どのタイプのお金持ちになりたい?お金持ち3タイプの価値観の違いとは
LIMO / 2019年9月20日 20時30分
どのタイプのお金持ちになりたい?お金持ち3タイプの価値観の違いとは
一口に「お金持ち」とに言っても、世の中には色んなタイプのお金持ちがいます。私は職業柄、たくさんのお金持ちとビジネスでの付き合いがあったり、プライベートで仲良くさせてもらってきました。
その経験からお話をすると、彼らは「お金持ちになった経緯」によって気質がかなり異なると言えます。今回は3タイプのお金持ちに分けて解説をさせて頂きます。
起業家タイプの気質
まずは起業家としてビジネスを立ち上げ、お金持ちになった人たちです。自分の力で、一代にして財を成す「アメリカンドリーム型の成功者」といえば想像が付きやすいかもしれません。
この類のお金持ちは、とにかくビジネスライクに考えます。お金の使い方、時間の使い方、人付き合いなど、すべてにおいて経済的合理性を追求します。自分の力でお金持ちになったので、自信を持っていて「最後の決断は自分でする」という感覚を持っている人が多いでしょう。
筆者の知人で起業家タイプのお金持ちも何人かいるのですが、彼らは何よりも時間を大事にしており、「お金は稼ぎ直せるが、時間は失うと2度と戻らない」と考えている人が多いと感じます。つまり、時間はお金より大事だと考えているわけです。
しかし、お金はいつでも稼げるから荒っぽく使うということもまた、絶対にありません。彼らがお金を喜んで使うものは
・投じたお金以上のリターンがあるもの
・自分の価値を高めてくれるもの
・時間を得ることが出来るもの
などです。知人の1人は、20代にしてこれまで情報に数千万円を投じています。普通の感覚からするとちょっとおかしいと思えるレベルだと思うのですが、彼はその投じた費用以上に稼ぎ出すという肉食的な人物です。
また、別の知人は基本的に都内の移動はすべてタクシー。いわく、「電車に乗ると風邪を移されたり、痴漢冤罪の可能性がある。病気になったり、あらぬ疑いをかけられると時間を大きく取られる。タクシーならそのようなリスクから開放される」とのことです。「時間はお金より重要」というマイルールを遵守する行動といえるでしょう。
投資家タイプの気質
そして次は投資家タイプです。筆者の知人にもこのタイプが何人かいます。投資家タイプにも短期トレードを繰り返して100万円→1000万円→1億円と増やしていくタイプと、じっくりと資産形成を続けた結果、株式配当と不動産物件を分散して持っていて、死ぬまで月数百万円が入り続けることが確約された「労働からも時間からも完全に自由」なタイプです。
後者の資産形成をしてお金持ちになったタイプは、何事も長期視点で5年、10年を平気で待ち続ける気の長さを持っています。株も不動産も20年後の収益まで見越して、購入して保有をし続けるという気質です。じっくり育成をするのが好きだからか、ヴィンテージワインを自前の地下室に保有して熟成を待つのを楽しみ、時にはワイナリーごと購入してしまう投資家もいます。
また、お金の使い方も極端に分かれるケースがあり、知人の1人は都内の一等地の駅前の商業ビルを持っていて、大災害が起きない限りは安泰ですから、毎月お金を好きなだけ使い歩いている印象です。生まれた時から親が資産家で、彼女も同様に資産家になってしまったので、「お金は毎日何もしなくても入ってくる」という感覚を持っているのかもしれません。
そしてもう一方はとにかく蓄財に励むタイプです。ビジネスで稼いだ現金をせっせと株や不動産に変え続けるタイプで、投資家でありながら起業家気質の持ち主です。
番外編:突然お金持ちになってしまうパターン
そしてある日突然、お金持ちになってしまうという珍しいパターンもあります。お金持ちと結婚をする、宝くじを当てる、遺産相続を受けるなどです。
これは知人の話ではなく、書籍などで拾い読みした話です。お金持ちと結婚したある女性は、突然の人生逆転ホームランをかっ飛ばした感覚を得たそうです。まさに人生の絶頂という感じだったのでしょう。
しかし、いざお金持ちと結婚したものの、夫はビジネスの中毒者で家庭は二の次三の次…。また、お金も事業や投資に使うので、自由に使えるお金は驚くほど少なく、「将来的な経済不安はないが、お金が自由に使えるわけでもないのでガッカリ」という話です。
そしてこちらも伝え聞いた話で恐縮なのですが、宝くじで1億円近くを当選したある男性がいます。彼はずっとサラリーマンをしていましたが、ある日突然宝くじに当選してお金持ちになりました。宝くじに高額当選をすると「その日から読む本」というタイトルの冊子を受け取るそうで、この冊子には「ローンの返済にあてること」「仕事はすぐに辞めてはいけないこと」などが書いてあるといいます。
男性はネットで「宝くじの高額当選にまつわる話」をくまなくチェックし、「これまでと変わらない生活を送ろう」と決心したのです。口座には現金でたくさんの当選金が入ったままで、投資も起業もせず、ずっとサラリーマンを続けているということです。
このように一口に「お金持ちになる」といっても、様々なパターンや成功者気質があります。一般の人が考えるお金持ちと比べて、意外とジミ、意外と質素だったりすることが多いお金持ちの実態。参考になれば幸いです。
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