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40代で新米パパ! 中年期から始める子育てのメリットとデメリット

LIMO / 2019年12月3日 20時15分

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40代で新米パパ! 中年期から始める子育てのメリットとデメリット

晩婚化が進んだ今、男性が40代で結婚をし、子宝に恵まれることは珍しくありません。園行事や小学校の行事を見渡しても、40代らしきパパさんは一定数います。小さい頃から「大人なパパさん」を見てきているのか、「お前の父ちゃん年取っている」と揶揄する子供はほとんどいません。

40代から育児スタートする男性が増えたことで、我が子が嫌な思いをする場面は減ってきていますが、本当に問題点はないのでしょうか。今回は、40代で子育てを始める男性のリアルな実情をご紹介していきます。

身だしなみを気にすれば周りから浮かない40代パパ

40代で新米パパ、というと年下パパと見た目も違って子供から嫌われるのではないかと内心びくびくする方もいるかもしれませんが、身だしなみを気にすれば全く浮くことはありません。

筆者の周囲でも、子供がいるからとファッションに気をつけるパパさんが多くいます。その結果、「いくつになってもお洒落を忘れない大人のパパ」という雰囲気をうまく醸し出している印象があります。

知り合いのNさんのパパさんは、40代後半です。下手な若作りはしておらず、大人の余裕を感じる「見た目年齢マイナス5歳」という方。あまりお金をかけず、ワンポイントで流行を取り入れるなどしています。

「小学生の娘から嫌われたくないから、普段から身だしなみを気をつけているの」とNさんは笑っていました。頼りがいがあってお洒落なパパを目指し、反抗期になっても嫌われないよう努力しているそうです。

仕事の経験を子育てに活かせる

ずっと仕事一筋だった男性が、40代で新米パパになることもありますよね。仕事と子育ては畑違いと思われがちですが、育児書通りにいかないのが子育ての真の姿であり、それは仕事のアクシデントと通じるところがあります。

また、仕事人間だったパパさんは、会社で後輩の指導をしてスモールステップの成長に慣れていることも。そうした経験は赤ちゃんの成長と似ているので、余裕を持って子供と接することができるようになります。

Nさん以外にも、40代で新米パパになった旦那さんを持つママさんが周囲に数人いますが、「自分よりも子供に対してイライラしない」と口を揃えて言っていたのが印象的でした。

特に新人を育てたことがあると、おおらかな気持ちで育児と向き合えるようです。ただし、子供に甘くなってしまうという弱点もあります。

責任がのしかかる時期と子供の幼児期や就学時期が重なる

40代で新米パパになることは、メリットだけがあるわけではありません。40代に突入すると大きな仕事を任されるなど、責任がのしかかる時期。そんな時期と子供の幼児期が重なってしまいます。

残業で帰宅するのは子供が眠った後ということもあるでしょう。休日や学校行事と出張が重なったり、取引先との食事会やゴルフ大会と重なることもあります。子供の行事を泣く泣く諦め、仕方なく仕事へと向かうパパさんもいるのです。

子供がまだ幼いと、会社での責任の大きさを理解できないことも多いでしょう。いくらママから説明されても「見に来てくれないなんでヒドい!」「パパなんて大嫌い」と一方的に責められるケースもあります。

こういう事態になったら、耐え忍ぶしかありません。まだまだ幼い子供と過ごす時間が、仕事のせいで思うように持てないデメリットも出てくるのです。

老後資金が子供の学費に回されることも

現実的な問題で、一番心配されるのは老後資金が子供の学費に回される点です。40代で子宝に恵まれると、退職をする年齢と子供の大学進学が重なります。コツコツ貯めていた老後資金を学費へと回し、貯金が先細りしてしまうこともあるのです。

そのため、子供が幼い頃から無駄な出費を避けておくことが大切になります。働き盛りの時期に恵まれた子供に、より良い教育をと幼少期から習い事を掛け持ちさせていくのも危険です。大学進学を考えているのなら、教育費のプランニングをするなど、将来に備えておきましょう。

ただ、自分たちでシミュレーションをすると、どうしても甘く見積もってしまいます。ライフプランナーなどの専門家に相談し、きちんと将来設計を考えておくことが必要です。

奥さんの再就職に関しても、パート従業員か派遣社員かそれとも正社員を狙うべきかなど、雇用形態についても夫婦で話し合いをし、「資金がないから進学を諦めて欲しい」「老後資金が底をついた」という事態を避けましょう。

親子が幸せでいられるよう、40代から子育てスタートした家族はお金という現実的な問題と直視することがとても重要と言えます。

「子供の存在が癒しになる」と前向きに捉えられる

晩婚化の影響で40代で初めての結婚、初めての子育てという男性も増えてきています。社会人として仕事の重責を担う世代ですが、家に帰れば可愛い幼子の存在に癒される方も多いでしょう。

30代で結婚、子育てをすると、職場での責任が重くなる40代で反抗期の子供と対峙する計算になりますが、晩婚で子供を授かると会社と家庭で同時期に大きな問題を抱えないで済むメリットもあります。

もちろん、老後と進学を始めとした金銭的な問題は軽いものではありません。しかし、「この子のために乗り越えよう」と何事にも前向きな思考にチェンジにしてくれるのが、子供の存在といえるのではないでしょうか。

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