社会人の常識! 経済に強くなるためにやっておきたい4つのステップ
LIMO / 2019年10月22日 20時45分

社会人の常識! 経済に強くなるためにやっておきたい4つのステップ
社会人になると、経済の知識は当たり前のように求められるものです。上司や取引先との世間話で経済ニュースについて話したり、取引先の懐事情や今後の見通しを知るのにも必要となりますし、大人として「経済のことは全くわからない」と言えないのも事実です。そこで今回は、経済に強くなるためにやっておきたい4つのステップを紹介します。
基本的な言葉の意味をおさえておくこと
まずは、自分なりに「よく聞くけれど意味がわからない言葉」をピックアップしていきましょう。新聞やニュースでよく目にする言葉でも、いざ人に説明しようと思うと説明できない言葉ってありますよね。そういうキーワードこそ、経済のことを理解するヒントになるものです。
たとえ中学校や高校の授業で習った基本的すぎる語句でも、自分が正確に説明できないと思ったらピックアップして意味を調べましょう。筆者も、新卒で証券会社に入ったときにお客さんからの質問に答えるために必死で勉強しました。
筆者の場合は1冊ノートを作って、「そういえばあの言葉の意味、よくわからないかも」と思ったらすぐに書き出しておいて時間のあるときに調べる、というのを繰り返していました。
「証券会社の人間としてこの言葉くらいきちんと説明できないと恥ずかしい」「大人としてこれくらいは知っておかないとまずい」と思うような言葉をピックアップしていましたが、「高校で習ったはずなのに、この言葉の意味がわからない!」ともどかしく感じることもありました。
また、「GDPとGNP、さらにGNIの違いって?」のように、似た言葉の違いや使い分けというところまで説明しようと思うとさらに深い理解が必要ですよね。どれも高校、下手したら中学で習った言葉なのに大人になるとなんとなく使ってしまっていて、細かい意味まで説明できる人は意外と多くないのではないでしょうか。
こういう言葉を正確に理解していくことで、毎日の新聞やニュースに対する理解もより深まるようになります。
毎日1〜2個のテーマに注目して新聞を読むこと
毎日いろんなニュースが飛び込んでくるので、それを一つずつ整理するのは大変です。様々な話題について幅広く話せることもとても大事ですが、1つか2つ、自分の強みとなる分野やテーマを持っておくと話に深みが出てきます。
つまり、全部のニュースを片っ端から頭に入れるのは時間もかかり大変なので、「米中貿易摩擦」とか「トランプ大統領」のようなテーマを自分で決めて、そのニュースを中心に新聞を読むのです。
これも新卒のときに筆者が先輩に教えてもらったことなのですが、全部のニュースを頭に入れようと思うとどうしても浅くなります。それでも毎日続けていれば少しずつ深みは増すのですが、自分の得意分野がないと自信がなくなってしまい、知識をアウトプットするのを躊躇してしまうのです。
「トランプ大統領については任せて!」とか「米中貿易摩擦に関連する話題なら頭に入っている!」と自信が持てる話題があれば、それに付随した知識として他のことも吸収することができるので、脳の使い方としても効率が上がるのです。
自分なりのテーマを持って勉強しておくこと
自分なりにテーマを持って勉強することも、とても大切です。学生の頃は教科書があり、参考書や単語帳もありました。勉強するための道具は揃っているので、その通りに勉強すればある程度の学力がついたのです。しかし、社会人になると急に教科書もなくなりますし、単語帳や参考書も当然ありません。だから、自分で勉強していかないと置いていかれるのです。
社会人になって資格の勉強をする人も多いと思いますが、それとは別に「大人の自由研究」として自分の興味のあることをトコトン勉強してみるのも面白いと思います。
それによって自分が少しずつ知識・教養を身に付け、成長していることを実感することができますし、人に話せる話題が増えます。基礎知識があれば、アップデートされた情報も頭に入ってきやすくなるので本当にオススメです。
筆者の場合は、3カ月ごとにテーマを2つ設定して勉強することにしています。ちょっと経済とは離れても、自分の興味のあることを選ぶことで効率よく学べるので、あまりジャンルは気にしなくていいのです。
そして、その3カ月はスキマ時間を使って関連図書を読んだり、自分で色々と調べてみたりします。これも意外と楽しく、自分の成長を感じられるのでぜひ試してみてください。
月に1回はセミナー・講演会に足を運んでみること
月に1回はセミナーや講演会に足を運んで、自分だけではなかなか調べきれないことやネットでは得られない情報を吸収する機会をつくりましょう。会社帰りの時間に開催されるセミナーも多いですし、休みの日に朝早く起きて講演会を聞きに行くのもいいですね。調べてみると意外と多くのセミナーや講演会が開催されていますので、一度チェックしてみてください。
筆者の場合は毎週水曜日を自己研鑽の日として設定し、セミナーに参加したり図書館へ行って調べものをしたり、自分の触れてこなかった分野に精通している友人と食事をして話を聞いたりして新しい知識を得るようにしています。こういう日を月に1回でも設けて、自分の幅を広げるために時間を使ってもいいのではないでしょうか。
特に経済に関連するセミナーや講演会は大学の公開授業で開催されていたり、どこかの金融機関が営業活動の一環として開催していたりするものです。そのほかにも、動画でセミナーを公開しているところもあります。視聴する時間がなければ、資料を見て全体の流れを掴むことだけでもやってみるといいですね。
まとめ
自分のスキルアップのために自分の時間を使うというのは大人の贅沢の一つだと思います。大人になると自分の成長を感じられることはそれほど多くないですよね。その中で、自分の成長を感じられる機会を自分で作ることは有意義なことです。
仕事に追われて時間がない、という人もいるかもしれませんが、自分の知識や教養を増やすことも社会人としての責任。今日から1つでもできることをやってみませんか。
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