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ドアノブなど身の回りの「物専用」屋内の表面消毒液のつくり方

LIMO / 2020年3月14日 20時45分

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ドアノブなど身の回りの「物専用」屋内の表面消毒液のつくり方

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、ドラッグストアなどでのアルコール消毒液が品薄になっています。ドアノブや浴室などの消毒をしたくても、アルコール消毒液が手に入らなくて困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は家庭用のハイターを使って、ドアノブやテーブルなど屋内の「物の表面」専用の消毒液をつくることができます。ハイターとは「次亜塩素酸ナトリウム」を主成分とする塩素系の漂白剤のことです。※(手洗いを含む)「人」にはご使用できませんのでご注意ください。

厚生労働省「新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00009.html)」中でも、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の家庭内消毒方法として「0.05%の次亜塩素酸ナトリウム(薄めた漂白剤)」を使った消毒方法が記載されています。

そこでこの記事では、ハイターをつかった消毒液のつくり方をご紹介します。

手づくり消毒液をつかうときの注意点

ハイターは漂白・除菌力が高い反面、使い方を間違えると思わぬ失敗や事故につながることがあるため、まずは注意事項からご紹介します。ハイターのメーカーである花王から、ハイターでの消毒液の注意点が公開されているので、「「ハイター」「キッチンハイター」をうすめた液を手指などの消毒に使ってもいいの?(https://www.kao.com/jp/soudan/topics/topics_110.html)」を参考にお伝えします。

目に入れない・吸い込まない

ハイターをうすめた手づくりの消毒液が目に入ると、しみたり失明のおそれがあります。また、吸い込むと、咳こんだり呼吸器に異常をきたす場合があるので、使用の際は注意してください。換気をしながら使用するといいでしょう。

絶対に人や塩素が使えない素材のものに使用しない

ハイターは、家庭用の塩素系漂白剤であり、原液は非常に高いアルカリ性です。希釈液であっても、皮膚につくと手荒れなどが起こる可能性があります。安全のため手指や人へは直接吹きかけないでください。また、ハイターは漂白効果があるため、繊維製品や貴金属への使用も不可です。ハイターの取り扱い方法は、ハイターの本体裏側に記載されている注意事項を必ずよく読んでから使用するようにしてください。

また、花王のQ&Aページ「新型コロナウイルスの感染対策で、「ハイター」「キッチンハイター」を薄めた液でドアの取っ手やノブなどを拭いた後は、水拭きが必要なの?(https://www.kao.com/jp/soudan/topics/topics_113.html)」では、ハイターを使用したあとは必ず水ですすぐよう記載があります。ドアノブなど水ですすげない場所は、消毒したあとに水拭きを必ず行なうようにしましょう。

早めに使い切る

花王のQ&Aページ「次亜塩素酸ナトリウムを含む花王の塩素系漂白剤について教えて?(https://www.kao.com/jp/soudan/topics/topics_107.html)」によると、希釈液は、次亜塩素酸ナトリウムが分解されやすくなっているそうです。明確な保存期間は記載されていませんでしたが、希釈液は保存せず、なるベくその都度つくるようにしましょう。

少し手間ではありますが、ハイター自体は値段も安いので家計の負担にならないのではないでしょうか。効果を最大限に発揮させるためにも、古いものは使わないようにしてくださいね。

「物」の消毒にハイターが使える理由

厚生労働省のホームページ「新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00009.html)」の中に以下の文章が記載されています。

「感染者が別の部屋で生活していても、トイレ、洗面所、浴室などを共用すると思います。ウイルスは物についてもしばらく生存しているため、ドアの取っ手やノブ、ベッド柵ウイルスがついている可能性はあります。0.05%の次亜塩素酸ナトリウム(薄めた漂白剤)で拭いた後、水拭きするか、アルコールで拭きましょう。トイレや洗面所の清掃をこまめに行いましょう。清掃は、市販の家庭用洗剤を使用し、すすいだ後に、0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを含む家庭用消毒剤を使用します。」

この「次亜塩素酸ナトリウム」というのが、ハイターの主成分です。このため、ハイターが消毒に使えるといえます。同じハイターとつく商品でも、洗濯用のワイドハイターは消毒液として使えないので注意してくださいね。

ハイター消毒液のつくり方

ではハイターを使った消毒液はどのようにつくるのでしょうか。ここからは福岡市のホームページで公開されている「消毒用アルコールがない場合の消毒・除菌について(https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/73929/1/noal0303.pdf?20200303213430#page=1)」を参考にまとめました。

準備するもの

• ハイターなど次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする塩素系漂白剤
• 水
• 蓋のある容器(500ml) ※誤飲防止のため取り扱いには注意

ハイター消毒液のつくり方

厚生労働省のホームページに記載されている0.05%の次亜塩素酸ナトリウム消毒液をつくるときの分量をご紹介します。

500mlの蓋のある容器に水を入れ、5mlのハイターを入れれば完成です。ペットボトルのキャップが約5mlなので、キャップを利用してハイターの分量を計る人もいるようですよ。正確に計りたい方は、別の道具を使って計量してくださいね。

このとき、ハイターが手につくと手荒れする場合があるため、直接触れないようにゴム手袋をして作業をすると安心です。また手指の消毒には使用しないようにしましょう。誤飲防止のため、分かりやすい容器の表示や置き場所など、取り扱いに注意が必要です。また消毒対象の材質により、使用方法が異なることがありますので、製品に記載された「使用上の注意」をよく読んで使用してください。

使い方

ペーパータオル等に消毒液を染み込ませて使います。消毒したい屋内のドアノブやテーブルなどの表面を拭き、数分置いたあと水拭きをしてください。

※繰り返しになりますが、人には使用できないため手洗いなど「人」へのご使用は絶対にしないでください。風圧でウイルスが舞い上がる可能性があります。二次感染を防ぐためにも、スプレーは使わないようにしましょう。ドアノブやテーブルなど屋内の「物の表面」専用となりますので、屋外では使用しないようにしましょう。ハイターは漂白効果があるため、繊維製品や貴金属への使用も不可です。

ハイターの取り扱い方法は、ハイターの本体裏側に記載されている注意事項を必ずよく読んでから使用するようにしてください。

まとめ

家にあるもので消毒液がつくれることを知っていると、いざというときに安心です。繰り返しになりますが、この消毒液は手指の消毒など、人には使えません。手づくりの消毒液を正しく使い、感染症から身を守りましょう。

参照:
「新型コロナウイルスの感染が疑われる人がいる場合の家庭内での注意事項(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00009.html)」厚生労働省
「消毒用アルコールがない場合の消毒・除菌について(https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/73929/1/noal0303.pdf?20200303213430#page=1)」福岡市
「「ハイター」「キッチンハイター」をうすめた液を手指などの消毒に使ってもいいの?(https://www.kao.com/jp/soudan/topics/topics_110.html)」花王
「新型コロナウイルスの感染対策で、「ハイター」「キッチンハイター」を薄めた液でドアの取っ手やノブなどを拭いた後は、水拭きが必要なの?(https://www.kao.com/jp/soudan/topics/topics_113.html)」花王

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