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相場は乱高下するも底堅い日本株。米のコロナ「第2波」懸念は続く?

LIMO / 2020年6月14日 19時15分

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相場は乱高下するも底堅い日本株。米のコロナ「第2波」懸念は続く?

【日経平均株価】テクニカル分析 2019年6月14日

米国でのコロナ「第2波」懸念でダウ平均が大幅下落

2020年6月12日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より167円43銭安の22,305円48銭となりました。6月1日以来、約2週間ぶりの安値です。

米国ではカリフォルニア州やフロリダ州などで4月末から5月にかけて経済活動が再開されましたが、これらの州で新型コロナウイルスの新規感染者数が増加していることがわかりました。いわゆる「第2波」が懸念されます。

さらに、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が景気見通しに関して慎重な姿勢を示し、2022年までゼロ金利政策を続けると表明したことから、投資家の間に広がっていた景気回復への期待感が後退。

その結果、11日の米株式市場では、ダウ工業株30種平均が、前日比1861ドル82セント安の25,128ドル17セントまで大幅に下落しました。下げ幅は一時1900ドルを超えました。

これを受けて日経平均も大幅続落が予想されましたが、ふたを開けてみると下げ幅はわずかにとどまり、心理的節目となる22,000円を割り込むこともありませんでした。

今週の展開はどうなるでしょうか。米トランプ大統領など要人のコメントなども含め、さまざまな材料に一喜一憂して相場が乱高下する傾向が続きそうです。

12日の米株式市場で、ダウ平均は前日とは一転して反発し、前日比477ドル37セント高の25,605ドル54セントとなりました。日本株は足元では底堅い動きとなっており、今週も目線を上に持っていいでしょう。

直近は円高傾向で、11日のニューヨーク外国為替市場で円相場は1ドル=106円台後半まで円高が進んでいました。これも12日には1ドル=107円30~40銭まで円安が進みました。日本株にとっては追い風になります。

一方、15日にはニューヨーク連銀の6月の製造業景況指数が発表されます。市場予想を下回る内容が出れば、株式相場は売られることになるでしょう。新型コロナウイルスの感染「第2波」についてもまだまだ予断を許さないところです。

200日線でサポートされて下げ止まる

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。10日水曜日までは5日移動平均線に下値をサポートされて順調に伸びていましたが、11日に5日線を割り込むと、12日にもさらに窓を空けて下落しました。終値が5日線を割り込んだのは、ほぼ3週間ぶりです。

今後の展開はどうなるでしょうか。直近のチャートの形から、一見、下目線になる人もいるかもしれませんが、ここからつるべ落としのように下落するかというと、そうは考えられません。

まず、12日の価格が下げ止まったところを見ると、実は200日線があるところでしっかりとサポートされていることがわかります。さらに、25日線までも若干距離があります。

こうした点からも、今後は反発の動きになることが期待できます。上値メドとしては、心理的節目となる23,000円、6月9日の高値(23,185円)となるでしょう。ただし、その先の24,000円付近までは、過去にもみ合いになったところであり、抜けるの時間がかかるかもしれません。

逆に下値のメドを想定するならば、25日線の21,500円、75日線の20,000円あたりになるでしょう。ただ、21,500円前後は過去に売買が積み上がったところであり、すでにここを上抜けていることから下値サポートになることも考えられます。

3月19日から現在まで、急上昇が続いています。利益確定の売りなどで、若干の調整が入るかもしれません。値動きが小さい場合、しばらくは21,500円と23,000円の間でもみ合うこともあり得ます。

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