【在宅勤務の夫に家事・育児を任せてみたら】衝撃場面、あなたは笑える?
LIMO / 2020年4月20日 20時45分
【在宅勤務の夫に家事・育児を任せてみたら】衝撃場面、あなたは笑える?
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による緊急事態宣言のため、自宅で過ごされている方が多いことでしょう。今までリモートワークを取り入れていなかった企業がリモート化に舵をきったり、勤務体制の変化があったりと、この1ヵ月で夫の在宅時間が長くなったという家庭も増えているのではないでしょうか。
総務省が発表した「平成28年社会生活基本調査(https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/pdf/youyaku2.pdf)」によると、共働き夫婦の「家事関連時間(育児含む)」は、妻が4.54時間であるのに対し、夫は0.46時間とまだまだ差がある状況です。もちろん各家庭の事情はありますが、普段家事・育児に積極的ではなかった夫は、この局面をどう乗り切っているのでしょうか。夫に家事・育児を任せたある家庭に話を伺いました。
たった30分夫に任せただけなのに…
普段からワンオペ育児をしているというEさん。夫は飲食業で日夜忙しく働いていますが、今回の自粛措置で勤務時間が大幅に減少しました。
あるときEさんは、夫に2歳の娘を預け、役所へ行くことに。夫はこれまで、娘と2人で接する機会がほとんどありませんでした。たった30分ほどの外出なら問題ないだろうと思っていたEさん。しかし、帰ってきてから衝撃の光景を目にしました。
なんと、娘が1人でキッチンに立ち、粉まみれになっていたのです!娘はホットケーキを作ろうとしていた様子。以前パパと一緒にホットケーキを焼いたことを覚えていたのでしょう、とEさんは振り返ります。ホットケーキミックスの袋をやぶいて、キッチンも娘自身も真っ白…さらに、割れた卵も床一面に広がっていたそう。
Eさんがびっくりして声をあげると、それに気づいた夫がキッチンにやってきて一言。「あれ?ついさっきまでそこでテレビを見て、いい子にしていたんだよ」どうやら夫はリビングで、テレビとスマホに夢中になっていたようです。
「キッチンに足場になる椅子を運んで、卵とホットケーキミックスを取り出して…2歳が数分でやることじゃないですよね。あの30分、ずっと娘のことを見ていなかったのでしょう。もしコンロの火をつけていたらと思うと…」
夫はこの事態を笑いごとだと思ったようですが、Eさんは怒り心頭。それ以来、Eさんは夫に娘を預ける際はスマホの使用を禁止しているそうです。
まさかの「夫だけ外出」…子供は?
5歳の子供が幼稚園に通っている間だけパートに出ていたAさん。今回の休校措置に伴い、幼稚園も休園となってしまいました。リモートに切り替える際、勤務先に出る必要があったため、夫に子供を任せることにしたのだそう。
「もう年長なので、それほど心配はありませんでした。夫には、お昼を適当に作ってとお願いしていましたが、焼きそばやラーメンなど簡単なものをストックしていたので、大丈夫だろうと思っていたんです」とAさんは語ります。
しかし、14時頃にAさんが帰宅すると…そこにいたのは子供だけ。夫の姿はありません。
子供に聞くと、お昼を買いに行くといったまま、まだ帰ってこないといいます。もちろん、子供はお昼ご飯をまだ食べていませんでした。
それから10分ほどして夫が帰宅。Aさんが問いただすと、夫はこういったそう。「なにを食べさせたらいいか分からなくて、お弁当を買いに行くことにしたんだ。そうしたら、近所の本屋が週明けから休業というから、つい立ち読みしてしまって…でも、子ども用の絵本も買ってきたよ。もう年長だし留守番は問題ないだろう」
なんと1時間半近くも外出していたのです。しっかりしてきたといっても、まだ5歳。Aさんは夫の認識の甘さを厳しく注意したといいます。
「夫は、『自分が休みの時間は自由にしてもいい』とどこかで思っていたのでしょうね」Aさんは肩を落としました。それからは、仕事の用事で外出する際は「お昼は冷蔵庫にある焼きそばをつくって食べさせて。野菜室にキャベツとニンジンがあるから。作り方は袋に書いてあるのでそれを見て」と細かく伝えるようにしているのだそうです。
トイトレ中の子供。帰って見た惨劇とは…
「必要な買い物に出るため、夫に娘を任せました。この時期、スーパーに子どもを連れて行きたくなかったんです」
娘がトイトレ真っ最中だというYさん。まだ1人でトイレに行くことはできませんが、大人にトイレに行きたいと伝えることができるようになり、もうほとんど漏らすこともなくなっていたといいます。リモートで家にいることが多くなった夫にも、娘のトイトレについては日頃から細かく伝えていました。
Yさんはスーパーやドラッグストアをまわり、40分ほど外出。帰宅すると、娘がお着替えして待っていました。「何かあったの?と夫にきいても、自分で着替えてきたんだよというだけ。娘にどうしたのか聞いても、もじもじして返事がありませんでした。おかしいなと思いつつ、買い物したものをしまって、それからトイレに向かったんです」
すると…そこには娘の「お漏らし」と「脱ぎ捨てられた服」が…。どうやら、娘はパパにトイレに行きたいと伝えたものの、滑舌がよくないため夫には聞き取れなかったよう。1人で行こうとチャレンジして、失敗してしまったのです。
「毎日一緒に過ごしている私には聞き取れるのですが、夫には難しかったようで…それでも、娘のアピールに向き合えば分かるものだと思ったのですが。そのあとの掃除は夫にやってもらいました」信用していたのに…とショックも感じたというYさん。娘はそれからしばらくトイトレが後退してしまったそうですが、夫と一緒にサポートし、またなんとか持ち直してきたそうです。
「十分すぎるほど」内容を伝えましょう
普段から育児や家事をこなしている女性にとっては、いちいち伝える必要がないと思える場面かもしれません。イクメンという言葉も浸透し、育児・家事をサポートしあう夫婦も増えています。しかし、日頃「育児・家事は妻の分担」だと思っている夫にとっては、まだまだ難しい面があるのかもしれません。
まずは「十分すぎるほど」やってほしい内容・気をつけてほしい点を伝えて、考え方の相違をなくしていくのも大切なポイントなのかもしれませんね。
【参照】総務省「平成 28 年社会生活基本調査 生活時間に関する結果 要約(https://www.stat.go.jp/data/shakai/2016/pdf/youyaku2.pdf)」
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