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毎月6万円の保育料はどちらが払う? ワンオペ妻と激務夫の共働き夫婦が出した結論

LIMO / 2020年1月2日 10時15分

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毎月6万円の保育料はどちらが払う? ワンオペ妻と激務夫の共働き夫婦が出した結論

2019年10月からスタートした保育無償化は、ご存知の通り3歳~5歳児クラスの子どもが対象。0歳~2歳児クラスの子どもはこれまでと変わりなく、保育料を支払わなくてはいけません。

もちろん、保育料はその世帯の年収に応じて払うものなので公平ではあるものの、子どもの年齢が低ければ低いほど高くなります。そのため、0歳~2歳児クラスの子どもにかかる保育料は、それなりに各家庭の負担になるものです。

そんな保育料を、どちらの口座から引き落とすかで揉めたことのある共働き夫婦は少なくないのではないでしょうか。特に財布や銀行口座を別にしていると、保育料をはじめとする教育費をどのような考え方でどう負担するかは悩ましいもの。フリーランスの筆者とサラリーマンの夫のケースをお話します。

財布は別、お小遣い制なしの共働き夫婦

筆者夫婦は俗に言うワンオペ妻と激務夫。もともとは夫が平日土日問わない激務のために筆者が働き方を変え、時間や場所の制約を受けない仕事に変更した経緯があります。子どもが産まれると、筆者は家事育児をほとんど自分でこなしつつ、仕事も並行して行ってきました。

我が家の支出負担をざっくり紹介すると、筆者よりも収入が多い夫が住宅ローンや車関係、水道光熱費などを、筆者が食費や日用品、学資保険や洋服、オムツなど子どもに関することすべてを担っています。お小遣い制や夫婦共同の口座は作らず、定期的にお互いの収入と支出の見直しをしていくスタイルを取っています。

もちろんそれぞれに毎月目標とする貯金額はあり、それに向けて貯金もしていますが、二人ともどうしても毎月の動きにバラつきが出てしまいます。

夫は中間管理職のために、部下におごったり社内行事や土日の呼び出しがあったりして支出が多く、ワンオペ育児でフリーランスの筆者は子どもの病気等によって働けない日が増えるとどうしても収入が減ります。

そのため、子どもが8カ月を迎える際に入園した保育園の保育料は、どちらの口座から引き落としたらいいのかは丁寧に話し合いました。0歳児クラスに入園した子どもの保育料は月額6万円と、それなりに高額だったからです。

ワンオペ妻が保育料も払って家事育児をしたら「夫は不要」扱い?

そもそも、子どもを保育園に預けることは、筆者が働くためでもあります。筆者が仕事をしなければ、預ける必要はありません。そのため最初、筆者は自分が働くための必要経費として保育料を払うという方向で提案しました。

しかし、夫から返ってきたのは「家事育児もすべて君がやって、学資保険とかオムツとか子ども関係の支払いもすべて君がやって、さらに保育料も君が払う。それって子育てにおいて僕は何も関われていないみたいだ」という返事。

夫は家事育児を筆者に任せていることを申し訳なく思うのと同時に、子ども関係のお金をすべて筆者が負担することは「仕事も家事育児も妻で完結するから夫は不要だ」という状況に感じられたのでしょう。

また、夫は「直接的に手伝えないのは本当に申し訳ないんだけど、僕が一生懸命に働くことも間接的な家事育児参加の一つだと見なしてほしい。君の負担を減らせる家電を買ったり保育料を払ったりは、僕がやるから」と続けました。

どうしても子どもと接する時間の少ない夫が、保育料の負担という点で保育園や子育ての一端を担いたいと考えていたことに筆者は驚きました。こうして、保育料も夫の口座から引き落とすことに。

ワンオペが辛くなくなった

住宅ローンに車関係、水道光熱費に保育料と、毎月かなりの支出を負担することになった夫。筆者も夫の申し出に甘えたものの、「夫ばかり支出が増えて申し訳ない」という罪悪感が残りました。

しかし、この罪悪感がいい方向に働きました。それは、筆者が毎日のワンオペ育児がポジティブになったことです。

もちろん、保育園に入れたことで24時間ずっと一緒のワンオペ育児から解放されたことも大きな要因ですが、夫が保育料を払ってくれている事実が「私も仕事を頑張ろう」と思う後押しになり、夜に一人で子どもの世話をしていても「辛い」とあまり思わなくなりました。

ある意味では、それまでは自分一人だけが背負っていると思っていたワンオペ育児において、夫の支えを”保育料“という形で直に感じられるようになっているのかもしれません。

もちろん、筆者と夫のどちらの口座から引き落としをしようが、我が家の家計から払っていることに変わりはありません。しかし、夫の口座にすることで筆者も夫はなんとなく精神的なものが大きく変わりました。

子どもの保育料をどの口座から引き落とすかは、精神的な負担感や夫婦のバランスなども考慮するポイントなのかもしれませんね。

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