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有給休暇の取得義務化に戸惑う夫たちの本音「決まりだから休めと言われても…。」

LIMO / 2019年10月4日 10時15分

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有給休暇の取得義務化に戸惑う夫たちの本音「決まりだから休めと言われても…。」

あなたは、上司に対して「有給休暇を取得します」と堂々と伝えることができますか?「なんとなく言いにくい」「よほどのことがない限り申し出ない」という方も少なくないでしょう。

なかなか取得しにくいケースもある有給休暇ですが、2019年4月の労働基準法改正により、年5日の有給休暇取得が義務化されました。そこで今回は、義務化の内容や実態、義務化に対する人々の意見を集めてみました。

有給休暇取得義務化の内容は?

まずは、義務化の具体的な内容を把握しておきましょう。対象になるのは、人数に関わらずすべての事業所。会社はもちろん、個人事業も対象となります。

また、対象となるのは「年次有給休暇が10日付与される人」と定められています。有給休暇が10日付与されるのは、フルタイムで6カ月以上、かつ8割以上出勤した人。となると、ほとんどの正社員が当てはまるのでしょう。

パートタイマーの場合、勤続3.5年以上かつ週4日以上働く人に対し、少なくとも10日付与することになっています。よって、この基準をクリアしていれば義務化の対象です。対象となる日数は5日間で、付与日から1年以内に取得しなければなりません。

また、通常の有給休暇と違うのは、会社が指定した日に休むという点です。すでに5日以上の有給休暇を取得している、計画年休制度によって5日間付与されているといったケースが対象外ですので注意しましょう。このように、義務化には細かいルールがいくつもあります。ご自身が当てはまるのか、事前に確認しておくと安心でしょう。

有給休暇の実態は?

ようやく義務化になった有給休暇ですが、これまでにさまざまな不満を抱えていた人も少なくないようです。実際のところ、「あなたの会社の有給取得に不満はありますか?」という問いに対し、100人中54人が「はい」と回答しました。(3人は「わからない」と回答)

では、どのような不満を感じているのでしょうか。その本音を聞いてみました。

・「有給を取ろうとすると、上司が『俺がお前くらいのときは、有給なんて取れなかったぞ』とブツブツいってきます」

・「20年以上勤めているが、有給を取得したことは1回もありません。社長にその話題を振ると不機嫌になるし、そもそも有給が存在するかも謎です」

・「周囲が誰も有給を取らないため、自分だけ休みたいなんて言い出せません。上司が積極的に取ってくれたらいいのに」

・「有給休暇が付与されているのに、シフトの都合で取得できないのが現状です」

有給休暇の取得義務化に戸惑う夫の姿も。

有給休暇をとりたくても取れない人がいる一方で、戸惑いを感じている人もいるようです。

・「有給休暇をとれと会社に言われるのですが、いざ休もうとすると休暇前後の仕事が激務になるんですよねえ。結局、特に予定もなくとった有給休暇は、その激務の疲れを癒すために1日中寝てつぶれるとか、そんな感じで。休むために働いているみたいな感覚に陥るときがあります。」

・「子どもが小さいうちは、有給休暇は家族サービスの日でした。子どもが大きくなってしまうと、家族で遊びに行くこともなくなって。家族サービスが趣味みたいなものだったので、今は休んでもやることがないというのが、正直なところです。」

・「僕が有給休暇をとって家にいると、なんだか妻が嫌そうなんですよね。居心地が悪いから、用事を作ってひとりで出かけるんですが、今日は何しようって考えるのも疲れてきて。土日の休みで十分なので、仕事させてくれたほうが楽です(笑)

まとめ

社長や上司から嫌味をいわれるなど、有給が取りにくい風潮はまだまだ根強く残っている職場も存在するようですね。一方で、休みが取れても、「何をしてよいかわからない」という声も…。

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