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特別定額給付金のオンライン申請をしてみたら…。申請時の意外な落とし穴とは

LIMO / 2020年5月9日 18時25分

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特別定額給付金のオンライン申請をしてみたら…。申請時の意外な落とし穴とは

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の長引く影響で、思わぬ支出がかさんでいる、休業になって生活が苦しいという人は少なくないかもしれません。筆者も取引先が休業状態で収入が減るなか、いつもと違う支出が増えて不安を感じています。

そんな中、コロナ対策の一環として「特別定額給付金」の支給が決定しました。筆者の居住地では補正予算成立の翌日からオンライン申請の受付が開始されたため、さっそく申し込んでみたのですが、そこで思ったのは「これはハードルが高いのではないか…」ということでした。

実際にどのような点が難しいと感じたのかを紹介していきますので、オンライン申請を検討している人は参考にしてみてくださいね。

特別定額給付金のオンライン申請に必要なもの

まず、特別定額給付金のオンライン申請の際には、以下のものが必要になります。

世帯主のマイナンバーカード

マイナンバーカード読取対応のスマートフォン、またはICカードリーダ

マイナンバーカードの署名用電子証明書の暗証暗号(英数字6~16文字)

振込先口座の確認書類(キャッシュカードや通帳など。手続き中に写真を取ってアップロードします)

特別定額給付金のオンライン申請の流れ

筆者はスマートフォンから申請したため、今回はスマートフォンでのオンライン申請の流れを紹介します。

    「マイナポータルAPアプリ」をインストールする

    アプリを開いて「ぴったりサービス」へアクセスする

    居住地を選択し、「特別定額給付金」にチェックを入れて検索する

    再度「特別定額給付金」にチェックを入れて「申請する」を押す

    動作環境確認画面で確認事項にチェックを入れて「次へ進む」を押す

    必要事項を入力する

    振込先口座の確認画像(キャッシュカードや通帳など)を撮ってアップロードする

    「署名用電子証明書の暗証暗号」を入力し、マイナンバーカードを読み取って電子署名を付与する

    内容を確認して送信する

参考:「特別定額給付金(https://kyufukin.soumu.go.jp/ja-JP/apply/online.html)」(総務省)

特別定額給付金のオンライン申請の落とし穴

特別定額給付金をオンライン申請してみた結果、「これはオンライン申請を断念したり、スムーズに申請できない人もいるのではないか」と感じました。そこで、申請中に多くの人がつまずくであろうと感じた点と解決策を紹介していきます。

落とし穴①:マイナンバーカードの暗証番号忘れ

特別定額給付金のオンライン申請では、マイナンバーカードの「署名用電子証明書の暗証暗号」が必要です。

しかし、「マイナンバーカードを使う機会がないので暗証番号を忘れた」という人もいるでしょう。暗証番号を忘れた、または5回連続で暗証番号を間違ってロックがかかった場合は、マイナンバーカードを発行した市区町村の窓口に出向いて再設定手続きを行う必要があります。

保険料の減免申請や住所変更などで「密」の状態になっている窓口もあるようなので、このような場合は郵送申請に切り替えたほうがよいでしょう。

落とし穴②:マイナンバーカード読取対応のスマートフォンかICカードリーダが必要

特別定額給付金のオンライン申請では、本人確認のためにマイナンバーカードを読み取る必要があるので、マイナンバーカード読取対応のスマートフォンが必要です(パソコンで申請する場合はICカードリーダでも可)。

つまり、マイナンバーカード持っていても、読み取り機がないとオンライン申請ができないということです。これでオンライン申請を断念する人もいるのではないかと思います。

マイナポータルで対応機種を確認できるので、自分のスマートフォンが対応しているかを確認しておきましょう。読み取り機もパソコンもないという場合は、やはり郵送申請に切り替えることになります。

参考:マイナポータルAPに対応しているスマートフォン(https://faq.myna.go.jp/faq/show/2587?site_domain=default)(マイナポータル)

落とし穴③:マイナポータルAPが開けない

マイナポータルAPアプリは、NFC(近距離無線通信)機能を有効にした状態でないと開けません。マイナポータルAPアプリを開く前に、設定画面の「無線とネットワーク」やクイック設定からNFC機能を有効にしておきましょう。

また、給付金の申請受付の開始直後はアクセスが集中し、マイナポータルにつながらない状態が続く可能性があります。夜間など人が少ない時間に再チャレンジしてみましょう。

落とし穴④:マイナンバーカードが読み取れない

申請の際にマイナンバーカードがうまく読み取れないこともあるようです。このようなときには、以下の点に注意してみましょう。

・アプリ上で指示が出る前にマイナンバーカードを近づけない
・マイナンバーカードの上にスマートフォンを置いたら完了まで動かさない
・スマートフォンのICカード読み取り部(FeliCaマークの位置)を確認する
・スマートフォンのカバーを外す

どうやっても読み取れないという場合は、マイナンバーカードのICチップに不具合が起きている可能性があるため、市区町村の窓口に問い合わせる必要があります。

落とし穴⑤:マイナポータルAPアプリとブラウザで混乱する

マイナンバーカードを読み取る際には、マイナポータルAPアプリとブラウザの両方を使用します。筆者の場合は、マイナンバーカードを読み取るたびにスマートフォンのブラウザが勝手に立ち上がるので驚きました。

もし仮に、申請中に他のアプリやブラウザが開いてしまっても、アプリ一覧から申請画面を開き直せばそのまま申請手続きを続けられるので安心してくださいね。混乱を避けるために、事前にマイナポータルAPアプリ以外のアプリとブラウザを終了させてから申請を始めるようにしましょう。

おわりに

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が広がる今、特別定額給付金の支給やオンライン申請は非常にありがたいと思います。しかし、専用の機器が必要だったり、普段使うことが少ない暗証番号を使用したりと、ちょっとハードルが高いのではないかと感じました。

とはいえ、総務省の特別定額給付金サイトではわかりやすい動画も公開されているので、読み取り機さえ用意できれば慣れていない人でも何とかオンライン申請ができると思います。「よくわからない」というときには、今回紹介したつまずきポイントも参考にしてみてくださいね。

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