「ラテラルフィッシング」にご注意!「詐欺メール」こんなメールに引っかかってしまいました…
LIMO / 2020年1月29日 11時45分
「ラテラルフィッシング」にご注意!「詐欺メール」こんなメールに引っかかってしまいました…
「詐欺メールが届いても、自分は大丈夫!」と考えていませんか?最近の詐欺メールはとても巧妙で、一見した限りでは気づかないものも多いのです。うっかり引っかかってしまうと、個人情報を盗まれてしまう原因となってしまうことも。
そこで今回は、詐欺メールに関するエピソードや、引っかからないために注意したい点などについてまとめました。
進化する詐欺メール
気づきやすい昔の詐欺メール
昔の詐欺メールは、ドメイン名で詐欺メールと気づきやすいものが多くありました。また、内容も芸能人の名を騙るものや不自然な日本語が使われているものなど、ぱっと見ても詐欺メールだと気づきやすいものが多かったのです。
最近の詐欺メール
最近の詐欺メールは不自然な日本語が使われているものは少なくなり、アンケート調査や募金を装ったメールなど、ぱっと見ただけでは詐欺かどうかわからないものが増えました。
また、以前はドメイン名で判断できていたのですが、近年はラテラルフィッシングメールの脅威もあります。
ラテラルフィッシングメールとは
ラテラルフィッシング(Lateral Phishing)とは、企業などの組織になんらかの攻撃をして組織のメールアドレスを不正に使用できるようにすることです。
企業のメールアドレスが不正使用されてしまうと、ドメイン名だけでは詐欺かどうか判断できなくなってしまい、詐欺に引っかかってしまう確率が高くなってしまいます。ドメイン名で迷惑メール設定を行っていたとしても、正規のドメイン名を使用したメールが届いてしまうので、なかなか気づかないことが多いのです。
詐欺メールに関するエピソード
通販サイトを装う詐欺メールエピソード
よく利用する通販サイトから「アカウントをロックしました」という内容のメールが届いたのです。違反をした覚えはなく、不安になったのでメールの後半に記載されていたURLからログイン画面にアクセスしたのですが、なんだか違和感があったためその画面をよく見てみました。
いつも利用している通販サイトの名前にそっくりですが、なぜか最後の文字が「N」ではなく「E」だったのです。そのときこのメールは詐欺だと気づきました。
寄付を装う詐欺メールエピソード
「復興のために寄付しませんか?」というメールが届きました。送信元を確認してみると、使用しているスマートフォンのメーカーから。メールの後半にはURLが記載されていたのですが、少し心配になったためインターネットで調べてみると詐欺メールだということがわかりました。
そのメールに記載されているURLを開いてしまうと、まったく関係がないサイトに飛ばされてしまうのだとか。一見詐欺メールには見えなかったですし、災害のすぐあとのことだったので信じてしまう人もたくさんいると思います。
アプリの運営を装う詐欺メールエピソード
いつも利用しているアプリの運営から、「問題があったため、下記のURLからID・パスワード・メールアドレスの情報を入力してください」とのメールが届きました。
利用頻度が高いアプリだったので、問題があったら困ると思い入力したのですが、実はそれは詐欺メールだったとあとから知り、急いでIDなどを変更して本物のアプリの運営に「こういった詐欺メールが届いた」と報告しました。
引っかからないためにチェックしたいポイントとは
宛先部分をチェックしよう
宛先部分には、詐欺かどうか見極めるポイントが含まれています。それは、宛先部分に自分のメールアドレス以外のものが含まれているパターンです。
なにもおかしくないことだと思うかもしれませんが、個人情報や金銭が関わるとても重要なメールでありながら、自分以外の複数のメールアドレスが表示されているのは少し変だと思いませんか?
重要事項を含むメールなのに一斉送信されていて、しかも自分以外のメールアドレスも表示される場合は詐欺を疑ったほうがいいでしょう。
善意につけ込む詐欺に注意
災害が起きたあと、なにか自分にもできることはないかと考える方も多いですよね。その善意を利用する詐欺が、災害後には増えることがあります。募金であればだれでも簡単にできるため、募金を呼びかける詐欺メールが届くことも。
力になりたいという善意を利用されてしまわないように、詐欺メールかどうか冷静に見極めることが重要です。
URLを開く前に確認する
URLが記載されていたり添付ファイルがあったりするものにも、注意が必要です。うっかりURLをクリックしてしまうと、例えば偽のサイトに飛ばされて個人情報の入力画面になってしまうこともあります。
また、添付ファイルを開いたらウイルスに感染してしまい、知らない間に個人情報を盗まれてしまうことも。怪しいメールが届いたら、開かずに削除しましょうね。
SNS社会ではメッセージにも注意が必要?
以前から詐欺メールはよく見られましたが、SNSが発達した現代ではSNSアカウントに届くメッセージにも注意が必要です。
例えば、届いたメッセージを開いてURLにアクセスし、アカウントと連携させてしまうとアカウントが乗っ取られてしまうことも。また、悪質サイトへ誘導するメッセージなどが届く場合があるので、怪しいと思ったらメッセージを開かず削除するようにしましょう。
詐欺に引っかからないために知識をたくわえよう
近年の詐欺は実に巧妙で、なかなか詐欺だと気づきにくくなっているため、うっかり引っかかってしまう可能性が高まっています。
詐欺かどうか見破りにくいメールが増えていますが、自分が被害者になってしまわないためにも、詐欺に引っかからないための知識をたくわえるようにしましょう。
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