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年収と貯蓄は比例しない。「貯蓄できる家庭」「できない家庭」のちょっとした差

LIMO / 2019年11月29日 11時45分

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年収と貯蓄は比例しない。「貯蓄できる家庭」「できない家庭」のちょっとした差

2019年10月に消費税が増税となり、頭を悩ませている人も多いでしょう。なるべく節約して貯蓄を増やしていきたいけれど、思うようにいかないという方もいると思います。

そこで今回は、無理をせずにちょっとした工夫で貯蓄を増やすことができる「節約術」をご紹介します。

年収が低くても貯金を諦めないで!

貯金ができないのは年収が低いせいだと思ってはいませんか?実は、貯蓄額と年収は必ずしも比例するわけではありません。総務省統計局の『家計調査報告(貯蓄・負債編)-2018年(平成30年)平均結果-(二人以上の世帯)(https://www.stat.go.jp/data/sav/1.html)』で、年収ごとの貯蓄現在高を見てみましょう。(表「年間収入階級別の貯蓄現在高(2人以上世帯のうち勤労者世帯)」参照)(/mwimgs/c/4/-/img_c44ec96d0f6a9c6a665ad0805815059925588.png)

拡大する(/mwimgs/c/4/-/img_c44ec96d0f6a9c6a665ad0805815059925588.png)

年間収入階級別の貯蓄現在高(2人以上世帯のうち勤労者世帯)(総務省統計局の資料をもとに編集部作成)

年収600万円以上の世帯では、年収に比例して貯蓄現在高も上がっていきます。しかし、年収600万円未満の世帯においては、年収と貯蓄現在高は比例していません。年収により税金や社会保険料の負担率は異なりますが、年収の多さに関わらず貯蓄は可能だといえそうです。

明日からでもすぐできる「節約術」

少し意識を変えたり行動を変えたりするだけで、貯蓄は増やすことができます。家計管理をしている方にこそおすすめの節約術を見ていきましょう。

服選びは「長く着られるか」がポイント

大人の服はサイズが変わらないので、賢く購入すれば何年も着ることができます。

おすすめは、たとえ高くても、丈夫で流行りに左右されないシンプルなデザインのもの。「安いから」「流行っているから」という理由だけで服を選ぶと、何度も買い替えることになり、結果的に高くなってしまう可能性があるので注意しましょう。

また、シンプルな服なら着回しもできますし、転売する際も人を選ばないので売れやすいというメリットもあります。

外食の上限額を決めて楽しむ

節約するには自炊をするのが一番ですが、誰にだって料理をしたくない時はありますよね。しかし、外食ばかりしているわけにもいきません。

ですから、外食費の上限額を決めて使いすぎない範囲で楽しむようにしてみましょう。「月に2万円まで」などと決めておけば、使いすぎる心配もありません。

また、回数ではなく金額を決めることで外食の幅が広がります。「今月は2万円を一気に使って高級ディナーにしよう」「ファストフードなら5,000円以内で済むから、毎週土曜日を外食デーにしよう」など、家族構成や気分で変えていけば、決められた金額の中でも十分楽しむことができます。

シェアリングサービスを上手に活用する

近年は、様々なシェアリングサービスが出てきました。たまにしか使わないものなら、シェアリングサービスを利用した方が出費も少なくて済みます。

特に車は、車両代だけではなく、保険代やガソリン代、駐車場代など維持費もかかってきます。週末しか車を利用しないような家庭であれば、購入するよりもカーシェアリングを利用した方が安く済むでしょう。

ベビー用品にも同じことが言えます。赤ちゃんを育てるのは大変です。赤ちゃんやママを助けるグッズは活用したいところですが、価格が高くなればなるほど、また使用期間が短ければ短いほど、買うのを躊躇してしまいます。そのような時は連択などを活用するのも手です。リサイクルショップをのぞいてみるのも良いでしょう。

また、家電など長く使えるか判断がつかないものは、一度シェアリングサービスを利用して試してみるのも賢い方法です。買ってから「やっぱりあまり使わない」となるよりも、試してみてから購入するようにすれば無駄な出費をせずに済むでしょう。

使ってしまう前に「先取り貯金」、簡単に使えない工夫

貯金ができない人におすすめなのが「先取り貯金」です。先取り貯金とは、給料日になったらまず始めに、貯金したい額を別口座に移してしまう方法です。

そして、簡単に引き出せないようにする工夫も必要です。
「先取り貯金」したら、「定期預金」してしまうのもアリですし、すぐに「NISA」「つみたてNISA」などを活用して、投資信託などの金融商品を購入してしまうのも1つの方法です。

まとめ

無理をしなくても、日常のちょっとした意識や行動を変えるだけで節約はできます。

たとえば、車を使わずにちょっと歩いて買い物に行ってみる、ちょっとお菓子を我慢してみるなど、健康的な生活をするのも立派な節約術ですよね。また、部屋をキレイに保ち、必要なものを把握してムダづかいをなくすことも節約につながります。

あまり我慢しすぎるとストレスがたまりますから、できることから少しずつ、長続きする方法で節約をしてみてください。

【参考】
『家計調査報告(貯蓄・負債編)-2018年(平成30年)平均結果-(二人以上の世帯)』総務省統計局

【ご参考】貯蓄とは

総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。

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