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親知らず「地獄の苦しみ」か「普通の歯と同じ」か、ネットに響く叫び

LIMO / 2020年2月23日 11時15分

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親知らず「地獄の苦しみ」か「普通の歯と同じ」か、ネットに響く叫び

ビジネス、今日のひとネタ

「親知らず」という言葉を見ただけで、イヤな記憶が蘇るという方もいるかもしれません。奥歯の一番奥に生えてくる親知らず。永久歯は、通常15歳前後で生え終わりますが、親知らずは、20代前後に生えてくるため、親に知られず生えてくることが名前の由来なのだそうです。

そんな親知らずにまつわるエピソードは、「大変だった」というものから「何事もなくて拍子抜けした」というものまでいろいろですが、この記事では、親知らずに関する悲喜こもごもの話や、抜歯を控えて「覚悟」を決めた人たちの声などをご紹介していきます。

ゴリゴリ……パキ! 大人でも涙目になっちゃうよ

「親知らず抜くのに、歯医者に来ました…… あの音とゴリゴリパキって音が嫌すぎて…… 年甲斐にもなく…… 涙目にww 嫌いなものは嫌いだー」(Twitterより)

親知らずと聞いて多くの人が連想するのが、「抜歯」。抜歯とは簡単に言いますが、外科治療であるため、不安と恐怖に襲われながら、歯医者さんに抜いてもらった経験がある方も多いのではないでしょうか。

痛いのはイヤだし、麻酔も初めてだし、そもそも歯医者に行くのが苦手だし……。大人になっても涙目になってしまう気持ちは共感できます。しかし、人によって、親知らずのエピソードもさまざま。ネット上では、こんな体験談が投稿されていました。

「親知らず抜いてきた!!!!あっという間やった!!!!全く痛くなかった!!!!もう麻酔も切れたけど全然いたくない!!!!」
「親知らず抜いたなぁ…下の親知らずの時は地獄だった…歯茎を切って何かしらの器具で砕いて出した…」
「親知らずの切開手術、途中で麻酔効かなくなっても訳あって続行してもらい地獄のドリルを経験した歯1時間骨削っても取れなくて外科医のドンみたいな人にバトンタッチしたけど、誰かが走ってきて『先生!全身麻酔患者、輸血したけど出血が止まりません!』って。」
「昔から親知らずが生えるのが恐怖で仕方なかったけど、どうやら自分は親知らず生えないマンのようだ」

すんなり抜けて、痛みも腫れもあまりない人から、大病院で手術し、入院した方もちらほら。はたまた、親知らずが生えてないから、そんな経験したことないよ、という方も。ですが、一体、親知らずとは、そもそもどういったものなのでしょうか。

親知らずって、なんで抜くの?

親知らずとは、最も奥に生えてくる奥歯(前歯から数えて8本目の歯)です。「智歯」や「知恵歯」とも呼ばれており、英語でも「wisdom teeth」といいます。

この親知らず、すべての人が4本必ず生えてくるわけではなく、まったく生えてこない人もいます。

親知らずは、真っ直ぐに生えてこないと、歯ブラシで磨きづらいため、不潔になりやすいといわれます。そのため、虫歯になったり、周囲の歯肉に炎症や腫れを引き起こしたり、その炎症が慢性化すると骨の中にある破骨細胞が活性化し、親知らずの周囲の歯を溶かしてしまったりすることもあります。

こうした親知らずの具合によって、「治療が必要」と診断されることがあるのです。

抜かなくてもいい?

しかし、適切に生えている親知らずは、隣の歯が虫歯や歯周病などで失われた場合に移植ができたり、矯正治療で移動させたりできるという側面もあります。「親知らず」=「抜く」=「痛い」というようなイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、適切に生えている親知らずは、抜歯しなくてもよいといわれます。

日本歯科医師会が運営するウェブサイト「歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020」内の記事には、以下のような記載があります。少し長いですが引用します。

「親知らずは適正に生えないことが多く、不要なので抜いてしまうというのはいささか乱暴な話です。親知らずだから全て抜くというのではなく、正常に生えて機能している場合や、手前の奥歯などが抜けてしまってない場合などはその部分を補うためのブリッジや入れ歯の土台に利用できるため、残しておいた方が良いこともあります。親知らずを抜くというのは決して気軽な行為ではなく、処置によりその後に腫れや痛みなどの不快な症状が生じたり、また少なからずリスクを伴います。そして歯を抜くという行為は取り返しがつかないので、抜くメリットとデメリットについて歯科医師と十分に相談されてから決断するべきです」

このように、親知らずだからといって、むやみやたらに抜歯という選択肢も正しいとはいえないようです。歯医者さんとしっかり相談した上で、判断するのが良いでしょう。しかし、中には、親知らずが正常に生えていてまったく問題なくても抜歯を勧める歯科医もいるという話も聞かれます。

「最後の晩餐」何にする?

一般的に、親知らずの抜歯をした直後1〜2時間は麻酔が効いている状態のため、舌を噛んでしまったり、食べ物の誤嚥などを起こしてしまう恐れがあります。また、食事をしたとしても口が上手く閉じられず、食べ物や飲み物をこぼしてしまうことがあり、飲食は避ける必要があります。また、抜歯した当日から数日間も、傷口に血餅(けっぺい)と呼ばれるかさぶたができ、そのかさぶたが取れてしまうと、傷口の治りが遅くなってしまうため、かたいものや刺激の強い食べ物は食べない方がよいとされています。

加えて、しばらくは飲酒も厳禁とされます。血行が促進されて出血し、傷口が治るのが遅くなってしまうそうです。そのため、親知らずを抜歯する日の前日は、「最後の晩餐」と銘打って、好きなものを食べたりする人も多くいます。実際、SNS上では、親知らずの抜歯を翌日に控えた人たちの断末魔の叫び(?)が響いていました。

「明日、親知らずで切開するので、今日が最後の晩餐です。好きなもの食べよう。お寿司とか焼肉かな」
「明日は親知らずを抜くので豚汁をリクエストしました。最後の晩餐美味しかったです」
「親知らず抜いたらしばらくまともに食事できないと思うんだけど最後の晩餐がセブンのおにぎりなの辛い」

こうした「覚悟」をしていても、先にも触れたように「全然たいしたことなかった」という人もいれば、予想通り(?)に腫れて大変で「もう二度と経験したくない」という人もいます。ともあれ、親知らずについて、不安や疑問を感じた方は、まずはかかりつけか最寄りの歯医者さんに相談するといいでしょう。

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