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人前で子どもを叱れない母親たち。周りの人にも叱ってほしい?

LIMO / 2019年9月18日 11時35分

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人前で子どもを叱れない母親たち。周りの人にも叱ってほしい?

子育ては想像を超えることが頻繁に起きるもので、親にとっては試行錯誤の繰り返しです。特に、しつけについては普段子どもと接する時間が長い母親に任せられることが多くなりますが、叱り方に悩み、人前で叱るのが怖いと思っている母親もいるようです。どんな状況のときにそう感じるのでしょうか。

人前で子どもを叱るのが怖い事情は?

叱ると余計にヒートアップさせてしまう

癇癪持ちの子どもは、それを止めるように叱ったところで逆にヒートアップして泣いたり、さらに大声を出したりしてしまうことも。そのため、外で一度癇癪を起こされると、それ以上悪い状況にならないようにと、母親は叱るのを躊躇してしまうのです。

もちろん、大声を出して迷惑をかけているのには変わらないので、なるべく人の少ないところに移動したり、長時間のお出かけは控えたりという配慮は必要です。しかし、どんなに注意していてもこんな状況に陥ってしまう時はあるでしょう。周りの人からみたら「なんであの母親はちゃんと叱らないの?」という見方をするかもしれませんが、自分でもどうしようもできない状況に絶望し、母親も苦しんでいることもあるのです。

虐待を疑われるのが怖い

子どもを叱るときには優しい言葉でわかりやすく伝えたいと思っていても、毎日のようにイタズラをされたり、言うことを聞かなかったりすれば、いつも穏やかではいられません。良くないこととは分かっていても、毎日一緒に生活していて、全く言うことを聞いてくれない、叱ってもふざけるだけとなれば、怒りのスイッチが入ってしまうこともあるでしょう。

そのスイッチが外で入ってしまい、キツく叱っているところを周りの人に見られて虐待を疑われるのが怖いと感じる母親もいます。ずっと一緒に子どもの様子を見ていたら「怒るのも当然」と思ってもらえるかもしれないけれど、たまたま遭遇した一場面で「あの怒り方は虐待なのでは?」と見られてしまうのではないかという不安。そのため、怒りのスイッチが入らないように外では叱らないというケースもあるといいます。

周囲の人に注意されて「ありがたかった」経験

一昔前は、一緒に住む祖父母や近所の人にも子どもを叱ってもらい、社会全体で子どもを育てる雰囲気がありました。しかし、最近は近所付き合いも希薄で、愛情を持って叱ってくれるような人はほとんどいないのではないでしょうか。そのため、子どもと接する時間が長い母親の「自分一人でしつけを頑張らなければいけない」というプレッシャーも大きくなっています。

しかし、毎日一緒にいる母親に注意されても、子どもは叱られることに慣れてしまい、段々言うことを聞かなくなります。たとえばスーパーでふざけて走り回っている子どもを追いかけきれず、遠くから「静かに歩きなさい」と言ったところで、あまり効果がないことも。

そんな時に知らない人から「ここはたくさんの人がいるから走ってはいけないよ」と子どもに直接注意してもらえたら、子どもは恥ずかしさや緊張からおとなしくなることもあります。複数の子どもを連れて買い物の荷物を抱えているときなど、母親一人では手に負えないシーンで周りの人からこのようにフォローしてもらえることで救われるときもあるのです。

おわりに

子どもが外で騒いでいたら叱るのが当然なのですが、それが上手くできない事情を抱えている母親もいます。周りから見たら「あの親は怠けている」と感じるかもしれませんが、母親が一番辛い思いをしているかもしれません。

もちろん、親としての責任を放棄して他人に迷惑をかけるようなことはいけませんが、どうしようもできないときも時にはあります。母親が自分を追い詰めるとさらに状況は悪化する可能性もあるので、温かく見守ってあげたり、一緒に子どもに声をかけてサポートしたりして母親のプレッシャーを軽減させてあげたいですね。

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