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「あ~もうやめたい!」 職場の耐え難いストレスを6人に聞く

LIMO / 2020年6月3日 20時0分

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「あ~もうやめたい!」 職場の耐え難いストレスを6人に聞く

チューリッヒ生命が行った「2020年 ビジネスパーソンが抱えるストレスに関する調査(https://www.zurichlife.co.jp/aboutus/pressrelease/2020/20200423)」によると、ストレスの要因のトップは「収入(経済面)」の22.4%、次いで「仕事の内容」の21.4%でした(単数回答、n=1,000、以下同)。

3位と4位は「上司との人間関係」(14.6%)、「上司・部下以外の社内の人間関係」(14.4%)で、2つを合わせると約3人に1人が人間関係のストレスを抱えているということがわかります。そこで今回は、働く人々のストレスのもとについて6人に聞いてみました。

社員のことを疑う社長

あるIT企業で働くAさんは「社員を信用していない社長が情けなさすぎる」と嘆きます。

「社長も参加する会議の場で、社長だけオフィス、そのほかはみんな在宅勤務なのでZoomを使って会議をしていた。そのときに『どうせみんなサボってるんだろう』とか『顔出しできないヤツは怠けているんだろう』と、社員を疑うような発言が多々あった」のだそう。

「コロナの影響で急ピッチで進めた在宅勤務の準備、お世辞にもきちんとした環境を提供できているわけでもないのに、『サボっている』とか『怠けている』とか言うし、PCにカメラがなくて顔出しができない人もいれば、家族がいてカメラを使いたくないという人だっている。プライベートに踏み込んでいるという自覚がない」と話します。

在宅勤務の社員に対して「サボっているのでは?」と疑ってしまう経営層も少なくないようですが、これでは社員も報われません。内心そう思っていても、それを口に出されてしまうと言われたほうも不快ですよね。

手柄は横取り、ミスは押しつける先輩

金融機関で働くBさんのストレスは「大嫌いな先輩」なのだそう。

「先輩の指示が変だと思い、『それは違うのでは?』と何度も疑問を投げかけていたのに『間違っているわけないから黙ってやって』と仕事を押し付けてきた先輩。それで案の定、私の言っていたことが正しく、他部署を巻き込む問題になったのに『Bさんが勝手にやってミスった。ごめんね~』と他部署にはいい顔をしていて、本当に腹が立った」のだそう。

「後から関係者には指示ミスのメールを見せて、原因は自分ではないことを納得してもらったけれど、もういい加減あの先輩とはやっていけない」と話します。

「しかも、私がやったことの手柄は『オレが担当していました』とか言って横取りしてくる。上司もそれを知っているから評価されていないのが救いだけど、このままではストレスで爆発しそう」と語るBさん。

こういう人はどの職場にもいるのではないでしょうか。自分は仕事がデキると思っているのでしょうが、実は周囲に支えてもらっているだけというのが悲しいところです。

縦割り文化のせいで現場が疲弊

こちらも金融機関で働くCさん。「他部署との縦割り文化があるのでやりづらくて仕方ない」とこぼします。

「他部署の案件は邪魔する、という文化で足の引っ張り合い。役員同士の仲が悪い部署同士だと特にそう。現場の社員同士がどんなにうまくやっていても、役員の仲の良し悪しでいろんなことがうまくいったり、いかなかったり…。自分のところの役員や部長と仲が悪い部署との協働が必要になる案件に携わると、本当に胃が痛い」と話します。

こういう場合、間に挟まれて苦しい思いをするのは現場の社員。いい大人なのですから、職場に好き嫌いは持ち込まないでほしいものです。

決めたことを後から覆す上司

IT企業で開発を担当しているDさん。「会議のたびに言うことが変わる上司にストレスを感じている」と言います。

「前回の会議でこう言いましたよね?と言っても、『そんなこと関係ないだろう』と逆ギレ。『この要件を追加してほしい』とか、もう引き返せない段階で急に言ってくる。こちらはそれが嫌で何度も何度も確認しているのに、その場の思い付きで『こうしたら?』と言ってきて、それを採用しない限り次の段階に進めない」と話します。

これでは現場が疲弊してしまいます。会議のたびに言うことが違うとか、その場の思い付きで話をする上司に振り回されては、徒労感が溜まるばかりでしょう。

何も調べず聞いてくる後輩

「1年目の新人ならまだしも、30歳を超えても何もできない後輩が本当にストレス」と話すのは広告代理店勤務のEさん。

「何も調べないで勝手にミーティングをセット。私やさらに年上の先輩と部長を急に呼び出し、『これってどうしたらいい感じですかね?』って丸投げされたときにはブチ切れそうだった。『あなたはどう思うの?』と聞いても、『え?いや、わかんないから教えてほしいんです』と言われ、参加した3人は呆れ顔だった」と言います。

「部長が『ちょっと順番が違うよね、自分で調べた?』って聞いても『調べるよりわかる人に訊いたほうが早いんで』と開き直っていて、呆れるのを通り越して笑ってしまった」とのこと。

30歳を超えても、子どものようなことを言う人もいるものです。人の時間を使っているという感覚がないのでしょう。最低限、自分で調べたうえで解決策を考えてきてほしいものです。

給料が少ないのに仕事はキツイ

建設関係の会社で働くFさん。「うちは典型的なブラック企業」と話します。

「一応管理職だけれど、収入は本当に少ない。管理職だから残業代もつかないし、大した権限があるわけでもない。まさに名ばかり管理職。残業の多い後輩には普通に収入面で負けていると思う」とのこと。

Fさんは「ウツでやめる同僚も多いし、メンタルが強い人しかやっていけない。仕事のデキというよりは上の人とうまくやれるかどうかで社内の立ち位置が変わってくる。もう正直やめたい」と話してくれました。

仕事に見合ったお給料をもらえなければ、仕事のモチベーションが下がるのも無理はないこと。退職を真面目に考えているというFさんの気持ちがわからないでもありません。

おわりに

思わず「こういう人いるな」と思う事例もあったのではないでしょうか。働くうえで全くストレスを感じないという人はほとんどいないとは思いますし、ある程度のストレスは「仕事だから仕方ない」と割り切れるものかもしれません。しかし、あまりにストレスがかかると精神的に疲弊してしまいます。そうなる前に手を打ちたいものですね。

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