ファミレス「サイゼリヤ」、10月の大幅な落ち込みは一時的な影響にとどまる(2019年11月)
LIMO / 2019年12月6日 12時15分
ファミレス「サイゼリヤ」、10月の大幅な落ち込みは一時的な影響にとどまる(2019年11月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はファミリー向けイタリアンレストラン「サイゼリヤ」を運営するサイゼリヤ(7581)の、2019年11月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2019年12月2日に更新された、サイゼリヤの2019年11月既存店売上高は、対前年同月比98.9%となりマイナス成長。内訳は客数99.1%、客単価99.8%と、両者ともに若干のマイナスとなりました。
また全店売上高も98.2%とマイナス成長。全店ベースでも客数98.7%、客単価99.6%と両者がマイナスとなりました。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は8月決算)。
9月は100.6%のプラス成長で今期をスタートした既存店売上高は、10月に91.4%と大きな落ち込みを見せました。11月は98.9%とマイナスながらも、10月比では盛り返しています。
全店売上高も既存店同様、10月は大きな落ち込み(91.0%)となりましたが、11月は回復傾向です。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社株価は昨年12月25日に1,696円の安値を更新後に反転し、本年9月には2,800円台に到達しました。その後反落し、11月に2,382円まで下落しましたが再び上昇。現在は2,600円台での取引が続いています。
10月は消費税引き上げなどの影響もあり、既存店及び全店ともに厳しい結果となりました。しかし11月は回復しており、10月の大幅減は一時的な影響にとどまりました。12月以降、再びプラス成長を果たすことができるのか、という点が注目されます。
参考資料:サイゼリヤ月次報告(2020年8月期)(https://www.saizeriya.co.jp/PDF/irpdf000690.pdf)
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