モロゾフの給料はどのくらいか

企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書（http://www.morozoff.co.jp/company_ir/pdf/02_securities/90yuuka.pdf）をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回は国内大手洋菓子メーカーであるモロゾフです。

モロゾフの平均年間給与はいくらか

モロゾフ（提出会社）の2020年1月31日時点での平均年間給与は522.6万円と500万円を超えています。また、従業員の平均年齢は45.4歳で40歳を上回っています。平均勤続年数は14.9年となっています。

モロゾフの従業員数は何人か

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2020年1月31日時点で632名。単体で600人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

洋菓子製造販売事業：541名

喫茶・レストラン事業：26名

全社（共通）：65名

なお、連結の関係会社に関する該当事項はありません。

過去5年の業績動向

モロゾフ（単体）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上高ですが、過去5年をみると、2016年1月期の286億円から2018年1月期の296億円まで増収が続きましたが、2019年1月期は295億円、2020年1月期は295億円となっています。

また、経常利益については、2016年1月期の13億円から2018年1月期の24億円まで増益が継続しましたが、2019年1月期は22億円、2020年1月期は17億円でした。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある当期純利益は、2016年1月期の7億円から2018年1月期の16億円まで増益が続きましたが、2019年1月期は13億円、2020年1月期は10億円となっています。

まとめにかえて

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

【注意点】有価証券報告書における年間平均給与及び従業員数について

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

【ご参考】有価証券報告書とは

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。