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ニューヨーカーが今いちばん読んでいるビジネス書は?(2020年2月調べ)

LIMO / 2020年3月10日 21時10分

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ニューヨーカーが今いちばん読んでいるビジネス書は?(2020年2月調べ)

米書店バーンズ&ノーブルのビジネス書売れ筋トップ10

この記事では、某商社ニューヨークオフィスに勤務するビジネス書大好き人間が、日々通う書店のビジネス書コーナーで感じたことをお話ししていきます。

ニューヨークは3月といってもまだまだ「冬の日」が多く、平均気温は10度くらいで、朝夕が厳しく冷え込む日もあります。とはいえ、3月後半には、春の訪れを告げるイベント「メイシーズ・フラワーショー」が開催されます。2020年は3月22日から2週間にわたって開かれる予定です。巨大百貨店のメイシーズで70年以上も続く「花の祭典」、NYに来られた際にはぜひのぞいてみてくださいね。

それでは、今月もランキングを見ていきましょう。

バーンズ&ノーブル(BARNES & NOBLE)の2月のビジネス書売れ筋ランキング

※ 順位/タイトル/邦題(翻訳書がないものは編集部で独自に訳した仮題)/著者

1.The Ultimate Retirement Guide for 50+: Winning Strategies to Make Your Money Last a Lifetime (Signed Book)/(仮題)50歳以上に贈る究極の退職ガイド:生涯にわたってお金を生み出し続けるための勝利の戦略/著:スージー・オーマン

2.Dark Towers: Deutsche Bank, Donald Trump, and an Epic Trail of Destruction/(仮題)ダーク・タワーズ:ドイツ銀行、ドナルド・トランプ、そして桁外れの破壊の痕跡/著:デイビッド・エンリッチ

3.Dare to Lead: Brave Work. Tough Conversations. Whole Hearts./(仮題)思い切って率いなさい:勇敢な仕事。力強い対話。真心。/著:ブレネー・ブラウン

4.The Laws of Human Nature/(仮題)人間性の法則/著:ロバート・グリーン

5.Winners Take All: The Elite Charade of Changing the World/(仮題)勝者たちがすべてを奪う:世界を変えるというエリートの茶番/著:アナンド・ジリッダーラダス

6.The Ride of a Lifetime: Lessons Learned from 15 Years as CEO of the Walt Disney Company (B&N Exclusive Edition)/(仮題)一生に一度の旅:ウォルト・ディズニー・カンパニーのCEOとしての15年間から学んだ教訓/著:ボブ・アイガー

7.The 48 Laws of Power/(邦題)権力に翻弄されないための48の法則 上・下(パンローリング)/著:ロバート・グリーン

8.The 7 Habits of Highly Effective People: 25th Anniversary Edition/(邦題)完訳 7つの習慣 25周年記念版(キングベアー出版)/著:スティーブン・R・コヴィー

9.Catch and Kill: Lies, Spies, and a Conspiracy to Protect Predators/(仮題)キャッチ・アンド・キル:嘘、スパイ、そして略奪者を守る陰謀/著:ローナン・ファロー

10.Think and Grow Rich/(邦題)思考は現実化する(きこ書房)/著:ナポレオン・ヒル

初登場1位の「老後のお金」本

まずは、2月下旬の刊行直後にいきなり初登場1位となった『The Ultimate Retirement Guide for 50+』です。著作が10作連続でニューヨーク・タイムズ・ベストセラーリスト入りしているというファイナンシャルアドバイザーのスージー・オーマンが、すぐ使える実践的なアドバイスを盛り込んだ1冊。

さっそく各書店でベストセラーとなっているようですが、本書はバーンズ&ノーブル限定で著者のサインが入った特別エディション。こうした限定版が出ていることからも、彼女の人気のほどがうかがわれます。

「巨大銀行の闇」と「人間の本性」に迫った2冊

続いては、同じく初登場で2位となった『Dark Towers』。こちらはニューヨーク・タイムズの財政担当エディターである著者が、世界屈指の銀行であるドイツ銀行の闇に切り込んだルポルタージュです。2014年1月、元ドイツ銀行幹部のウィリアム・ブルックシュミット氏がロンドンの自宅で変死したのは、彼が「知りすぎた男だったから」ではないかとして、同行とドナルド・トランプやロシアのプーチン大統領、はてはナチスドイツとのつながりまで丁寧に迫った著者の渾身の作です。

3冊目は、4位の『The Laws of Human Nature』です。博覧強記で知られ、2019年の国際ビジネス書賞に輝いたベストセラー作家のロバート・グリーンが、古今東西のさまざまな事例なども引きながら、「仮面」の後ろに潜む人間の本性を鋭く描き出す内容になっています。600ページを超える大作で、その要約本も売れているほどですが、8位にランクインしている『The 48 Laws of Power』も同じ著者による作品です。

まとめにかえて

今月は初登場の本が上位にランクインしていますが、来月はどんな本がベストセラーとなっているのでしょうか。

それでは、次回のランキングをお楽しみに!

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