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年収250万円の平均貯蓄額は700万円以上?「貯められる人」の支出コントロール3つのコツ

LIMO / 2019年9月17日 19時15分

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年収250万円の平均貯蓄額は700万円以上?「貯められる人」の支出コントロール3つのコツ

働いて得た収入は、できるだけ賢く使っていきたいですよね。趣味や旅行、教育費など、使いたい分野は人それぞれだと思います。でも同時に、貯蓄もしていかなくては…と焦りも感じているのではないでしょうか。中には、自分と同じくらいの収入なのに、使いたい部分にはしっかりお金を使って、貯蓄の方もきっちりできている人がいます。その差はどこにあるのでしょう。

そこで今回は、貯め上手な人が実践しているお金の使い方についてご紹介します。コツを参考にしてきっちり貯めていきましょう。

年収別の貯蓄額は?

総務省統計局が2019年5月に公表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2018年(平成30年)平均結果-(二人以上の世帯)(https://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/index.html)」によると、2人以上世帯のうち勤労者世帯の年間収入階級別貯蓄現在高(平均値)は下記のようになっています。(「2人以上世帯のうち勤労者世帯の年間収入階級別貯蓄現在高」の表を参照)

(/mwimgs/7/d/-/img_7d0b34c81101f866fb6222c17ad2287927095.png)

拡大する(/mwimgs/7/d/-/img_7d0b34c81101f866fb6222c17ad2287927095.png)

2人以上世帯のうち勤労者世帯の年間収入階級別貯蓄現在高(出典:総務省統計局の資料をもとに編集部作成)

600万円からは年収が上がるにつれて貯蓄現在高も上昇しています。

しかし600万円までは、年収に比例しているわけではありません。とくに250~300万円では貯蓄額733万円と、300~350万円よりも多くなっています。所得税率などの違いもありますが、年収が高い=貯蓄額が高いというわけでもなさそうです。当然、支出が多ければ貯蓄は増えません。

「貯められる人」はどのようなお金の使い方をしているのでしょうか。以下でご紹介します。

きっちり使ってしっかり貯める人はどんなやりくりをしている?

毎年きっちり貯めている人が実践しているのが、支出に「メリハリをつける」方法です。お金を使いたいところは大切にして、その他を節約することで、家計全体をコントロールできるようになります。

毎年、家族で海外旅行に行っているAさんは保険を見直し

海外への家族旅行が恒例となっているAさん。旅費を含めた貯蓄額として年間120万円が目標です。Aさんが取り掛かったのは固定費である医療保険や自動車保険の見直しです。医療保険の見直しは時間もかかりましたが、健康なうちがチャンスですし補償内容も改善でき大満足。そして自動車保険についてもネット系の新プランを見つけて保険料を削減できました。

教育費を惜しまないBさんが削減しているもの

3人の子どもを育てるBさんは、塾、スポーツ教室、サマースクールなど、子どもたちの希望を叶えています。そして同時に、将来の教育費もしっかり貯め続けているのです。

模試代や遠征費用などを含めると、学習塾やサッカー教室にはかなりの費用が必要です。その代わり、家族のレジャー費は予算低めに調整しています。

習い事で埋まる週末は、子ども達のサポート役に徹し、家族で休みになった日は家で映画鑑賞。出掛ける代わりに動画配信サービスを活用しています。毎月サービス料が必要となるものの、家族みんなの鑑賞券や交通費、飲食代を考えると非常に安上がりな方法なのです。

このお2人の例のように、まずは重視する目標を明確にして、それから家計に合わせて「お金を使うところ」「使うべきではないところ」を明確にしていくことが貯めるコツだといえます。

貯まる人の支出コントロールのコツ

支出をコントロールするには、支出内容のふり返りと家計の記録が便利です。お金のコントロールとなる第一歩をチェックしていきましょう。

[1]支出状況のチェック

レシートを見直していると「これは無駄遣いだったかも」と様々な後悔が湧いてくると思います。セールで不要なものまでまとめ買いをしてしまったり、現金では購入しにくい金額でもクレジットカードで購入してしまったり。地道なチェックで同じような失敗を防いでいきましょう。

クレジットカードをよく利用する場合は、現金払いのレシートと、クレジットカードの利用明細、両方をまとめて記録しておく方が支出を把握しやすくなります。

また、クレジットカードの請求で口座残高がカツカツになりやすい人は、プリペイド方式の「電子マネー」に変えてみるのもおすすめです。

[2]固定費の見直し

固定費が抑えられると、節約できた分をそのまま貯蓄に充てることができます。Aさんのように保険の契約内容を見直したり、ガス会社や電力会社を変更する方法で毎月の固定費が下がるケースもあります。

サービスの比較や手続きなど煩雑に感じる面もあるかもしれませんが、一度手続きを済ませておくことで一定の支出を削減することができます。

[3]節税効果の高い情報を学ぶ

ふるさと納税やNISA、iDeCoなど、節税・貯蓄に繋がる制度について学んでみましょう。

つみたてNISAやiDeCoは毎月少しずつ貯めていくことができ、節税効果もある方法です。元本割れのリスクはゼロではありませんが、運用益を非課税で得られるなど運用効果も期待できます。

教育費や老後の資金など、どの家庭においても大きな問題です。「いつまでにいくら貯蓄する」という目標を立て、長期にわたる有効な貯め方を選択肢に入れていきましょう。

さいごに

どうしてもこれは削れないという分野は誰にでもあるはずです。家計をコントロールできると、必要な分野には自信をもって支出することができます。他の不要な部分を見つけ出して削り落とすことで、家計全体をキープできるようになります。

計画的で戦略的な支出方法を見つけ出せると、使いたいことに思いっきり使える生活が手に入ります。これまでの内容をぜひ参考にしてみてくださいね。

【参考】
「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2018年(平成30年)平均結果-(二人以上の世帯)」総務省統計局

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

 

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