主婦、それぞれどのような思いでその選択をしているのでしょうか。

理想の主婦生活をおくれている?

2019年4月にソニー生命保険㈱が公表した「女性の活躍に関する意識調査2019(https://www.sonylife.co.jp/company/news/2019/nr_190424.html%E3%80%80)」によると、1000人の全回答者のうち、専業主婦は269人。その方々に対し「現在の生活に満足しているか」と質問した結果、56%の人が「そう思う」と回答。「本当は外に働きに行きたいか」という質問には、32%の人が「そう思う」と回答しました。しかし、回答を年代別にみてみたところ、20代は70%、30代は51%の方々が外に働きにいきたいという願望を抱えているという結果に。どうやら、若い世代に関しては働きたいのに働けないという傾向もあるようです。

一方で、619人の有職女性の方々に「現在の生活に満足しているか」という質問をしたところ「そう思う」と答えた割合は51%という結果になりました。この中の子どもがいる有職女性に絞って回答をみてみると、57%の人が「そう思う」と回答。仕事と育児の両立は一見大変そうにみえますが、どちらも工夫しながら満足した生活を過ごしている人が多いようです。

また、「本当は専業主婦になりたいか」と質問したところ、37%の人が「そう思う」と回答。なかでも、20代に関しては53%の人が専業主婦を望んでいました。両者の結果を踏まえてみると、若い世代は現状とは別の生活を望む傾向がみえてきます。

「マミートラック」という選択

仕事を持った女性が、出産後職場に復帰した際に「短時間勤務」「残業ができない」「休みがちになる」といった理由で、以前と同じ業務を任されなかったり、単純作業の仕事に変更になったりという出世コースから外れて違うコースに乗ることを「マミートラック」といいます。これらは多くの企業で行われているため、子どもとの時間を多く望みキャリアを求めない女性にはニーズがある一方、出世を望む女性たちのなかには時短勤務をせず、復帰後すぐにフルタイム勤務する女性もいるといわれています。

出産後女性はそれまでの仕事のキャリアを捨てるか、無理した生活を続行するかの選択を迫られます。このように、まだ日本には子どもを育てた終えた女性が、キャリアが積める環境が整っているとはいいにくい現状があります。

専業主婦が働きはじめる際の壁

結婚・出産を機に家庭に入っていた女性が、落ち着いたタイミングで働きだそうとした場合、こちらにもさまざまな壁が現れます。仕事探しと同時に考える保育園ですが、働いていないことが理由で入れないことも。かといって、先に仕事を探そうと思ってもその時間預かってくれる人がいなければ身動きがとれません。多くの人がこの制度に悩み、仕事に就くことのネックとなってしまっているようです。

女性にばかりのしかかる選択

本来、家事や育児は女性だけの問題ではありません。ですが、こうしたライフスタイルの変化を求められてしまうのは、どうしても女性が多くなりがちです。一人で抱えていては負担はいつまでたっても女性だけのものとなってしまいます。男性も家庭に所属している家族の一員です。それらを自覚してもらい、当事者意識を持ってもらうことが第一歩ではないでしょうか。専業主婦を選択するのも共働きを選択するのも、家庭ごとに正解があります。それらが自分の希望の人生であるよう二人で話し合い、選択していきましょう。

今は多様化の時代です。妻の在宅勤務やリモートワーク、専業主夫や男性の育休取得など、以前に比べ選択肢は増えてきています。それらの選択肢のなかから、二人が最も自分らしく活躍できる選択肢にたどり着けるようになるといいですね。

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