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医療ドラマ激戦の中でもヒット!『トップナイフ』『恋つづ』なぜ人気?

LIMO / 2020年3月8日 18時0分

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医療ドラマ激戦の中でもヒット!『トップナイフ』『恋つづ』なぜ人気?

物語も終盤に差し掛かり、盛り上がりを見せる1月クールドラマ。

今期は医療ものが6本放送され、異例の医療ドラマブームと言われています。その中でもとくにSNS上でも話題なのが、天海祐希主演の『トップナイフ』と佐藤健、上白石萌音主演の『恋はつづくよどこまでも』です。

同じ医療ドラマですが全く異なる2作品の魅力や気になる今後の展開に迫ります。

『トップナイフ』の魅力は脚本にあり?

今期のドラマ全体を見ても、高い人気を誇るのが天海祐希主演の『トップナイフ』。舞台は手術の天才たちが集う脳神経外科で、天海祐希演じる主人公・深山瑤子は女帝とよばれ、脳外科を取り仕切る強い女性を演じています。

このドラマの魅力は、脳外科だからこそ現れる特殊な症状など、医療ドラマならではの題材がうまく絡み合っている脚本にあります。

例えば、右脳の損傷により感情を感じられなくなり自分が死んでいると思い込む「コタール症候群」や、脳出血により麻痺した腕を他人のものと思い込み制御できない「エイリアンハンド症候群」など、普段は耳にしない驚きの症状が登場します。

しかし、このドラマでは説得力のある脚本によって、それらの症状が物語に溶け込んでいるのです。

脚本を手がけているのは林宏司。『コード・ブルー』や『医龍』シリーズなど、数々の医療ドラマを手掛けています。まさに医療ドラマ界のスペシャリストが手がけた脚本、面白さも納得です。

そんな医療の側面に加え、天才医師たちが抱える苦悩も丁寧に描かれています。主人公・深山も「女帝」と呼ばれる一方、家族を捨てたという罪悪感を抱いていました。

物語が進むにつれ、懸命に医療に取り組む母の姿を見た娘が、一度は離れてしまった関係を再び取り戻そうとする場面が描かれていきます。時に弱さを抱える医師たちの人間らしさも、このドラマの魅力ではないでしょうか。

ドラマの終盤はそんな家族にまつわる新たな物語が展開していきます。三浦友和演じる医師、今出川孝雄が自分の妻の治療を最高の環境で行うため、天才医師たちを集めていたという秘密が明かされるのです。医療とは、さらに命とは、を考えさせられる『トップナイフ』から今後も目が離せません。

医療ものでもキュンとしたい!?じわじわ伸びる『恋つづ』人気

正統派ともいえる『トップナイフ』に続き、回を重ねるごとに視聴率を上げているのが『恋はつづくよどこまでも』です。

人気マンガが原作のラブコメディで、完璧主義者でドSなエリート医師・天堂浬を佐藤健が演じ、天堂に一途に恋する新人看護師・佐倉七瀬を上白石萌音が演じています。

このドラマが人気を集めている理由は、「個性を貫いている」ことだといわれています。

シリアスになってしまいがちな医療ドラマの中で、このドラマはひたすら恋愛にスポットが当たっています。初めは冷たい態度だった天堂も、ひたむきにがんばる七瀬の姿を徐々に認めるようになります。

「治療だ」と言って突然キスしたり、他の男性が七瀬を気に入る様子を見ると嫉妬しているような態度をとったり、そのドSなかっこよさと垣間見える優しさのギャップにキュンとする女性が続出。

中高年を中心に人気を集めると言われる医療ドラマですが、このドラマは10~40代の女性に多く見られていることもわかっています。

また放送中のTwitterのトレンドでは「恋つづ」が1位になるなど、若い世代にも反響が大きいのです。

女性の憧れ要素が備わった天堂を佐藤健が完璧に演じ、上白石萌音も誰からも愛される七瀬を好演していて、恋愛ドラマに欠かせない個性ある登場人物が揃っています。

ドラマそのもの、そしてキャラクターの持つ個性が、数多くの医療ドラマが放送されている今期の中で独自の人気を獲得した秘訣なのではないでしょうか。

これまでも、天堂の元恋人にそっくりの姉、七瀬を優しく見守り想う医師など、恋のライバルが出現しましたが、最新話では清原翔演じる七瀬を思うイケメン御曹司が2人を引き離す王道の恋愛ドラマらしい展開に。

何も言わず地元鹿児島に戻った七瀬を、迎えにきた天堂が不意打ちでバックハグするという視聴者絶叫の胸キュンシーンで終わり、次週まで待ちきれないという声が続出しています。

様々な困難を乗り越えた天堂と七瀬の恋はどんな結末を迎えるのか。最後までキュンとしながら見守っていきたいですね。

まとめ

医療ドラマが混戦する中でも、医療ドラマならではの専門性をうまく物語に絡めた『トップナイフ』、医療ドラマという切り口でありながらもキュンとする『恋はつづくよどこまでも』と、個性の光る作品が人気を集めていることがわかりました。

どんな結末が待っているのか、この時期クライマックスを迎える今期のドラマを楽しんでみてはいかがでしょうか。

【参考】
『トップナイフ(https://www.ntv.co.jp/topknife/)』日本テレビ
『恋はつづくよどこまでも(https://www.tbs.co.jp/koitsudu_tbs/)』TBS
『5つの医療ドラマ『恋つづ』『トップナイフ』…視聴者これだけ違う(https://friday.kodansha.co.jp/article/98241)』FRIDAY DIGITAL

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