法律婚は時代遅れ? 女性に負担を強いる「結婚ってそういうもの」という考え方
LIMO / 2019年11月19日 20時15分
法律婚は時代遅れ? 女性に負担を強いる「結婚ってそういうもの」という考え方
改姓、義家族付き合い、親戚付き合い、帰省、墓守り……。結婚、特に法律婚は、女性の方が物理的・精神的負担が大きいものです。
「結婚ってそういうもの」と言われますが、そのまま鵜呑みにするのは危険かもしれません。時代の流れとともに生活スタイルや価値観も変化し、筆者の周囲の女性からは「法律婚が時代に合わない」「法律婚は20~30代で決断するには重い」という声も出てきています。
法律婚のどのような点が時代遅れ、また重いのか、考えていきましょう。
法律婚に当然のように付いてくる義家族・親戚付き合い
結婚前にいくら話し合いをしても、口では何とでも言えるもの。「結婚しなければわからなかったお互いの性格」「一緒に住まなければ分からなかった生活の違い」「子育てをしなければわからなかった価値観の違い」は、星の数ほどあるものです。
しかし法律婚を選ぶと、夫婦2人でうまくやっていけるかさえわからないのに、義家族、さらに親戚との付き合いが当然のこととしてセットになります。それも男性は義実家との付き合いが浅い一方で、女性はとても深いもの。
そもそも「自然な人間関係の流れや広がり」として考えるなら、まずは夫婦2人でやっていけるかを試すべきでしょう。2人で暮らすと生活や価値観の違いがあらわになりますが、話し合いや夫婦喧嘩を重ねながらも、お互いの価値観をすり合わせ「2人でやっていける」と確信することが大切ではないでしょうか。
これは、子育てについても言えます。「産後クライシス」で夫婦仲が悪くなったり、育児でケンカが増える夫婦は多いもの。育児は「夫婦が上手くやっていけるか試される最初の難関」。家事育児は女性の仕事という男性もいますが、ここで上手く夫婦で協力できるかも試されます。
そこから次のステップとして、「義家族」さらに「親戚」と人間関係が広がるのなら自然な流れと言えます。しかし、何の確認もなく、最初から「義実家も親戚もセット」なのは、実は不自然なのではないでしょうか。
また、最近では事実婚という選択もあります。事実婚をしてから、よく考えて法律婚に進む方が、自然な流れではないでしょうか。
女性側が犠牲になる「結婚ってそういうもの」
女性の多くが悩む、義実家や親戚付き合い。それも共働きが増え、変化を見せ始めています。たとえば「帰省」。「仕事をしているのに、せっかくの休みまで義実家で家政婦のように働くのはキツイ」と、「父子帰省」や「夫婦別々帰省」スタイルも登場しています。
よく考えてみれば、「お盆や正月は帰省しなければならない」という法律があるわけでもありません。「何で当然のようにしてたんだろう?」「結婚ってそういうものだと思ってやっていた」という声も聞きます。
そう、結婚には「そういうもの」が多過ぎるのです。長男の嫁なら帰省するもの、男は女を立てるもの、嫁は義実家に染まるもの、家事育児は女性の仕事……数多くの「結婚って、そういうもの」があります。
「そういうもの」の犠牲になるのは、ほとんどが女性。「そういうもの」を鵜呑みにするのでは、思考停止状態とも言えます。時代の変化とともに、新たなスタイルが出てきたのはむしろ「自分の頭で考えている証拠」と言えるでしょう。
20~30代で法律婚の決断は重すぎる?
「結婚は家と家の繋がり」とは言いますが、実際には夫婦2人で新しい戸籍を作ります。しかし価値観としては、まだまだ「家と家との繋がり」が濃い状態ですし、現実にそうなります。
多くの人が結婚を決める20~30代前半という若いうちに、家のことまで考えて決めるのは重い決断でしょう。その年代で人を見る目が養えているかというと、まだ難しいところもあります。自分自身についてさえ、わかっていない人が多いでしょう。また、家についての大変さも理解しているとは言えません。
それでも一旦結婚してしまうと、夫婦や義家族に問題が起こっても「我慢が足りない」とか、「なぜ結婚前にわからなかったのか」と、たいていは女性側が言われます。離婚についても、まだまだ人の見る目は厳しいもの。「転職はしやすくなったけど、まだ離婚・再婚は大変」と言う女性もいます。
現代の法律婚で女性の負担が大きいのは、まだ日本が男性優位社会であり、女性の賃金が男性に比べ低いこと、育休や子どもの看護休暇をとるのが女性に集中していることなどが理由としてあげられるでしょう。これもまた、確実に時代とともに変化していきます。価値観の過渡期にある今、法律婚についてもっと議論していく場が増えることを望みます。
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