「独身のまま30歳過ぎたら…」知らぬ間にやってくる、不倫のワナ
LIMO / 2020年1月30日 19時45分
「独身のまま30歳過ぎたら…」知らぬ間にやってくる、不倫のワナ
「2019年大晦日に離婚した芸能人夫婦の女性側が、某トップアスリート選手と不倫疑惑」
「おしどり夫婦でマジメキャラだった若手俳優が、実は妻が第三子妊娠中に若手女優と3年間に渡り、不倫していた」
と、最近になってまた、不倫に関する芸能ニュースが大きく取りざたされています。
『そんな不倫なんて大それたこと、自分には関係ない』と思っていませんか?
『不倫なんてドラマやテレビの中だけの話』だなんて、他人ごとに考えていませんか?
そう思っていても、実はいつ我が身に振りかかって来るか分からないのです。今回は、筆者が体験したエピソードとともに、ご紹介します。
別次元と思っていた『不倫』という世界が…
正直に言います、筆者はともかく幼い時から「モテない」と自分で認識しながら過ごしてきました。
モテない…というか「自分が女子として認められることは、限りなくないに等しい存在」だと思っていたのです。
小さい時は、3歳上の兄のお下がりばかりを着て過ごしていました。
道を歩けば男の子と間違われる毎日。「幼稚園の制服(スカート)を着ていても、男の子と間違われた」と、母が嘆いていたのを覚えています。
好きな色は「緑色」、嫌いな色は「赤とピンク」。
小学校の卒業式も、周りの女子はワンピースや可愛いスカート姿で式典に参加する中、学年の女子の中で唯一、パンツスタイルで出席するような子どもでした。
そんな筆者でしたので、中学・高校と年頃に成長してからも、自分が誰かの恋愛対象になる…という考えは皆無に等しく過ごしてきたのです。
恋愛に対する免疫がほぼない状態で社会人になり、親も真剣に心配する中(お見合い相手を探していたみたいです)、20代になって好意を寄せる相手も出てきて、お付き合いさせて頂いたりしました。
残念ながら、当時の恋愛はその先に進むことなく終わり、筆者は独身のまま30代を迎えることになったのですが。
相変わらず「自分はモテない(今まで付き合ってくれた相手が物好きだっただけ)」という恋愛感だったため、『不倫』という高度な恋愛の場に自分が巻き込まれることなんて、想像もしていなかったのです。
とある先輩の助言
私が30歳の誕生日を迎えた時、同じ部署で5歳年上の女の先輩(独身)から、とある助言を受けました。
『30過ぎて独身でしょ、気をつけて。自分は変わっていないつもりでも、周りが寄って来るから』と。
最初はなんのことを言っているのか、さっぱり分かりませんでした。
「寄ってくるって何が?」と思っていました。
だって、職場を変える予定はありません。メンバーはここ数年、あまり変わり映えのない職場でした。
何年も前から自分を知っている人達に囲まれている状況で、外部と接触があるような部署でもなかったため、自分では、「今までと変わらない日々を送っていく」という感覚しかありませんでした。
そして、現実となる先輩の言葉・・・
それは他部署との合同飲み会の席でした。
一次会から二次会に流れ、10人前後で移動した場所は、50`s(フィフティーズ)バーでライブもやっている飲み屋さんでした。
50`sは私よりも上の年代の音楽でしたので、個人的に普段から聞く音楽ではありませんでしたが、どこかで耳にしたことがある懐かしいサウンドは心地良く、楽しい雰囲気でお酒も進みました。
そんな中、ちょっとムーディーな音楽が流れ始め…チークタイムが始まったのです。
『一緒に踊ろう』と、他部署の上司の方が、私の手を引いてフロアに出ようとしました。この上司は、私よりも10歳くらい年上の、妻子ある方でした。入社当時から知っている、尊敬できる方でした。
チークなんて踊ったこともないのでお断りしようとしたのですが、『揺れているだけで大丈夫』と言われて、結局フロアに出たのですが…。
そこから、耳元で囁かれました…『前から気になっていた』とか『だんだんと女らしくなってきたね』とか…。
酔いが回ったのか、言葉に酔ったのか…分かりませんが、当時、猛烈に気持ち悪くなったことを覚えています。
意識だけはハッキリしていたので、二次会がお開きになる時に、助言してくれた女の先輩と同じタクシーに飛び乗って帰りました。
そして帰りのタクシーで、女の先輩に言われたのです。
『30過ぎるとね、分別ついた大人だからって…言われるからね。周りだけじゃなくて、相手からも』って。
「不倫」には発展しなかったけれど…
そうです、実際の『不倫』には発展しませんでしたが、そういう類には無縁だと思っていた筆者にも不倫に発展したかもしれない場が訪れてしまったのです。
そしてその後も、飲み会の席になると、こういう声の掛けられ方が増えていきました。
相手の年齢は年上も年下もいましたが、残念なことに、みなさん既婚者でした。さらには、お子さんがいる方(もしくは奥さま妊娠中)ばかりだったと記憶しています。
誰にでも可能性があることは忘れないで
今回ご紹介したエピソードは、不倫未遂でしたが。
ここでお伝えしたいのは、まるでテレビのワイドショーやドラマの中だけに思える『不倫』という行為が、実はとっても身近にあるということです。
もし、当時の筆者がひどく落ち込んでいるタイミングだったら、どうなっていただろう…と、ふと考えてみました。そうだったら…恋愛感情とは別に「すがっていたかもしれない…」と、思うのです。
その場では善悪の判断ではなく、「ともかく、誰かに助けてほしい」という感情の状態であったら、自分を求めてくれる手にすがっていたのかもしれない…と考えなくもないのです。
ですが、それを実際に行動に移すかどうかは、また別の話ですが。
そして、思うのです。不倫は誰しもが恥ずべき行為と認識していながらも、誰にでも可能性があることなのではないか…と。自分自身が望む・望まないとは別の次元で、やってくる可能性がある、ということです。
どうか、現在のあなたが、未来のあなたを悲しませることがありませんように…。そして、周囲の人をも悲しませる選択をしないことを願っています。
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