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コロナ禍で異例の就活戦線、WEB面接の失敗は何から起きる?

LIMO / 2020年5月26日 20時15分

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コロナ禍で異例の就活戦線、WEB面接の失敗は何から起きる?

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて会社説明会や面接がオンライン化するなど、今年の就職活動は例年と大きく異なっています。

このような前例がない状況では、先輩の話などを参考にできないこともあるでしょう。就活の大きなポイントである面接をWEBでやる際の不安や注意すべき点について見ていきます。

オンラインでの説明会や面接に抵抗がある?

株式会社ベネッセ i-キャリアが運営する、成長支援&逆求人型就活サービス『dodaキャンパス』は、全国のサービス利用学生120人に「新型コロナウイルスが与える就職活動への影響(https://www.persol-career.co.jp/pressroom/news/service/2020/20200305_01/)」についてアンケート調査をしています。

このアンケートでは、新型コロナウイルス感染症が就活に影響があるかを聞いていますが、「影響があると思う」「やや影響があると思う」と回答したのは95.9%にのぼり、ほとんどの学生が就活に影響があると感じていることが分かりました。

具体的にどのような影響があるかを尋ねたところ、「企業によるイベント中止」「マスク着用などの準備/相談」「合同説明会への参加取りやめ」「イベントや選考の日程変更」「WEBセミナーやオンライン面談への変更」などが挙げられました。

また、WEB説明会や面接・面談を「利用したい」「利用に抵抗はない」という回答は61.7%、「やや抵抗がある」「利用したくない」と回答した学生は31.6%。

「安定したネット環境が確保できるか」「WEB上で自分のアピールがしづらそう」「企業の雰囲気や人柄もつかみづらそう」という点を不安を感じる学生が一定数いることが分かりました。

面接での減点につながるのは?

経団連発表の「2018年度 新卒採用に関するアンケート調査結果(https://www.keidanren.or.jp/policy/2018/110.pdf)」によると、「人事担当者が選考にあたって特に重視した点」の上位5項目は以下の通りで、「コミュニケーション能力」が特に重視されていることが分かります。

    コミュニケーション能力(82.4%)

    主体性(64.3%)

    チャレンジ精神(48.9%)

    協調性(47.0%)

    誠実性(43.4%)

WEBであっても従来の方式であっても、面接であることに変わりはありません。きちんと面接官の話を聞き、質問内容を汲み取ったうえで回答をするという基本動作ができないと、面接官に良い印象は与えられないでしょう。

もう一つの「基本のき」は企業研究です。どんな事業内容でどんな強みがあり、ライバルとどんな違いがあるのかなど、就職を希望して面接を受けるのであれば当然理解しているべきことです。たとえ自己PRが上手でも、企業研究ができていないと「うちの会社に興味がないんだね」と思われてしまいます。

WEB面接で失敗しないためには

また、WEB面接ならではの注意点もあります。どのような点に気をつければ良いのでしょうか。

インターネット環境

まず、面接場所は通信環境が安定している場所を選ぶことです。街中のWi-Fiは安定性からもセキュリティ面からも避けたほうがいいでしょう。自宅にインターネット環境がない場合、インターネットカフェの個室を利用するのも一つの手です。

しかし、通信環境に気を配っていたとしても、何らかの理由で接続が途切れてしまう可能性もあります。それは不可抗力なので、とにかく慌てないことが大切。再接続した後に焦りがあらわになってしまうと、トラブル時の対応力を疑われてしまうかもしれません。

身だしなみ

WEB面接だからといって服装に手を抜くのはNGです。カメラに映る上半身だけスーツを着て面接を受けていて、最後の挨拶でうっかり立ち上がって下半身が見えてしまうかもしれません。自宅であっても気を抜かず、清潔感がある身だしなみを心がけましょう。

カメラの位置

カメラの位置が下から顔を映すような角度だと、鼻の穴が丸見えという恥ずかしい状況になってしまいます。また、整頓されていない部屋が見えてしまうのも印象を悪くするので、背景にはなるべく何も映らない位置を選びましょう。スマホを手持ちする場合は画面が揺れることにも注意が必要です。

おわりに

WEB面接は経験している人も少なく情報もあまりないので、不安に感じるのも無理はありません。一方で、交通費や移動時間がかからないというメリットもあります。その分、多くの企業にエントリーすることも可能になるのではないでしょうか。

今年の就活はコロナの影響で採用数が減少したり、選考が進まないなど不安になることが多いと思われます。その中でも情報収集を怠らず、家族などと面接の練習をすることで自己分析を深めるなどの準備をし、前例のない就活戦線を乗り切ってほしいと思います。

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