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「貯蓄から投資」とは言うものの…失敗して損するのはどんなとき?

LIMO / 2020年2月27日 20時15分

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「貯蓄から投資」とは言うものの…失敗して損するのはどんなとき?

少額投資非課税制度のNISAや個人型確定拠出年金のiDeCoといった制度が普及し始め、投資に対するハードルが以前より下がりつつあります。マイナス金利の影響もあり、銀行預金だけではなかなか資産を増やすことができない時代、投資を上手く活用して資産形成をしていきたいものです。

ただ、資産形成の手段には元本保証でないものが多く、投資初心者は不安に感じることもあるでしょう。そこで今回は、投資初心者が失敗する主な理由と注意点を紹介します。

投資初心者が気をつけたいこと

株主優待に期待したが株価が下落

株式投資では、株を所有することでその企業の商品や金券・割引券などの特典がもらえる株主優待で銘柄を選ぶこともあるでしょう。優待内容で選ぶこと自体に問題はありませんが、その株が割高な水準ではないか、その企業の業績に不安がないかなどをしっかり見極めることが必要です。

もし株式購入後に株価が大きく下落することがあれば、株主優待のメリットは帳消しになってしまいます。いくら良い内容の株主優待だからといって、株価を意識せずすぐに飛びつくことは避けた方が良さそうです。

値動きの大きい株に投資して大きな損失を被る

プロのデイトレーダーは、あえて値動きが大きい株に投資して、利益が出たら売却することを繰り返して資産を増やしますが、それを初心者がマネするのは危険です。

このような銘柄は大きなリターンを得られる可能性もある一方、高値で掴んでしまうとその後値下がりした時に大きな損失を被るリスクも高くなるからです。

「新しい特許を取った」「海外進出を計画」などの目を引く理由があり、大きく上昇している銘柄を見ると、「この株はどこまでも上がりそう」と思いたくなるのが心情です。しかし、そうした要因が本当に利益を生むのかどうかを冷静に見極めないと失敗につながってしまいます。

株価が下がっているのに損切りできない

価格が下落した時に、損を拡大させないように売却することを「損切り」と言います。持っている株が購入時の価格より下がっているときに売ると損が出るので、売りたくないと思うのは不思議ではありません。しかし、損切りしないことにより損失をさらに拡大させてしまう危険性もあるのです。

投資をする際には、「購入価格の〇%を切ったら損切りをする」などというマイルールを作り、それに従うことで大きな損失を防ぐことができるでしょう。

定年退職後の投資話にも注意!

定年退職で退職金が銀行口座に入金されると、金融機関などから「退職金を運用しませんか?」というセールスを受けることもあるでしょう。

こうしたセールストークに乗せられて「このまとまったお金で運用して、大当たりすれば子供たちにも資産を残せる!」と夢を見てしまうことがあるかもしれません。

しかし、大切な退職金を減らし、老後資金が不足するなんてことがあると大変です。そうならないために、投資をするとしても万が一損をしても大丈夫という金額で運用するようにしましょう。

また、手数料体系やリスクなどについての理解が曖昧なまま投資をすると、後から「こんなはずではなかった」ということになりかねません。

大切なお金を運用するにあたっては、「こんなことを聞いたら恥ずかしい」と思わずに、疑問はとことん質問し、内容をきちんと理解してから取引することが必要です。

おわりに

投資は資産を膨らませることができる可能性もありますが、元本割れのリスクもあり、必ず成功するという保証はありません。セールスマンの口車に乗せられて、商品内容やリスクがよくわからないのに契約してしまうのは非常に危険です。

投資初心者が失敗をしないためには、短期的な利益だけを追わず、値動きが激しいものは避け、万が一損失が出た場合の損切りルールを決めておくことが大切です。大切なお金を減らさないように気をつけてくださいね。

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