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「丸亀製麺」運営のトリドールHD、客数大幅減で既存店売上高がマイナス成長に(2020年3月)

LIMO / 2020年4月8日 11時20分

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「丸亀製麺」運営のトリドールHD、客数大幅減で既存店売上高がマイナス成長に(2020年3月)

注目小売店月次実績シリーズ

シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回はセルフ式うどん店「丸亀製麺」他を運営するトリドールHD(3397)の、2020年3月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう。

直近の月次実績

2020年4月3日に更新されたトリドールHDの2020年3月既存店売上高は、対前年同月比84.7%となりマイナス成長。内訳は客数83.1%、客単価102.0%であり、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で客数が大きく減少しマイナス成長となりました。

また全店売上高も90.1%となり、既存店・全店ともにマイナス成長となりました。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。

既存店売上高は今期、対前年同月比でプラス成長月9カ月、マイナス成長月3カ月で着地しました。客数は売上高同様にマイナス月が3カ月であったのに対し、客単価は8カ月となりました。

ただ、客単価は2020年1月以降3カ月プラスが続き改善傾向にあります。しかし3月は新型コロナ問題による客数減の影響から、売上高は大幅なマイナスとなりました。

一方で全店売上高は3月を除き全ての月でプラス成長が継続。新型コロナウイルス問題が12カ月続けてのプラス成長を阻止した形となりました。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社株価は昨年11月に1,585円の高値を付けた後に反落。2020年に入っても下落は止まらず、2月後半からの株式市場全体の下落もあり、3月には一時1,000円を割れました。

その後はいったん1,200円台を回復したものの、4月に入り再び1,000円前後で推移しています(なお、2020年3月31日に1株→2株の株式分割を実施)。

1月以降、課題であった客単価が上昇するなど順調な推移を見せていましたが、新型コロナウイルスの影響で3月は大きな落ち込みとなりました。4月からの新年度も各数値の落ち込み幅が注目されます。

トリドールホールディングスの過去1年の株価推移

(/mwimgs/7/c/-/img_7cc211b07238fecda19da4c21fadedd3135139.jpg)

拡大する(/mwimgs/7/c/-/img_7cc211b07238fecda19da4c21fadedd3135139.jpg)

参考資料:月次売上高レポート(2020年3月期)(https://www.toridoll.com/ir/finance/report.php)

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