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家計管理ベタな人ほどキャッシュレス化を検討すべき! そのメリットと注意点

LIMO / 2020年1月4日 20時35分

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家計管理ベタな人ほどキャッシュレス化を検討すべき! そのメリットと注意点

昨年は10月の消費税率引き上げに伴う「キャッシュレス・消費者還元事業」など、何かとキャッシュレスが話題になった年でしたね。

さらに今年、2020年からはマイナンバーカードを活用した消費活性化策として、マイナンバーと紐付けたキャッシュレス決済の利用で国がポイントを還元するという「マイナポイント」の導入も検討されているようです(※)。

とはいえ、家計管理ベタな人の中には「使い過ぎが怖いから…」と、便利であることはわかっていても、クレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済の利用を、なるべく避けているという人もいるのではないでしょうか。

しかしそういった人ほど、クレジットカードや電子マネーなどを上手に活用することで、家計管理がうまくなる可能性を秘めています。

そこで今回は、キャッシュレス化で家計管理がうまくいく理由と方法、そして失敗しないためのポイントを詳しく紹介していきましょう。

※参考:「マイナンバーカードを活用した消費活性化策(マイナポイント)(https://mynumbercard.point.soumu.go.jp/promotion/)」

キャッシュレス化で家計簿の手間を省く

「家計をうまく管理するには家計簿をつけて支出を管理し、見直すことが大事」ということは、ほとんどの人がわかっていることでしょう。ですが、管理ベタな人やズボラな人にとっては、上手な家計管理の第1歩である「こまめに家計簿をつけること」が、すでにハードルが高いのではないでしょうか。

レシートをもらっても「あとで家計簿につけよう」と放置して忘れてしまったり、そもそもレシートをもらい忘れて、いくら使ったのかわからなくなってしまったという人もいるかもしれません。

ここで役立つのが、クレジットカードや電子マネーの利用明細です。現金払いだと自分で家計簿をつける以外に、お金の使い道や使った金額の記録を残す方法がありませんよね。

しかし、クレジットカードや電子マネーは「いつ、どこで、何に、いくら使ったのか」という記録が自動的にデータとして残ります。そして、そのデータはクレジットカードや電子マネーの会員サイトやアプリなどから、簡単にチェックすることが可能です。

普段の買い物も友人とのランチもすべてキャッシュレス化すれば、自分で家計簿をつけなくても支出の記録や見直しができるようになるのです。

家計簿アプリとの連携でさらに便利に

クレジットカードや電子マネーの利用明細で支出を管理するといっても、公共料金や携帯電話代などを直接口座からの引落しにしていると、利用明細が多種にわたってしまいますよね。

そんなときに便利なのが、家計簿アプリです。家計簿アプリには、登録した銀行口座のデータを自動で取得して、家計簿に反映してくれる機能がついているものがあります。

公共料金などの引落用の銀行口座を登録しておけば、いつ何の料金がいくら引き落とされたかが自動的に反映されるので、自分で入力する必要がありません。

さらにクレジットカード情報を登録しておけば、クレジットカードの利用状況も家計簿に自動で反映してくれるので、支出の管理がかなり楽になりますよ。電子マネーの利用金額も家計簿に自動的に反映させたいのであれば、毎回クレジットカードから電子マネーにチャージするようにするとよいでしょう。

あとは、どうしても現金払いしなければならない支払いだけ入力すれば家計簿が完成です。これなら、家計簿が苦手な人でも続けられるのではないでしょうか。

管理が苦手な人がキャッシュレス化するときのポイント

前述の通り、家計のキャッシュレス化を進めると、自分で家計簿をつけなくても自動的に支出が記録できるので、家計管理ベタな人やズボラな人でも手軽に支出を管理できるようになります。

ですが、クレジットカードや電子マネーは現金のように目に見えて減っていくものではないので、「ついつい使いすぎてしまうかも…」と、心配に感じる人もいるでしょう。

そこで、管理ベタな人やズボラな人が、家計のキャッシュレス化に失敗しないためのポイントを見ていきます。

ポイント①:普段使いのクレジットカードや電子マネーの枚数は最低限に絞る

家計管理が苦手な人やズボラな人がキャッシュレス化するときには、使用するクレジットカードや電子マネーを最低限に絞りましょう。

「よりお得になるようにクレジットカードや電子マネーを何種類も使い分けている」という人もいますが、これは管理上手な人向けの方法です。管理が苦手な人がたくさんのクレジットカードや電子マネーを持つと、どれでいくら使ったのかを把握しきれなくなり、使い過ぎにつながります。

クレジットカードや電子マネーはメインで使うものと、システムトラブルなどでメインが使えないときの予備の合計2種類程度に絞っておけば、管理しやすいのではないでしょうか。

ポイント②:クレジットカードの利用上限金額を設定する

家計をきちんと管理するには、支出項目ごとに予算を決めることも重要です。キャッシュレス化するときにも、「クレジットカードで支払うのは食費と日用品費、交際費、電子マネーのチャージを合わせて1カ月あたり10万円まで」など、利用金額の上限を決めておきましょう。

ついついオーバーしてしまいそうという人は、クレジットカードの利用可能額を減額するのがおすすめです。

たとえば、利用可能額30万円のクレジットカードを持っているとして、クレジットカードで支払う上限を1カ月あたり10万円にしようとしたら、カード会社に連絡してクレジットカードの利用可能額を10万円に下げてもらうのです。そうすれば、10万円以上支払うことができないので、予算をオーバーすることがなくなります。

また、銀行口座の残高以上の決済ができないデビットカードを使うのもよいでしょう。デビットカードの利用代金の引落用口座に予算以上の金額を入金しないようにすれば、使い過ぎを防止できます。

ポイント③:ポイントを貯めることに集中しない

家計をキャッシュレス化すると、クレジットカードや電子マネーのポイントが貯まりやすくなります。そうなると、「もっとたくさんポイントを貯めたい!」と欲が出てくるかもしれません。

ですが、より多くのポイントを貯めようと夢中になると、「100ポイントまであと少しだからこれも買っておこう」「ポイント2倍セールだから今のうちに買っておこう」など、今必要のないものまで買ってしまい、予算をオーバーしやすくなります。

ポイントがたくさん貯まるとうれしいものですが、ポイント目当てに散財してしまっては本末転倒です。ポイントばかりに意識が集中しすぎないように注意しましょう。

キャッシュレス化の注意点

家計のキャッシュレス化はとても便利なものですが、緊急用の現金は少し手元に残しておきましょう。

一切手元に現金を残さないようにすると、たとえば停電が起きたときにクレジットカードも電子マネーも使えなくなってしまった、さらにはATMがストップして現金も引き出せず、何もできない…という事態に陥ってしまうかもしれません。このようなときのために、数万円程度は現金で保管しておくと安心ですよ。

おわりに

家計管理ベタな人やズボラな人でも家計をキャッシュレス化すれば、自分で家計簿をつけることなく支出の記録や見直しができるようになるので、家計管理がしやすくなります。

ただし、やみくもにキャッシュレス化しただけでは使い過ぎる可能性があるので、使用するクレジットカードや電子マネーの枚数は最小限に絞る、月の利用金額の上限を決めるなどのルールを守りましょう。

クレジットカードや電子マネーはすでに持っているものでかまいませんし、家計簿アプリも今は無料で優秀なものがたくさんあるので、費用をかけずにすぐに始められます。これまでうまく家計を管理できていなかったという人は、ぜひ試してみてくださいね。

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