「夫ばかりダラダラしていてズルイ…」妻のリクエストを伝えるメソッドとは?
LIMO / 2020年1月4日 20時5分

「夫ばかりダラダラしていてズルイ…」妻のリクエストを伝えるメソッドとは?
休みの日だからといって、のんべんだらりとしていられないのが主婦のつらいところです。スマホを見ながらダラダラしていたり、仕事風情を醸し出してパソコンに向かっていたりする旦那に「手伝ってほしい」と思いながら、「自分がガマンすれば丸く収まるから」「説明するのは面倒くさいから」といいたいことを引っ込めていませんか?
ここはひとつ自分の思いを伝えて理解してもらえるメソッドをちょっとかじってみませんか?そのメソッドはアサーション(※1)といいます。どんなものなのでしょうか?
誰でも自分の意見や主張をいう権利があることを知る
ひと昔前の日本は、女は一歩下がって後ろを歩く的スタンスが美徳とされていました。今の時代、そんな風情の40~50代の夫婦は絶滅危惧種かもしれません(笑)。でも、気持ち的にはそれに近いかも…と思っているママもいるのではないでしょうか?それは、自分の父親と母親の関係性を見て「夫婦ってこんな感じ」いう思い込みがあるからです。
具体的には「妻はこんなことを主張できる権利はないんだ」というのは思い込みです。どんな人でも一個人としての権利…自分を大切にして心身の健康を守る権利があるのです。でも、自分の主張をするは気が引けると思っている人が多いのもまた事実です。最初は自分の思いを表に出すのが怖いと思うかもしれません。でも自分の健康を守る権利を使うんだと思えば、恐怖は減っていきます。
自分を主語にする
さあ、いよいよ伝える段です。自分のいいたいことを相手に伝えるためには、まず相手のいうことを聞きます。相手に聞く許容量を与えてから「私は」という自分を主語にする話をすると、相手も聞こうかなと思ってくれます。
子供の学校の家庭教育学級やプリントなどで「アイメッセージ」というのを見聞きしたことありませんか?「アイ」は「eye」ではなく「I」で「私」という意味です。「私はこう思う」という自分の気持ちやいいたいことを伝える枕詞なのです。
私はこんな気持ちなんだ、私はあなたにこうして欲しい、私はこう思う、あなたはどう?という気持ちのキャッチボールをサポートします。そんなこと相当ご無沙汰している夫婦も多いと思いますが(笑)、それがコミュニケーションの醍醐味ではないでしょうか?
相手の感情(逆ギレなど)に巻き込まれない
なるべく穏やかに話したのに、だんだん頭に血が上ってきて激しい物言いになってしまった…そんなことありませんか?相手の立場を考えず「どうしてそうなるの?」というと間違いなく反発をくらいます(耳が痛いです)。これを返報性の原理というそうです。攻撃型の自己主張は、基本相手届きません。
ではどうしたらいいのでしょう?カチンとこない精神状態を作っておくために、紙に書くなどして自分の気持ちを吐き出しておくことも一つです。その後、相手に気持ちを吐き出させるステップを先に作ってあげましょう。
ママ友の話です。お母さんが嫁姑問題で悩んでいて「そうね、そうね」といいながらよくグチをきいていたそうです。まずその話を聞いてから自分の話をしていたそうです。理にかなっていました。
アサーションは相手も自分も尊重するメソッド
アサーション(assertion:主張という意味)というのは、相手も自分も大切にする自己表現メソッドです。
「いわなくても分かるだろう」と思っている夫婦は多いのではないのでしょうか?お互いに「察して欲しい」という気持ちが強すぎるのです。「分かっているだろう」と思っているのに相手が分かっていないから癪に障るのです。「いわないと伝わらない」ということを今一度認識する必要があります。
どこまでいっても夫婦は他人です。気を遣うことが馬鹿馬鹿しく感じると思いますが、ここは一段上に立って気遣いしてみませんか?具体的には肯定的なメッセージ…「ありがとう」「たいへんだったね」「大丈夫?」といってみましょう。「でも気づかないわ、きっと」とどうしても思ってしまうのは筆者だけでないと思いますが。(笑)
宮崎駿さんがテレビでいっていた「大事なことは大抵面倒くさい」というのは確かにそうだと思います。いろいろなメソッドを仕入れて、スムースな意思疎通を図れるといいですね。
参照:(※1)「アサーション〈自己表現〉トレーニング(https://www.nsgk.co.jp/kojin/at)」株式会社 日本・精神技術研究所
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