子どもの「部活にかかるお金」は予想以上。それ本当に必要?と思ったお金5つ
LIMO / 2019年11月23日 9時45分
子どもの「部活にかかるお金」は予想以上。それ本当に必要?と思ったお金5つ
子どもの教育費の中には、勉強だけではなくて部活のお金も含まれていると思います。でも、学校の部活は思ったよりもお金がかかる…そう感じた人はいませんか?筆者自身子どもが部活に入っているので、「本当に必要なの?」と思うこともしばしば。
そんな中で特に印象に残っている5つを見ていきましょう。
「伝統」を重んじる部活
筆者の子どもは、現在高校生の息子と中学生の娘です。どちらも運動部(バレーボール)で、高校生の方は現役ですが、中学生の方は引退しています。彼らが中学生になった時点で部活に入るだろうと思ったので、予算は確保していました。
運動部なら年間5万円くらいかなと。バレーボール部に入ると言われたときには、シューズやサポーターは買うことになると思いました。でも、予算5万円内だろうと計算したのですが、蓋を開けてみると5万円では足りませんでした。
特に娘のときには、毎月の部費や「本当に必要なの?」と思う物を買ったりと、けっこうな額になったと思います。クラブチームであれば、お金がかかるのは仕方ないのでしょうけれど、学校教育の一環である部活にこんなにかかるの!?と思ってしまいましたね。
そもそも、なぜそんなにお金がかかるのかというと、「先輩がそうしてきたから」だと筆者は考えています。保護者会でもそうなのですが、「ずっとそうだった」という理由で物事が決まっていくことが多く、必要か必要でないかを検討することもありませんでした。かっこよく言えば「伝統」なのでしょうけれど、変革を嫌う雰囲気がありましたね。そういう「伝統」の中で、本当は必要ないよね?と思った物が以下の5つです。
やたら多いTシャツ
運動部だったせいか、Tシャツの数はやたら多かったです。毎年新しいTシャツを買わされていましたから、色違いで7枚、8枚持っていましたね。この他にユニフォームもありました。平日の部活では学校の体操着を着るのがルールだったので、使うのは週末だけ。そう考えると、Tシャツの枚数は多すぎます。しかも1枚あたり2,000〜3,000円。当時は、そういう物かを思って買っていましたけれど、今考えると「ユニクロでいいじゃん!」と思ってしまいます。
勝手に買うことを決められた高額なジャージ
Tシャツやユニフォームは仕方ないとしても、ジャージに関しては納得できないこともありました。冬は寒いのでジャージを買おうということになったのです。でも、それは保護者会で決まったことではなくて、「一部の保護者がなんとなく決めたことだった」と後から知りました。
子どもたちは、普段の部活でも学校の体操着を使いますし大会のときもそれを使っています(そういう文化なのでしょう)。そのため、改めてジャージは必要ないのです。しかも候補に上がったジャージは、上下で2万円…。希望者とは言いつつも、半強制ですから買わざるを得ませんでした。
親にもユニフォーム
最初の保護者会のときに、親にもユニフォームを買ってもらいますと言われました。応援用のお揃いのTシャツやパーカーです。応援は強制ではないので行かない人もいるはずなのに、買うことは決まっていました。「このデザインです」と見せられたので、これも「伝統」なのでしょう。私も買いましたけれど、1回使っただけでした。
アスリートは食べないでしょ?と思うお菓子の差し入れ
大会の後で必ずお菓子の差し入れがありました。しかも、疲労回復を助けるような食品ではなく、本当に駄菓子です。「プロのアスリートは絶対に食べないだろうな」と思うようなお菓子だったので、これを差し入れることにびっくりしました。
もちろん、これも伝統ですし、お金は部費から出ていました。これに関しては、廃止にしましょうという意見が多くて、最終的にはなくなりました。お金のこともそうですが、子どもの体のことを考えても廃止にして良かったなと思います。
何も解決しない会議と食事会
部活の保護者会では、定期的に会議や食事会がありました。ただ、これも「伝統」らしくて、特に議題や目的があるわけではありません。でも、会費として1回数千円はかかるし、数時間は拘束されるので、筆者は欠席することもありました。
もちろん、忘年会や新入生歓迎会、卒業生を送る会も別であり、その度に数千円かかっていました。「年に1回にまとめればいいのに…」という声も少なくありませんでしたね。
まとめにかえて
部活にかかるお金については、どの部活に入るのか、地域や学校によっても大きく違ってくると思います。また、親の部活に対するお金の感覚によっては、筆者が書いた金額は安いと思われることもあるでしょう。でも、無駄を省いて、その分をもっと有意義なことに使えばいいのになと思うことはあると思います。
「ずっとそうしてきたから」「伝統だから」ということではなくて、「子どもたちのため」を軸にお金を使っていく。この記事が、そういう考えを持つきっかけになるといいなと思っています。
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