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お金を「生み出す」節約法~節約にも「質」がある、お金を「失う」節約との違いとは~

LIMO / 2019年10月10日 18時45分

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お金を「生み出す」節約法~節約にも「質」がある、お金を「失う」節約との違いとは~

お金を増やすには「収入」を増やすか、「支出」を減らすしかありません。支出の減らし方を間違えてしまうと、ストレスを溜めてしまったり、必要なものを手に入れそびれてしまったりするものです。

今回はスマートな支出についてお話をしたいと思います。

承認欲求を満たすための消費をやめる

まず、削るべきところとそうでないところを分けて考える必要があります。支出はムダなところ、それからデカいところを削るべきです。

ムダな部分、それはズバリ「コスト>リターン」という図式になっているものです。その筆頭は「承認欲求を満たすための出費」があげられます。

人にバカにされたくないと、高級ブランドバッグを買ったり、身の丈に合わないエリアの高級物件を買ったりすることなどです。「それかっこいいね」などと認められてしまうと、人から認められた快感が忘れられず、次々とグッズを買って自分を着飾りたくなるものですが、承認欲求を満たすためにお金を使うことはおすすめできません。

きりがないですし、資産化しない行為だからです。お金持ちと呼ばれる人種は、ブランディング戦略の一環として派手な消費をすることはありますが、それはマーケティング行為からくるもので彼らなりの戦略があるものです。しかし、多くの人にとってそのような見栄にお金を使うことはムダでしかありません。

デカいところを削れ

それから次に、デカい出費を削らなければ節約としての効果があまり得られません。人生の大きな買い物といえば「住宅・教育・保険・自動車」です。

まず、自動車ですがこれはまっさきに手を入れるべき支出項目です。自動車を保有することでかかるコストは、生涯で4,000万円という試算をする専門家もいます。これが更に高級車となると、そのコスパの悪さは計り知れません。

私はベンツSクラス、レクサスLSを乗っていたことがあるのですが、あまりのコスパの悪さに驚かされたことがありました。それでいて、得られるメリットはあまりにも小さく、「これなら乗りたいときにレンタルをしたほうが良い」という結論にいたり、今では燃費の良いプリウス(トヨタ)に乗っています。田舎暮らしでなければ、本当は自動車に乗らずすべて自転車で済ませたいくらいです。

また、その他でいえば保険料も手を入れるべき項目です。日本人は保険好きという国民性があります。これからは人生100年時代ですから、下手に手厚い保険に入ってしまうと生涯で支払う保険料は途方もない金額になってしまうでしょう。

人によって賛否両論あるかもしれませんが、私の場合は民間の医療保険に加入する必要がないと思っており、実際に加入はしていません。保険に支払うお金を株やFX、不動産投資に振り向けており、そこからの投資収益で資産形成をしています。社会保険はかなり手厚いので、かなりの部分を社会保険でカバーできると考えています。

また、あまりに手厚い保険に入っていると「自分は保険に守られているから」と健康をないがしろにするモラルハザードも生まれてしまうこともあるでしょう。

生涯で支払うコストが大きなものほど、節約のメスを入れる価値があると思うのです。

投資対効果の大きなものは節約しない

しかしながら、節約してはいけないものも存在します。それは投資対効果の大きい対象です。

私は今、東プレリアルフォース(http://www.realforce.co.jp/)という2万円を超えるキーボードを自宅と職場で買って使っています。その気になれば、買った時に付属でついてくるキーボードも使えなくはないのですが、書籍出版や、ビジネス誌、ネット記事を書く物書きの仕事もしていますので、キーボードの打ち味が仕事の成果に直結します。

一度、このキーボードを使うと、その他のキーボードで打つことができなくなってしまうほど、快適でストレスフリーなキーボード入力を実現できます。もしも節約をするつもりで、このキーボードをグレードの低いものにしてしまうと、物書きの仕事をするのが億劫になってしまうでしょう。

私は定期的に講演やメディアの仕事で東京や大阪に出張へ行くのですが、その時にノートPCのキーボードを打つとすぐに疲れてしまい、「ああ、東プレリアルフォースで入力したいな」という気持ちになります。

同じように、日常生活を送る上でよく自転車を使っている人なら、自転車は良いものを買ったほうがいいですし、健康的な食事を実現するために多少コスト高でも質の良いものを食べた方がいいと考えます。これらはすべて、投資対効果の高い支出になるからです。

あちこちで言われている「節約術」などとはテイストの違った展開となりましたが、

・承認欲求を満たすなどの「ムダな支出」はやめる
・節約効果の大きいところを削る
・投資効果の得られるものは節約しない

という3つの要素が重要であると考えます。

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