終活ではみんな何をする? セカンドライフの先にある終活で大切なことは?

LIMO / 2020年3月4日 15時15分

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終活ではみんな何をする? セカンドライフの先にある終活で大切なことは?

人生の最期を迎える準備を意味する「終活」という言葉が根付いてきて、老後のセカンドライフや死後のことについて生前にきちんと向き合う人が増えています。

子供が巣立った後、夫婦2人でセカンドライフを過ごすには、利便性の高い都会と自然に囲まれた田舎どちらがいいかを考える方もいるでしょう。また、資産を円滑に相続する方法など、残される家族のために何をすればいいか気になる場合もあるかもしれません。今回はこれらの点を考えてみます。

セカンドライフには都会暮らし、田舎暮らしどちらが良い?

セカンドライフで都会暮らしを選ぶのなら、駅近のマンションを考える方も多いのではないでしょうか。駅から近い物件であれば、車に乗れなくなっても安心です。また、スーパーや病院といった生活に必要な施設も徒歩やタクシーで手軽に行ける距離にあればなお便利ですね。

さらに、駅近のマンションなら値崩れしにくいという面も、行く行く売却をする場合の利点です。しかし、ずっと郊外に住んでいた方が老後に都会に引っ越す場合は人間関係が築きにくく、孤独を感じやすいという点は理解しておく必要があるでしょう。

田舎暮らしの場合、一軒家に住むことが多いのではないでしょうか。都会に住む場合と比べ、広々とした空間でのびのび過ごせるのが一番のメリットで、ガーデニングや家庭菜園、DIYなどの趣味に没頭することもできます。

ただ、連れ合いが亡くなった後、広い家で1人で過ごすのは寂しいと感じるかもしれません。また、公共交通機関が発達していない場所では、車が運転できなくなったときのために病院や買い物のための移動に使えるサービスがあるかどうかチェックしておくといいでしょう。

このように都会暮らし、田舎暮らしのどちらにもメリット・デメリットがあります。住居のことだけでなく、ご近所付き合いや交通の便などもよく考えて選びたいものですね。

終活では何をすべき? 資産の整理は残された家族の負担を減らす

SBIグループが2019年5月に発表した「”終活”に関するアンケート調査(第2回)(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000034556.html)」によると、終活として「あなた自身がすでに行っていること」は以下の結果となりました(複数回答)。

    お金の準備(保険等):48.3%

    物の整理、片付け:43.57%

    旅行や趣味など、いまの人生を楽しむこと:40.4%

    お墓の準備:25.1%

    お葬式の準備:24.5%

    介護、延命治療、臓器提供などの意思表示:22.4%

    エンディングノートの作成 16.3%

    遺言書の作成、相続の準備:9.3%

    ペットの行く末:5.1%

    ネットサービスの管理(データの削除、IDやパスワードの伝達):3.8%

まず、お金の準備(保険等)、物の整理・片付けなどの「身辺整理」が上位にきています。また、お葬式やお墓の準備、介護や延命治療などの意思表示をして、残される家族の負担を減らそうという思いも見て取れます。

中でも、資産の整理は終活をするうえで避けて通れませんが、かわいい孫のために生前贈与をしたい方もいるでしょう。生前贈与とは、存命のうちに財産を渡す方法のこと。年間(1月1日〜12月31日までの暦年)110万円までの贈与は非課税になるので、節税効果があります。

さらに、2021年3月31日までの期間限定ですが、「教育資金の非課税の特例」もあります。この特例を使うと、子や孫など直系尊属への教育目的の一括贈与が、合計1500万円まで非課税に。特例を受けられる条件など細かい決まりがあるので、実際に利用を考える場合は税理士などに相談してみてください。

遺言書を書くことで資産の把握ができるメリットも

遺言書には、「公正証書遺言」や「自筆証書遺言」などの種類がありますが、遺言書を書くことにより、亡くなった人の意思で財産を譲ることができます。

通常の相続では妻や子ども、親や兄弟などの法定相続人に法律で決められた割合で資産を分割することになります。しかし、遺言がある場合、遺留分を考慮したうえで誰かに多目に資産を相続したり、法定相続人以外に資産を遺贈することも可能です。

遺言書で相続のことを伝えるためには、銀行や証券口座の残高情報など、家計全体を把握する必要があります。遺言書を作成する予定のない場合も、貯蓄や借入金、利用している金融機関などを一覧表にしておくと、もしもの時に安心です。

最近はネットバンキングなどでの契約自体を家族が知らないということもあり、亡くなった後に家族が困ることが増えているようです。クレジットカードなどの契約情報も忘れずに整理しておきましょう。

おわりに

こうして生前に資産の整理をしたり、エンディングノートや遺言を書いておくことで、後に残された家族の負担を減らすことができます。「死」と向き合いたくないと感じることもあるかもしれませんが、大切な家族が自分の死後に困ったり揉めることがないよう、しっかり準備したいですね。

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