部下を叱るのはダメ。ただ「褒める」のもダメ?!一体、上司はどう接するべきか

LIMO / 2020年1月20日 18時20分

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部下を叱るのはダメ。ただ「褒める」のもダメ?!一体、上司はどう接するべきか

職場のパワハラへの意識も高まり、部下を叱ることにも気を遣いますよね。一方で「褒めて育てる」ことの弊害も指摘されており、部下との接し方に迷うという上司の方も多いのではないでしょうか。今回は、部下のやる気を引き出す上司としての褒め方・叱り方について考えます。

部下は褒めれば伸びる?!褒めるメリット・デメリット

部下を褒めることで、自分では気付いていない長所を自覚させることができます。そして、褒められたことをさらに伸ばしていく意欲も喚起できるでしょう。上司の褒め言葉がうまく機能すれば、さらなる努力で成長し、業績アップに貢献するという好循環が期待できるのです。

しかし、やみくもに褒めてしまっては、逆に上司としての首を絞めることにもなりかねません。以下のような弊害が考えられます。

・褒められることが普通になった部下は、叱ったときに落ち込みがいちいち大きい
・ある程度の成果で褒められると、それ以上の挑戦をしない/成長がない
・言われたことだけをやれば褒められるため、指示待ちになる
・褒められているのに評価や昇進に表れないため自信を失う
・大したことないと思っていることに褒められると否定感・不満が生まれる

部下がやる気になる褒め方のポイント

大事なことは、部下の「どの部分」について、「どのタイミング」で褒めるかということです。本人が主体的に考える機会を増やし、本人のアイデアや方法が成果に結びついたときにしっかり褒めるようにしていきましょう。「本当に努力して結果に結びついたときに本気で褒める」ことがポイントです。

褒めることの具体性も重要です。部下の詳しい説明を聞く前に「すごいね」「頑張ったね」で片付けてしまっては褒めたことになりません。本人が気付いていない褒めポイントもあるので、自覚を促すためにも何がすごいのかまで明確に伝えましょう。

また、同じ程度の成果を褒め続けると部下の成長を止めてしまいます。以前より高い成果を出したときに褒めていけば、成果を更新していく意欲を喚起できるはずです。成果の大きさに応じて褒め方を調節していきましょう。

部下の性格によっても、褒め言葉の受け止め方が異なります。「褒められることで安心感を得る人」もいれば、「褒められることで自己顕示欲を掻き立てられる人」もいるのです。さらに、褒めるという働きかけをしなくても自らの意欲と主体性で成長していく部下もいます。個々の性格を見極めた上で「褒める」をコントロールしていきましょう。

部下を叱ってはいけない?

部下を叱ることにもメリットとデメリットがあるため、タイミングや伝え方には工夫が必要です。失敗は誰にとっても好ましいものではありません。部下の改善すべき部分を上司が伝えることで再発を防ぐことができます。危険や大きな損失につながるものは厳しく叱ったほうが心に響くものです。

ただし、上司の叱る行為には強制力があることを認識しておく必要があります。むやみに叱ると部下が萎縮してしまい、主体的な行動や柔軟な発想が生まれなくなることもあるのです。「大事なことだから厳しく言うよ」「期待しているからしっかり聞いてね」という前置きをすると、叱る場合でも印象を変えられるでしょう。

おわりに

「褒める」と「叱る」は、どちらにもメリットとデメリットがあります。どちらかに偏りすぎて、それぞれのデメリットが大きくならないように意識的に使い分けていく必要がありそうですね。ときには「褒める」と「叱る」をセットにした伝え方が効果的なこともあります。今回ご紹介したようなポイントを参考にしながら、良い褒め方・叱り方を意識して部下を伸ばしていきましょう。

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