凸版印刷の給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（https://ssl4.eir-parts.net/doc/7911/yuho_pdf/S100FTAK/00.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手の印刷関連企業である凸版印刷です。

凸版印刷の平均年間給与はいくらか

凸版印刷（提出会社）の2019年3月31日時点での平均年間給与は664.4万円と600万円を超えています。また、従業員の平均年齢は42.3歳で40歳を上回っています。平均勤続年数は14.2年となっています。

凸版印刷の従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2019年3月31日時点で9993名。単体で9000人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

情報コミュニケーション事業分野：4676名

生活・産業事業分野：2921名

エレクトロニクス事業分野：1014名

全社（共通）：1382名

また、連結の従業員数は5万1712名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

情報コミュニケーション事業分野：2万8919名

生活・産業事業分野：1万2424名

エレクトロニクス事業分野：8987名

全社（共通）：1382名

過去5年の業績動向

凸版印刷（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上高ですが、過去5年をみると、2015年3月期の1兆5269億円から2017年3月期の1兆4315億円まで減収が続きましたが、その後は増収傾向にあり、2019年3月期には1兆4647億円となっています。

また、経常利益については、2015年3月期は452億円、2016年3月期は518億円、2017年3月期は496億円、2018年3月期は546億円、2019年3月期は491億円でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益は、2015年3月期は228億円、2016年3月期は352億円、2017年3月期は325億円、2018年3月期は422億円、2019年3月期は410億円となっています。

※凸版印刷の2018年3月31日（http://limo.media/articles/-/9508）時点での給与（http://limo.media/articles/-/9508）

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。