1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「仕事と家庭の両立は女の問題」で疲れ果てた自分。夫婦の関係が好転した理由は?

LIMO / 2019年9月17日 19時45分

写真

「仕事と家庭の両立は女の問題」で疲れ果てた自分。夫婦の関係が好転した理由は?

出産後、家庭や夫など男性の仕事をサポートするため、それまでのキャリアを変更する(退職、パートやフリーランスに変わる)」女性は少なくありません。今でも「仕事と家庭の両立」は多くの場合、女性のみが考えるものとされています。

一方で、仕事と家事育児の両立は負担が大きいものです。女性側が不満を感じることも多く、イライラや夫婦喧嘩の火種になることも。両立の難しさから働くことをセーブしたり、仕事自体に二の足を踏む女性もいます。

わが家も以前は、「仕事と家庭の両立問題=女性だけのもの」でした。

責任は同じでも、負担に大きな差

わが家も共働きですが、夫には昔ながらの「家事育児は女性の仕事」という意識が残っています。そのため家事育児比率は、夫0.25:妻9.75でした。

ただ仕事と家事育児の両立となると、家にいてもホッと休んで息をつく暇はありません。夫に協力を頼んでも、イヤそうな表情で断られたり、時に家事をするもののイライラしながら。「何で俺が?」という意識も強いよう。育ってきた家庭環境、時代背景もあるのでしょう。

そのような状況でしばらく仕事をセーブしていた筆者ですが、通常モードに戻すことになり、夫と話し合いをしました。

お互いが親であり、家庭は2人で築くもので、責任は2人にあるはず。それでも現状は、ほぼ妻のみが家事育児をしている。これでは夫婦で協力して築き上げる家庭というより、妻のみの家庭にならないか。子どもも、家庭も、夫婦2人で育てたり築くものではないのか、と話し合いを重ねました。

夫婦間の「ギブ&ギブ」が苦しかった

話し合ったところで、すぐに価値観が変わるわけではありません。ただ、何も言わなくても夫が洗い物をしてくれる日が段々と続くように。そこで気付いたのが、今まで「ギブ&ギブの関係」だったために辛く、夫婦関係にも悪影響だったということです。

夫が仕事をして稼いでくる部分に関しては妻にとって「テイク」ですが、仕事に加えて家事育児もしている妻としては、圧倒的に「ギブ」が多過ぎるように感じるのです。なぜなら家事一つとっても、目に見える家事から目に見えない家事まで「ギブ」だらけ。ましてや、育児は「最大のギブ&ギブ」です。

夫婦関係が「ギブ&テイク」に変化することで、それまでの不満も落ち着きました。体力にも少し余裕が出て、ようやく夫の立場も考えられるようになったのです。そこで初めて、自分が周囲のことを考える心身の余裕を失うほど忙しく、疲れていたことにも気付きました。

夫婦間で競争するより、お互いのキャリアをサポート

共働きといっても、雇用形態・勤務時間・職種・役職などで夫婦間で優劣や競争意識が出てくるのが、現代の問題の一つでしょう。

ただ長い目で見れば、育児に集中するのは小学校低学年まで。一方で、仕事は何十年も続けるもの。今後は月給が急に跳ね上がるのを期待することは難しく、10年後にはAIの台頭によってなくなる仕事も出る時代。今の育児世代は、いわゆる”老後2000万円問題”も抱えています。病気やリストラといった問題も、誰にでも付きものです。

育児、介護、老後資金、ローン、病気、リストラなどは、夫婦2人の問題。競争をしている場合でなく、これからは夫婦ともにキャリアを築く道をサポートし合う意識を持つと良いでしょう。

何より「お互いのため」を考えることで、女性側の「何で私ばかり」「私さえ我慢すればいい」といった気持ちが薄れ、思いやりが生まれます。自分を大切にして初めて相手を思いやれるということに関しては、男も女も関係ないのです。

わが家に関していえば、平日に夫が家事育児に参加するようになり、筆者が仕事をすることも増えました。まだまだ変わらぬ部分もありますが、長い目で見て夫婦で協力体制を築けるようにしていきたいと思います。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください