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婚活で「年収400万円は低い」と断言する年収200万円の女性の闇

LIMO / 2019年11月3日 17時45分

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婚活で「年収400万円は低い」と断言する年収200万円の女性の闇

こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。

婚活がうまくいかない方や、今の彼氏と結婚していいか悩む方が毎週ご相談に来ます。

婚活が長期化する方で多いのは、「婚活」しているつもりで恋愛しようとしている方です。その「婚活ごっこ」に気が付かず、デートで割り勘だったとか、LINEの誘い方がダメとか、お店選びがダメとか、「デートを楽しめるかどうか」と「周りに自慢できるかどうか」というポイントが重要なのです。

結婚して一緒に暮らせばLINEはほぼ業務連絡になるし、家計が一緒だから奢ってもらっても同じこと。20代の話ではなく、30代後半、40代でもこういう幼いおばさんはいる。

一方で意外に思われるかもしれませんが、婚活をさっさと卒業していく優等生は「離婚歴がある方」です。離婚を推奨するわけじゃないけれど離婚歴はほぼ障害にならないし、一度結婚している方はブレずに「生活をする相手」を探します。

結婚=生活のイメージがないまま、「婚活ごっこ」を繰り返す幼いおばさんについて解説します。

「年収400万円は低い」と思う低所得女性の存在

大体の女性は相手の男性の年収にいくらか希望額を持っています。スペックよりは価値観という方もおりますが、婚活アプリや結婚相談所といった婚活方法だとバーンと相手の年収が表示されるのでより気にしてしまう傾向はあります。

その中でも強く相手の年収や学歴にこだわる女性がおります。2タイプあって、ご本人も高学歴で高所得の場合。自分と同じかそれ以上の年収を求める方はおります。
まぁ、分からなくもないかもしれません。

もう1タイプは「自分は年収が低い」のです。派遣社員や契約社員で年収200万円台という女性も多い。そうした女性が「年収400万円は低いよね。せめて結婚相手は500万円はないと」とか割と平気で言うのです。派手な子もいますが、地味で大人しそうな子もおります。学歴も低い場合もあれば、有名大学を卒業して実家暮らし事務職という方もおります。

だったらお前が試しに稼いでみろと思いますが、その子(子と呼べる年齢ではない方も多い)たちがなぜ高収入男性を狙うのか説明します。

割合で考えられず、世間の「普通」を知らない

まず、年収400万円が低いわけじゃなくごく普通ということを彼女たちは知りません。婚活をすれば、年収1000万円超えの男性がたくさんいるように見えるのですが、国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、年収1000万円超えの男性で7%ぐらい。30代なら1%ぐらいでしょう。

一方で半分ぐらいの30代男性が年収300~500万円です。割合でいえば年収400万円はごく普通。

年収1000万円超えの男性はそれぐらい稀有な存在なのですが、婚活ではそういう「年収が高い男性」だけを検索することができます。
「年収1000万円以上が1000人で、年収600万円以上だと1万人もいる!1万人もいるなら1人ぐらい私と結婚してくれるだろう」と、合計数だけみてしまうのです。

婚活をすると1週間で3桁の異性から申し込みが殺到するような方もいるそうです。その中で会ってみようと思われるのはごく一握り。

視野が狭く、高年収の男性に自分が選ばれる可能性は、ライバルの数が多ければ不利になるなんて考えることができないのです。

自分のことを「普通」だと思っている

年収が低いのに相手の男性には高い年収を求める身の程知らずな女性は、割と自分のことを「普通」と思っています。ちょっと意識をして情報収集していれば、今の日本の経済状況などは分かるものですが、そうした経済やキャリア形成の情報収集はしません。

このような方の友人もまた、「キャリア形成なんて視野に入れていない」女性が多く、正社員で共稼ぎをしているご夫婦が周りにいないのです。部下がいるマネジメントを行うキャリアウーマンや、看護師や薬剤師といった国家資格を持ち働いている女性も身近にいません。

自分が年収200万円台でも所得が低いとは感じないのです。

今まで真面目に生きてきて、親や学校の先生に言われたことをこなして、親が「いい学校だよ」といった中高一貫の私立女子校に進学し、親が喜ぶ仕事を選びます。

そして母親のように、結婚したら仕事を辞める前提で、相手もいないのに専業主婦になるつもりで「キャリア形成なんて自分には関係がない」と思って生きているのです。

無自覚な親のペット。親子「共依存」で結婚できなくなる

親世代が結婚したら専業主婦になるのが当たり前だったとしても、今の時代は共稼ぎのほうが当たり前。結婚観はアップデートしていかなければならないのですが、こうした女性は親とべったりと関係が近く、親世代の結婚観のままなのです。

今までの人生も親を喜ばせるために生きてきて、反抗期もなく「いい子」を辞められないのです。

実家暮らしという女性が多く、「一人暮らしなんてしなくても、結婚するときに出ていけばいいんじゃない」と親が言うらしいのです。

かつてアラフィフで結婚されたキャリアウーマンがおりました。高齢のお母さまと同居していたそうです。婚活をして彼氏からプロポーズされ、結婚に向かって進んでいたときの一番の障害はお母さんだったそうです。「寂しいから」など何かと理由をつけて結婚をつぶそうとしてきたとか。

「菊乃さん。絶対に早いうちに親離れをした方がいいと思います!こんなに母にてこずるとは思わなかった」
と言われました。

彼女は無事入籍しましたが、こういう場でも親を優先するような方は多いのではないでしょうか。親を喜ばせるために生きて、親の介護要員になって結婚を逃すいい子たち、まず必要なのは婚活以前に反抗期でしょう。

【参考】
「平成30年分民間給与実態統計調査結果について(https://www.nta.go.jp/information/release/kokuzeicho/2019/minkan/index.htm)」国税庁

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