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「2人目の壁」どうやって乗り越える?我が家の「2人目会議」とその結果

LIMO / 2019年10月12日 9時45分

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「2人目の壁」どうやって乗り越える?我が家の「2人目会議」とその結果

筆者は3歳の長男と0歳の次男がいる4人家族の夫です。

2人目は今年の4月に生まれましたが、2人目出産に踏み切るために夫婦でいろいろと話し合いました。

それは今から3年前。1人目の子がそろそろ1歳という頃です。

夫婦共通の友人が2人目を産んだという話を受け、自然と「2人目どうする?」という話題になりました。

ディスカウントストアに行くと、夫婦ともにジャージを着た私たちよりも10個くらい年下なんじゃないかと思われる夫婦が子ども3人連れていたりして「2人くらいいけるんじゃないか」と思ってしまう気持ちも出てきます。

とはいえ、よその家庭の事情なんてわかりません。ああ見えて実は余裕なのかも。

我が家は気軽に「2人目」なんて踏み切れない。でも、欲しいのは事実。

なんで欲しいのだろう。ほんとに欲しいの?
2人目ができたら、我が家はどうなるの?

見えるようで実ははっきりと見えていない2人目の壁。

息子が早めに寝てしまった金曜日の夜。僕らはコーヒーを飲みながら、自然と2人目の話になりました。

第1の課題:2人目って、ホントに欲しい?

私も妻も2人目は「欲しい」と思っていることは確認できました。

「なぜ欲しいか」といわれると、正直、論理的に説明することは難しいです。

「もっと楽しい家庭にしたい」ということに尽きるでしょうか。

一人息子に自分以外の他者がいることを考えられる人間になってほしいというのも理由です。
また、私は妹が居て、妻には弟と妹がいました。きょうだいのいる家族の楽しさを知っていて「私もきょうだいの親になりたい」という願望が漠然とあったような気がします。

「2人目はほしい。3人目はわからないけど」というのが、私たちの他の事情を無視したワガママな考えでした。

第2の課題:お金は大丈夫?

当時、働いているのは私だけ。我が家は決して裕福なわけではありません。

しかし、幸いに夫婦ともに家や車への関心が低く「住めればいい」「走ればいい」という感じなので、車にお金をかけたり、家にお金をかけたりするのに興味がありませんでした。

そのため、車は走行距離3万キロ程度の50万ちょいの地味なコンパクトカーを買ったのでローンはないし、家は3LDKの賃貸マンション。マイホームへの夢はありません。

経済状況が変われば、もっと家のランクを落としたり、上げたりしようかなあと思っています。
ただ、2人目を産むなら、やはり妻が専業主婦のままでは厳しそう…。

パートに出る?と考えましたが、妻が言うには「結局、パートもキツそう。どうせキツいなら正社員の方がいい」とのこと。

妻は結婚前に務めていた職場で「パートの人も結局、正社員と同じくらいしんどそうなのに給料が低くてボーナスもなくてかわいそう」と思っていた様子。

ただ、正社員で保育園も通わせながら…となると職場の場所は非常に大切。

妻は仕事内容よりも職場環境を重視するタイプだということだったので、とにかく土日が休みで、自宅から近い場所の就職先を探すようにしました。

そして、私は「フリーランスになりたい」という夢があることを打ち明けます。妻からは「じゃあ、なおさら私が正社員にならないといけないね」と言ってもらえ、「絶対に今より収入増やせるように頑張って」と言ってもらえました。

第3の課題:子育ては大丈夫?

2人の子どもを共働きで育てるなんてことが、未熟な私たちに可能なのでしょうか。年子の親御さんを見ていると、心から尊敬します。すごいなあ…と。

「1人でも大変なのに2人なんて難しいかなあ」

『でも、上の子がもう少し大きくなったら大丈夫なんじゃない?』

妻からそう言われて、確かに「もう少し上の子が大きくなって分別がつくようになれば、違うかも…」と思いました。

しかし、あまり待っても妻の年齢の問題もあります。出産は若くてエネルギーのあるうちにした方が、少しでも負担が減らせるということは間違いなさそう。

そこで、私たちは長男が3歳になってから下の子が誕生するとベストだなあ、というイメージで計画することにしました。

もちろん予定通りにできるかはわかりませんし、そもそもできないかもしれません。

ムリをしたり、肉体的・経済的な負担をかけてまで妊活をする必要はないと判断し「できないときは受け入れよう」という話もしました。

実際に妊娠・出産・2人目の子育てを実行中

幸運にも計画通りに次男が誕生し、2人目の子育てを実行中です。

妻は今、自宅からほど近い場所で正社員として働いており、現在育休取得中。

正社員になりたての頃は辛そうな時期もあったものの、私が会社に頼み込んで早退したり、何とか地域のファミリーサポート(代わりに保育園のお迎えに行ってくれたりする)の力も借りつつ、乗り越えました。

「しんどいけど、何とかなるね」というのが、共働きの感想。夫婦の「チームワーク感」が出て、逆によかったな、と思います。

私はフリーランスとして独立。仕事も軌道に乗り、毎日忙しくしています。

しかし、作業は自宅です。これがけっこう大きくて、自宅で忙しくしていても、納期に追われたりすることがないように仕事のスケジュール管理を徹底しているので、急な出来事に対応できます。フリーランスなので、社内のしがらみのようなものがありません。

これが奥さんから「思った以上に気が楽」と言ってもらえ、フリーランスにしてよかったなと思います。

長男も3歳になり、弟の存在をすぐに認識してくれました。

弟といっしょに子ども扱いをするのではなく、一緒に子育てをする仲間として接してあげ、信頼してあげることで、喜んでお兄ちゃんになってくれたなと思います。

保育園で下の子と接した経験ができていたのも良かったのかな、と思います。

ただ、弟ができてから親にベタベタくっついたり、甘えたりするようになったなあ、とは思いますが、そんなときは一緒に笑いながら甘えさせています。

息子も保育園に毎日通いながら頑張ってくれている、子育ての仲間なのです。
次男はすくすく育つのが仕事であり「我が家はみんなでチームなんだ」という気持ちで、毎日の家庭生活を送っています。

これもすべて「2人目会議」で、夫婦の価値観をすり合わすことができたおかげだなと思います。

出だしはまずまず…。これから成長する過程で、チームの真価が問われます。これからも家族みんなで努力あるのみ、です。

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