「かっぱ寿司」のカッパ・クリエイト、既存店売上高は堅調に推移するも客数は不安定(2019年11月)
LIMO / 2019年12月7日 12時15分
「かっぱ寿司」のカッパ・クリエイト、既存店売上高は堅調に推移するも客数は不安定(2019年11月)
注目小売店月次実績シリーズ
シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は回転寿司チェーン店「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイト(7421)の、2019年11月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。
直近の月次実績
2019年12月4日に更新されたカッパ・クリエイトの2019年11月既存店売上高は、対前年同月比105.2%となりプラス成長。客数は98.6%とマイナスとなりましたが、客単価が106.7%と本年度最大の伸びを見せ、客数のマイナスをカバーしてプラス成長を果たしました。
全店売上も103.2%であり、既存店及び全店ともにプラス成長となっています。
今期の既存店売上高の振り返り
では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。
既存店売上高は今期マイナス成長となったのは7月のみです。客数は8カ月中4カ月がマイナスながら、客単価のプラス(全ての月がプラス)でカバーできており、売上高のプラス成長が続いています。
一方、全店売上高は8カ月のうち4カ月がマイナス成長です。全店は客数のプラス月が5月のみであり、既存店以上に客数面で苦戦が続いています。
過去1年の株価動向
最後に同社の株価動向を見ていきましょう。
同社の株価は2018年半ばから、上限1,500円付近と下限1,300円付近の間でレンジ相場を形成しています。11月に入り株価は1,500円目前の水準まで上昇しましたが、その後は1,400円台で値動きを止めている状態です。
既存店売上高は堅調に推移する一方で、全店売上高が苦戦しています。既存店も全店も客数が不安定な状態であるため、今後の客数の推移が注目されます。
参考資料:月次売上推移速報(2019年度)(http://www.kappa-create.co.jp/monthly2019/)
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