夫への愛情は氷点下!?オンラインママ友会で知ってしまった「夫婦の温度差」

新型コロナウイルス感染症（COVID-19）は、いまだ世界的に猛威をふるっています。4月7日、政府より7都府県に緊急事態宣言が発令されて以降、同月16日には全国へ拡大。5月25日には解除となりましたが、まだまだ外で人と会う機会は増やせないというのが現状です。

この機会に、「家族と過ごす時間が増えた」という声をよく聞きます。一方で、人と接する機会が減ったことでメンタルの不調を訴える人もいるのだとか。

そこで注目されたのが『オンライン』での接触。4月22日に開催された「第30回新型コロナウイルス感染症対策本部（https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202004/22corona.html）」開催後の会見にて、安倍総理からオンライン帰省を推奨する発言もありました。感染症予防対策として広まった『オンライン』ですが、じつは子育て世帯の強い味方でもあるようです。

小さな子どもがいても参加OK！「オンライン飲み会」

人との接触をさけるために、勧められている『オンライン』。内閣官房が5月4日に発表した「新型コロナウイルス感染症対策本部（第33回）（https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/sidai_r020504.pdf）」内でもオンライン会議やオンライン学習を推奨しています。

政府も注目するオンラインですが、若い世代を中心に「オンライン飲み会」が楽しいと話題のようです。自粛疲れの生活に、少しでも楽しみを見つけようとはじめた人もいたのだとか。

「はじめてオンライン飲み会を開きました。ひとりで飲むよりも楽しいです。（20代・会社員）」

「自粛中であることも関係なく、終電も気にせず飲めるのがいいですね。（30代・会社員）」

また、オンラインならではの利点も分かりました。

「小さな子どもがいるので、今まで飲み会は断っていました。でも、オンラインならと参加してみることに。ひさびさに会う、県外の友だちもいて楽しかったです！（30代・主婦）」

子どもがいると参加しづらい飲み会ですが、自宅でも参加できるのがオンラインの良いところのようです。これがママ友会になると、「夫への愚痴会」へとシフトチェンジするのだとか。

語られる「夫への不満」　

外出自粛によって、夫が家にいることで妻の負担が増加したと感じている人も多かったようです。ストレス発散として、オンライン飲み会は最適なのだとか。

「自粛に疲れた…という夫は、よく散歩やジョギングに行ってしまいます。散歩なら子どもも連れて行って、というと『それじゃ息抜きにならない』と断られます…。家事や子育ての協力がないうえに夫の世話まで増えて、私はすでに『夫疲れ』ですよ。（30代・パート主婦）」

「普段はママ友には夫の愚痴はいいません。でも、夫との時間が増えたことでイライラMAX。その状態での飲み会なので、お酒の力があってか、愚痴が止まりません！（20代・会社員）」

自己中心的な夫を持つ妻からは、夫への不満が語られました。ママ友とのランチ会よりも、お酒の力を借りて深い話ができるようです。

すっきりしない「夫との違和感」　

「ひさびさの飲み会にテンションが上がりました！それでも、夫は自宅で飲んでいるだけでしょ？と理解してくれません。夫はこれまで家庭を顧みず飲み会に参加していたので、オンラインでないと飲み会に参加できない私の気持ちなんてわからないですよね。（30代・主婦）」

普段から飲み会に参加する夫と、なかなか出歩けない妻との間には夫婦の温度差が感じられました。また、夫との違和感に気づいた人もいるようです。

「GWに帰省したいという夫に、今年は家にいようという子どもたち。子どもの方がしっかりしていると思いました。結局は、帰省していませんが、夫は納得していないようでした。GW中はずっと不機嫌で、大きな子どものようです。ママ友にグチると、みんな『わかる、わかる！』と共感してくれて、気持ちが少し晴れました。（40代・パート主婦）」

夫の考え方や態度に悩む妻も、オンラインでママ友と話すことでスッキリさせていたようでした。

歩み寄りが大事？

また、オンライン飲み会で思わぬ変化がみられたという意見も。なんと、夫自身が「夫への愚痴」を聞いてしまったというのです。

「何もしない夫への愚痴をいったら止まりません！他のママ友がいう愚痴にも共感してしまいます。先日も『コロナ離婚』の話題で盛り上がりました。でもその会話を夫が聞いていたのか、翌日から夫の態度に変化がみられたのです。子どもの相手をしてくれるようになったり、自分のことはしようとしたり…よっぽどコロナ離婚が怖いのでしょうね。今は見守り中です。（40代・会社員）」

オンラインだったからこそ、妻の気持ちを知ることができたのかもしれません。コロナ禍によって普及したオンライン飲み会が、子育て世代のニーズに合致したようです。コロナが終息したあとも新しいスタイルとして、これからもみなさんの癒しの場になるといいですね。

【参照】
内閣府「第30回新型コロナウイルス感染症対策本部（https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/actions/202004/22corona.html）」会見
内閣官房「新型コロナウイルス感染症対策本部（第33回）（https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/sidai_r020504.pdf）」