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新時代の富裕層、収入源は複数?その方法、マインドとは

LIMO / 2019年10月4日 19時15分

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新時代の富裕層、収入源は複数?その方法、マインドとは

お金が充分にあり、生活に困ることはないであろう富裕層に憧れる人は多いと思います。今回は富裕層が普段からしている行動を知り、お金を増やすための参考にしてみましょう。

日本の富裕層+超富裕層の世帯数は?

まず、富裕層とはどのくらいの金融資産を持つ人なのでしょうか。㈱野村総合研究所(NRI)の定義によると、世帯の純金融資産保有額(保有する金融資産の合計から負債を差し引いたもの)が1億円以上の層が富裕層とされています。

また、NRIが2018年12月に発表した「2017年の純金融資産保有額別世帯数と資産規模についての推計(https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2018/181218_1.pdf)」では、「富裕層」118.3万世帯、その上の「超富裕層(世帯の純金融資産保有額5億円以上)」8.4万世帯で、合計は126.7万世帯。これは日本の全世帯数の2%強。50世帯に1世帯が富裕層ということになります。

富裕層に特徴的なマインドとは?

富裕層の人が自然としている行動にはどのようなものがあるのでしょうか。考え方や行動を参考にして、お金持ちマインドに近づいてみましょう。

自分よりもさらにお金持ちの人と交流する

お金持ちは、お金をより多く集めるための様々なアイデアを持っています。つまり、自分よりさらに上のお金持ちに接することで、そうしたお金の増やし方や仕事のやり方などを吸収することができるのです。富裕層に多い経営者たちも、経営者仲間で交流することで新しいビジネスのヒントを得たり、投資話をする中でお金を増やすチャンスが掴めるといいます。

普通のサラリーマンでも、ビジネスセミナーや異業種交流イベントなどで成功者に接触する機会はあるものです。そうした場を活用して自ら人脈を切り開き、交流してみましょう。経営者、投資家、副業で稼いでいる人など、自分が目指す理想の人と話をしていると自分の理想像を具体的にイメージできるようになるはずです。

自分の行動を頻繁に省みる

富裕層の人たちも、わずかなことであれ、自分の過去の行動をよく反省しているといいます。また、自分にとってデメリットだと悟った場合は早めに諦め、反対に有益だと分かると積極的に取り入れています。反省したことを次の行動につなげていく、失敗を知ったら早めに引き上げるという試行錯誤を繰り返すことで、ビジネスにも資産形成にも、より磨きをかけていくのが富裕層の特徴の一つなのでしょう。

また、周囲の状況を見極めて、「やりたいこと」よりも「やるべきこと」を行動基準にする傾向があるようです。客観的な視点から行動できることで周囲の協力も成功確率もアップするというわけです。

長期的な資産運用と情報収集

富裕層は自分の資産内容を、たとえば株式は何%、債権は何%などとしっかり把握して運用しています。資産運用の際も長期的な視点で「待つ」ことができるので失敗も少なくなります。

また、ロボアドバイザーなどのサービスを利用して資産運用を任せる方法も取り入れています。証券会社のロボアドバイザーは最適なポートフォリオ(資産配分)の提案や、管理・運用を行ってくれるサービスです。本業のビジネスで多忙な時期もありますので、このような資産管理サービスも積極的に活用しているのでしょう。

稼ぎ方は考え方次第

このように富裕層のマインドを見ていると、活用できることはできるだけ積極的に取り入れていることが分かります。稼いでいる人のマインドを真似していこうと思う中、会社員として働く人の中には本業以外で収入をつくろうと思っている人もいるでしょう。

2019年、経団連会長やトヨタ自動車社長が終身雇用を守り続けることが難しいという旨の話をして話題になりました。厚生労働省が2019年3月に発表した「モデル就業規則(https://www.mhlw.go.jp/content/000496428.pdf)」にも従業員の副業を規制しない旨の文言が載っており、今後は本業以外の仕事(=個人)で稼ぐスキルも重要となりそうです。

クラウドソーシングやWebデザインによる在宅ワーク

個人で稼ぐ方法を考えた場合、とくに在宅でも働ける方法であればスタートしやすくなります。

・クラウドソーシングサイト(仕事募集サイト)に登録して、翻訳業務や文章作成、データ入力などの仕事を受注する。
・Webサイトをプログラミング・デザインして販売する(Webデザインの仕事)
・イラストを描いて販売する(LINEスタンプなど)
・通信教育の添削
・ハンドメイド作品をオンラインストアやアプリで販売する

在宅でもできる仕事は豊富にあります。収入源を複数確保することができ、能力を発揮できる場として活用できるなど、可能性も広がっています。特技を発揮する場があることが、生きがいにつながり、生活にハリが出てくるかもしれません。またこの過程で、新たな仕事の道が開かれる可能性もあります。

おわりに

「富裕層にお金がどんどん集まり、富は二極化する」とよく言われますが、富裕層は自分の資産を守るためにもしっかりお金のことを勉強し、さらに増やす行動をしています。富裕層のマインドを学びつつ、個人で稼ぐ準備をするなどの対策も進めておくと安心感が高まります。少しでも貯蓄につながる工夫を積み重ねて行けるといいですね。

【参考】
「野村総合研究所、日本の富裕層は127万世帯、純金融資産総額は299腸炎と推計」NRI
「モデル就業規則」厚生労働省労働基準局監督課

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

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