自己満足な「尽くし」で嫁をイライラさせ、不満を元カノに言いつけるダメ夫･･･チンチラで良かった⁈【チンチライフ32話】

LIMO / 2019年12月31日 21時15分

【マンガ記事】チンチライフ！

「チンチラ」というモフモフな生き物をご存知ですか？

猫でもうさぎでもない「チンチラ」は、近年日本でもペットとして人気のあるネズミの仲間です。

お嫁さんとしてやってきたおみくじちゃんに、ベタ惚れの小明神さん。とにかくおみくじちゃんに喜んでもらおうと、かいがいしく世話を焼く小明神さんですが、その愛は重すぎて…⁈

チンチライフの第32話です。

第32話：そこがダメ

漫画家の祭さんは、小明神さん（4歳半）とおみくじちゃん（1歳）という、チンチラの夫婦と一緒に生活しています。人間でいえば、40歳手前の小明神さんと17歳ぐらいのおみくじちゃんは、おっさんとギャルの組み合わせといってもいいくらいの年の差夫婦。しかも、小明神さんはおみくじちゃんに一目ぼれとあって、若くて可愛い妻に、毎日毎日かいがいしく尽くしまくり。

今日のお散歩タイムでも、小明神さんは自らかってでて、おみくじちゃんの毛づくろいをし始めました。最初のうちは、気持ちがいいのか、うっとりした表情で小明神さんに身を任せるおみくじちゃん。そんな仲睦まじい2匹の様子は、「兄貴分の大明神さんが亡くなってからの一時期は、私にべったりだったくせに…。」と、祭さんが少々ジェラシー（？）を感じてしまうほど。

せっせせっせと毛づくろいを続ける小明神さん。しかし、しつこいからか、あまり気持ちがよくないのか、おみくじちゃんは顔をしかめはじめます。しかし、夢中になっている小明神さんは、おみくじちゃんの変化に気が付いていない様子。これでもかといわんばかりに、先ほどと同じ調子で、ぐいぐいと毛づくろいをし続けます。ついにたまりかねたおみくじちゃん。「ギャッ」と怒りの声を上げて、小明神さんを威嚇したかと思うと、ぷんぷんと怒りながら、離れていってしまいました。

「あらー、ふられちゃったねえ。」

祭さんの言葉に、しばらく呆然とその場に立ち尽くす小明神さん。そのうち悲しくなったのか、くぅくぅと悲しげな声で鳴き始めました。そして次にとった行動は･･･、なんと、おみくじちゃん本人に何が悪かったのかを聞きに行くのではなく、かつて甘えさせてくれた祭さんの肩の上に乗り切々と（何かを）訴える、でした（笑）

「僕の何がだめなんだろう？」といわんばかりに、悲しげに鳴く小明神さんに「…そういうところじゃないの？」と、思わず冷静に突っ込んでしまいながらも、不器用な愛情表現しかできない小明神さんに嫁が愛想を尽かさないかとヒヤヒヤしながら見守る祭さんなのでした。チンチライフ、次回もどうぞお楽しみに。