長時間の駐車で盗難注意？コロナ対策はクルマにも「自衛策」4選

さあいよいよ待ちに待ったゴールデンウィーク！
と、例年であったらワクワクしているはずなのですが、今年は「自粛」。

ドライブプランを立てていた方にとってはちょっぴり寂しいこととなりましたが、今の我慢が自分だけではなく誰かの命を救うことにつながっているはずです。

出かける頻度が少なくなってくると、マイカーは駐車場に待機しがちですよね。

車は動いていれば事故の危険性がありますが、実は駐車中（主に誰でも自由に車に近づける環境での駐車）は盗難による危険性があることを認識しておく必要があります。

今回は、車を駐車場に停めっぱなしにしているときに起こりうる盗難の危険性と、その対策について確認していきましょう。

最も気を付けたい「車そのもの」の盗難

「盗難」と聞くと車そのものが盗まれてしまう、ということをイメージする人が多いと思います。

最近の車は「イモビライザー」というセキュリティが標準装備されている車が大半ですが、このイモビライザーにも脆弱性があります。

最近はあまり聞きませんが、「イモビカッター」という手口でセキュリティをかいくぐって車を盗むという手口もありました。近年では新しい手口として「リレーアタック」という、スマートキーの電波を傍受して車を盗むという手法が出てきたりしています。

いくら自動車メーカーが対策をして新しい技術を導入したとしても、それが破られてしまう…。まさにイタチごっこなのです。

私たちが行う自衛手段としては、費用はかかりますが、メーカー純正のセキュリティだけではなく、社外の実績あるセキュリティシステムを導入して少しでもリスクを減らす、もしくはステアリングやホイールをロックして物理的に車を護るといった方法です。

これらの手段を駆使しても100%車が盗まれないという保証はありませんが、盗まれる危険性を軽減することはできます。

「タイヤを護る行動」を

車そのものを護ったとしても、ほかにもリスクはあります。次に対策したいのが「タイヤホイール」です。

朝、車に乗ろうと思ったら、タイヤホイールを盗まれてコンクリートブロックなどが地面とボディの間に挟まれていた、なんて話を聞いたことがあるかもしれません。

高価な社外ホイールを装着し、愛車をドレスアップしている方は、何かしらの盗難対策をしている方は多いでしょう。

ですが、メーカー純正のホイールを装着している方の多くは盗難対策をしていないのが実情で、これが盲点。

実際「純正ホイールなんて盗む人はいないだろう」というイメージを持ちますよね。

高価でデザインが特徴的な社外ホイールは、盗んだ後の流通ルートは限られてしまいます。しかし純正ホイールの場合、単価そのものは低いですが転売が容易という背景もあるようで、被害件数が増加傾向にあります。

「自分の車は純正だから関係ない」という考えは捨て、タイヤホイールを盗難から護るためのアイテムとして「ホイールロックナット」などを購入して対策するようにしましょう。

細かいけれどやっておきたい対策

車とタイヤの対策をしたらまず安心、と思ったら実はこれも間違いです。
車内と車外にまだ危険性があるのです。

まず無防備なところで、車外ではナンバープレートの盗難も考慮しなければなりません。ナンバープレートはプラスドライバーでネジを外すことができるので、盗難ではなくイタズラ目的で取り外されてしまう可能性もあります。

ナンバープレートを盗まれると再発行のために陸運局に行かなければなりませんし、お金もかかります。特殊形状のボルトなどを採用したナンバーロックなどで対策をしましょう。

そして車内の車上荒らしについても対策をしましょう。

車内にお金や金目の物（スマートフォンやパソコン、ブランド物のバッグや音楽プレイヤーなど）を置かないようにするだけではなく、カーナビの盗難対策もしたいところ。

ナンバープレートと同様に「ナビゲーションロック」という商品もありますので活用してみましょう。

まとめ

愛車を盗難から護るための対策方法をご紹介しました。
長期休暇は盗難のリスクも増えてくる傾向にあります。ご紹介したものの大半はネット通販でも購入することができますので、この機会に買いそろえて愛車を護る行動をとることをおすすめします。

【参考】
「クルマ何でも質問箱～トラブル～（http://qa.jaf.or.jp/trouble/burglary/03.htm）」JAF
「【あなたのクルマも狙われている!?】自動車盗難＆車上荒らし対策マニュアル（https://www.autobacs.com/static_html/spg/mini-column/60.html）」AUTOBACS